2024年12月31日
おはようございます
大晦日当日
サンコスメにあるベーカリーレストラン「Mimbre」からです
ここは確かコロニア時代の建物だったかな
綺麗なレンガの路地奥に屋根付きの屋外ダイニングエリアがある
その中の一軒が僕と彼女がやって来た「Mimbre(ミンブレ)」というカフェだ
あまりにも腹が減っていたので、メインのパン料理が来る前に一人フライングでクロワッサンを先にいただく
カフェラテとクロワッサン
これだけでも立派な朝飯なんだけどね
一応メインはこっちです
Sándwich Mimbre(サンドイッチ ミンブレ)
179ペソ(約1300円)
フォカッチャで七面鳥の胸肉、季節のフルーツ、野菜、ベーコン、ヤギのチーズなどを挟んでマヨネーズとマスタードドレッシングが和えてある
で、こっちが彼女が注文したクロワッサンを使った料理
Croissant jamón y queso(クロイッサン ハモン イ ケソ)
144ペソ(約1040円)
こちらは七面鳥のハム、ヤギのチーズ、チェリー、マンチェゴチーズのグラタンを添えたクロワッサン
大晦日の朝食はベーカリーカフェから始まった
でも実は彼女はこの後一旦仕事に行く
シフト上、今日は休めなかったらしい
大晦日まで働いてるって大変だな
メトロバスのバス停で彼女を見送って僕は一度部屋に戻ることに
ん?
あれ? この大晦日に黄色いパンツが売られまくってるこの光景
どこかで見たぞ・・・どこだっけ?
・・・あ、ボリビアだ
ボリビアのラパスでこれを見たんだ
あれはまだ世界がコロナ騒動に包まれていた2021年の年末
僕はボリビアのラパスで年が変わる瞬間を迎えた
年末のラパスの広場に出てた屋台にこんな風に黄色いパンツが沢山売られていたのを覚えてる
あの時は年越しの何かのおまじないかなと思ってた
メキシコ人の彼女に聞いたところ、これもゲン担ぎ
黄色いパンツを履いて、パンツの中にお札を入れて寝て年を越せば新年はお金に恵まれるってご利益があるらしい
南米のボリビアで見て、ここメキシコでも見るって事は中南米全域に見られる風習なのかな
さて、大晦日のカウントダウンに行きます
夕方、彼女の職場のスターバックスで待ち合わせてコーヒー飲んで休憩したあとに一緒に僕の部屋へ
そして夜の21時過ぎにバスに乗って夜のレフォルマ通りに
もうすでに多くの人が通りを独立記念塔の方に向かって歩き出していた
そう、僕らは今回レフォルマ通りでカウントダウンする事を選択した
基本メキシコシティで年末年始のカウントダウンイベントに参加するならソカロという広場かこのレフォルマ通りになる
もちろん他にも色んな場所や会場でカウントダウンイベントをやってはいるが、規模の大きなもので言うとやはりソカロかレフォルマ通りになる
どちらも恐ろしく混雑するが、ソカロの場合はあの広場に入れるキャパの数倍の人が押し寄せるような気がしてた
そうなるともうソカロの広場に近づく事もままならなくなってくる
多くの人が一度にソカロを目指しすぎて、もうソカロに繋がる周辺の路地も人で動かなくなる
それに比べたらこのレフォルマ通りは全長が長い分、まだ動けなくなるような事態にはならないだろう
そう考えて僕らはレフォルマ通りでカウントダウンする事にしたのだ
僕らは人混みをかき分けながら天使の独立記念塔の前まで来た
一応今日はこの辺でカウントダウンを迎えようと思ってる
まだ時間もあるし、お腹空いたよねって事でその辺にいくつもテーブルを出してる屋台がある
そのうちのひとつの店の客引きに呼ばれてテーブルに座った
お店の人が作ってるメキシカンフードを見ながら何にしようか考えてる時だった
急に彼女が「ねぇ、この店もしかしたら良くないかも」っと言って来た
どういう事か聞いてみたところ、こういう人が多く集まるイベントにはカルテルなども関連した連中が屋台を出してる事もあるらしい
そういう場合、だいたいが料金が明記されておらず、料金を聞いてもはぐらかして来てハッキリ答えなかったりする
そして最後には高額な料金を請求される
これはメキシコの大きなイベントの屋台でよくあるパターンらしい
そういう屋台は客引きも結構強引だったりする
さっきこの屋台のテーブルに座るときも結構熱心な客引きに案内された
何よりさっきから彼女が値段を聞いてるのに全然答えない
これは本格的にそっちの店っぽいから「いくらか値段を聞いてからじゃないと注文しないよ。ケサディージャはひとついくら?」っともう一度聞いてみた
ケサディージャはその辺の屋台でよく売ってるせいぜい30ペソくらいの食事だ
こういうイベント時で少々高くても40ペソ以内に収まるだろう
そのケサディージャをいくらと言ってくるつもりだろう
向こうは何か上の奴と相談してる
「外国人観光客だから多少高めの値段言っても大丈夫じゃないか?」とか相談してるのだろうか
そして屋台のスタッフが僕に伝えて来た金額は・・・・
「ケサディージャひとつ350ペソね」
は?
ケサディージャがひとつ350ペソ??
通常の約11倍の金額
ナメとる
「0のケタひとつ間違えてないか?」と聞くと相手はバツが悪そうな顔をして黙ってクビを横に振るだけ
もちろんそのクソ屋台からは立ち去りました
皆さんももしメキシコで何かのイベントに行くことがあれば、こういう屋台には注意してくださいね
という訳で値段がしっかり書かれてる屋台でホットドッグ
もちろんこれだけじゃ足りないので、屋台でまともな店を探す
値段もちゃんと最初に教えてくれてお祭り価格内の値段だったので屋台でタコス
2024年最後の食事はメキシコっぽくタコスになった
本当はカウントダウン前にちょっと良さげなレストランで食事しようとしてたんだけど、このレフォルマ通りに面したレンストランだったのでカウントダウンイベントの為に閉まってました
さぁ、飯を食べ終わったらそろそろどこかに陣取らないと
もっと通りの中央に行くために前に進みたいんだけど、鬼ほど人がいて全然進めない
更に後ろからも人が来るのでどんどん押されるので進めないけど隙間に強引に体をねじ込み進むしかない
もう人がギュウギュウで危なささえ感じる
もし人の将棋倒が起きたら下敷きになって身動きも呼吸も出来なくなるだろう
事故が起きなきゃいいんだけど
本当にそう思うくらいのおしくらまんじゅう状態だった
自分一人ならまだいいんだけど、彼女も一緒
だから余計に心配で一瞬「本当に戻った方がいいかな?」っとさえ思った
それでも何とか通りの中央あたりには出来る事が出来た
もうこれ以上はヘタに動かない方がいいだろう
僕らはここでこのままカウントダウンを迎える事にした
後ろには天使の像、独立記念塔
前方にはステージがある
でもちょっと遠くてステージ上で何をしてるかはあんまり見えない
前方のグループが踊り出した
カウントダウンまでには色んなエンターテイメントが繰り広げられる
音楽ガンガンでもう野外ライブ状態だ
ベロベロに酔った奴をみんなで支えてやったり
ノリノリの曲でみんなで踊ったり
2024年の終わりアクティブな夜になった
踊り疲れた頃に時刻は24時前
さぁカウントダウンが始まるぞ
「シンコ!クワトロ!トレス!ドス!ウノ!セーーロ!!」
花火とともに2025年が始まった
日本を飛び出ようと思っていた2024年
その2024年に本当に日本を出て今では海外に拠点を置いている
新しい年「2025年」
色々あると言われてる年が始まった
この2025年もまた生き抜かないとな
年が開けたレフォルマ通りはまだ盛り上がったまま
その辺で人が輪を作り、その中で数人が踊り始める
ゲイみたいなヒョロっとした男性から2回も「一緒に踊らないか?」っと誘われた
何で男からなんだよ(笑)
多くの人が帰路につき始めたので僕らも人の波から逃れるために帰る事にした
この夜はウーバーもいっぱいで僕らはもう歩いて帰るしかなかった
なんとなくこうなる事は覚悟してたけどね
2時間近くも踊ったのも久しぶりだ
踊り疲れた体を引きずるように歩いて1時間近くかけて帰った
始まった2025年
前にも書いたけど僕のこのブログは2025年で終わります
あと少しですが2025年もよろしくお願いいたします