2019年3月4日
アリ族の村で一泊した僕らは早朝から次のムルシ族の集落に向かう為に移動を開始していた
この辺りは100を超える部族が生活してるエリア
今日訪問するムルシ族はジンカからすぐのマゴ国立公園という場所にいるらしい
マゴ国立公園内でムルシ族の村を訪問して彼らと触れ合い写真を撮らせてもらうのが主な目的
ガイドがマゴ国立公園を見渡せる場所に連れて行ってくれた
この景色の中に数多くの部族が住んでいる
たまに部族間同士での争いとかもあって隣の部族とちょっとした紛争とかもあるらしい
同じエチオピアの中で川が部族と部族を分かつボーダーになってるとの事
そんな話を聞きながらムルシ族のガイドと合流するポイントに着いたんだけど、ここで紹介されたガイドがなかなかのクズ
同じムルシ族出身らしいんだけどまぁ態度は偉そうだし、聞いてた値段より高い値段を払えと言ってくる
俺たちはすでにアルバミンチでアスマモさんがやってるツアー会社にドライバーとガイド込みの値段を払ってるので今更追加の金なんて払う気など1ミリもない
しかもどうしてもしょうがないような自体ならともかく、これはツアー会社のミスかこのガイドが値段を釣り上げようとしてるだけだ
なんでそんな状況でこっちが高めに払わないといけないんだ
まずここでその件で大揉め
ただこっちも全く引かなかったので結局は当初の値段で回れる事に
それが当たり前なんだけどね
ほんと出発前から気分悪くさせてくれるよな
事前に聞いていたエチオピア南部の人のウザさが早くも本領発揮してきます
結局このガイドで行く事になったんだけど訪問中もゴミみたいなアテンドしか出来ないわで散々でした
更にムルシ族の村に行く最中、山の中で目の前でトラックが人を2人跳ねるという壮絶な事故現場を見た
僕が車を降りて駆け寄った時、はねられた2人はもう意識がなかった
呼吸も浅く、1分に1〜2回しか呼吸出来てない 瀕死の状態
まだジンカの村に近い事から道を引き返して警察を呼びに行った
村でドライバーが警察に事情を説明してる時にあるムルシ族出身の男が近づいてきてこう言った
「ここから先に進みたければ警察の先導が必要になるからその金を払え」
・・・・はぁ?
何言ってんのコイツ こっちがむしろ警察を事故現場まで案内する状態なんだけど
警察沙汰になってるのをいい事にそれに便乗して観光客にたかって金をむしり取ろうとしてる
しかも話の内容を聞いてるはずなので自分たちの部族の人が2人はねられた事は知ってるはず
それを心配する訳でもなくむしろ仲間の事故を利用して金を得ようとする人間のクズだ
エチオピア南部の人間ってウザイをもう通り越して人としてどうかというレベルまで来てる
後から聞いたら結局あの2人はそのまま亡くなったそうだ
もう朝からショッキングな事故を見て、挙句このムルシ族出身の男性のクズっぷりを見せられて僕もKサンもすっかり部族訪問前からテンションが下がってしまった
結局色んなトラブルがあって予定より1時間遅れでムルシ族の村に到着
車を降りた途端に聞こえてくるのは「フォト、フォト、フォト」「ブルブルブル」
ブルブル言ってくるのは通称ブルブル攻撃と呼ばれていて、エチオピアの通貨のブルをくれ
つまり「お金ちょーだい」って言っているのだ
フォトはそのままだが写真を撮ってくれという事
観光客は彼らの写真を取る時一人あたりに対して5ブル払わないといけない
写真1枚ではなく、人一人に対して5ブルです
ちなみに赤ちゃんも一人に含まれます
さぁそんな訳で我々も当然写真を撮りました
さてこれで計いくらでしょうか?
答えは55ブルです(200円)
赤ちゃんを含め11人なので
ただこの人たち本当にお金に目が無いようで横でガイドが僕らが預けたお金から写真代を払おうとしてお金を取り出すと一斉に皆そっちを見る
なので全員をカメラ目線にさせるのは非常に困難でした
この女性は針を使って体にタトゥーを形取るムルシ族独特のボディータトゥーを施していました
あ、因みにもともとムルシ族は裸族なので上半身脱いでるのはここでは普通です
これをいやらしいとは思わなかったのと、彼らとしても元々の姿でいてるだけという事もあって僕は自分のブログにはボカシ無しで載せる事にしました
普通のタトゥーとは違いこれもまた美しいタトゥーだなぁと思った
もうボディーアートだよね
赤ちゃんと一緒なので撮影は10ブル
写真代を釣り上げるためか赤ちゃんをだっこして「フォト、フォト」言ってくる女性が多かった
もうご存知とは思いますがムルシ族は女性が奴隷に連れていかれるのを防ぐために自ら容姿を醜くくするために唇にお皿のようなプレートを入れるので有名です
女性の唇装飾のお皿のようなプレートは「デヴィニヤ」と呼ばれます
最近はエチオピア政府が部族に対してこのデヴィニヤを入れるのをやめるように言ってるらしいですが今の所これを取り止めようとしてる気配は無かった
ただ若い子達はたしかにプレート入れてなかったかな
この人たちは観光客の僕らに無関心で自分たちのいつもの生活をマイペースに送ってるだけだった
僕らとしても逆にこういうのを見たかったんだよね
この女性は最近までプレート入れてたのかな?
この日は入れていなかった
とにかく村にいる間、ムルシ族に囲まれて「フォト、フォト、フォト」と言われ続けます
正直これにはだんだん疲れて嫌になってきてしまう
耳たぶを使ってこういう妙技も見せて写真を撮ってもらおうと向こうも必死です
彼らからしても稼ぎ時って訳です
正直ガイドもがめつい奴で仕事出来ないわりに金だけはなんとか色んな理由をつけて釣り上げようとしてくる
僕らは1ミリも譲らなかったしコイツにはチップは渡さないと決めてたので余計な金は一切払いませんでした(ドライバーにはチップを渡しました)
結果、正直多少高く払ってでも前の記事で書いたアルバミンチのアスマモさんにガイドしてもらった方が絶対に良かったです
そして帰り道、エチオピア名物のパンクである
もうこれってお約束だよね
わかってます こっちも織り込み済みです
とりあえずドライバーがタイヤ交換し終わるのを待つしかない
なーんもない道 こんなところ自分たちで運転しててパンクしたら大変だよね
車とドライバーをチャーターしといて良かったです
途中活気あるマーケットが開催されてる町などを通りながら、明日ケニアに向かうための拠点コンソという村に送ってもらう
コンソからケニアとの国境モヤレに行くバスは朝の6時のみ
だから今日は前に進めないため、嫌が応にもこのコンソに一泊する事になる
到着したコンソ
とりあえず宿なんて予約してないので名前だけ聞いていたゲストハウスを見つけてwifiとシャワーが使えるかだけ確認してチェックイン
当然ですがWifiは無かったです シャワーはあるとのこと
宿泊したのはFaro Family Pension という宿
Faro Family Pension
- ロケーション:★★★★☆
- スタッフ :★★☆☆☆
- 価格 :★★★☆☆
- 清潔感 :★★☆☆☆
- WIFI :☆☆☆☆☆
※あくまでも個人的な評価です
いや〜〜キツかった(笑)
ここのメリットは場所がバスターミナルの目の前だという事くらい
シャワー使えると聞いてましたがシャワーを捻っても水すら出なくて宿の人に言いに行くと「洗面台の下にバケツに汲んだ水があるだろ?それがシャワーさ」と普通に言われた
これは宿が悪というかこの辺一帯が水不足のようだ
水のお代わりはもらえるのか聞いたけどそれもダメ(というか水がない)
結局この日のシャワーはこのバケツの水を頭から被るというものでした
夜になって軽トラックがバケツに水を汲んで到着した時は宿の人から歓声が上がってた(笑)
上記した通りWifiはありません 部屋がメチャクチャ暑かったけどファンなど無し
ドアを開けてるとマラリアリスクのある蚊が入ってくるのでプチ地獄でした
ただコンソという場所を考えると他の宿でも条件はほぼ同じだったと思う
たまたま同じ宿に日本人の女性がいたので明日は早朝から僕とKサンとSサンという女性の3人で国境のモヤレを目指す事になった
この日ネットも水もない宿で暑さに耐えながら汗だくで一晩を過ごした
最近まともなところで寝てないな
明日は長丁場の国境越えが待っている
それさえクリアしたら明後日の朝にはケニアのナイロビに着いてるはず
そこまでの辛抱だ
コメント
自分で行っといて文句ばっかだなこいつ
ふに様、コメントありがとうございます!
いや、まぁでも本当にガッカリだったんで・・w
それを嘘で褒めたたえた言葉で表現しろとでも?
毎日読んでくれてる人の為にもブログに嘘は書かないと決めてるんですよ僕は
ご返信ありがとうございます!
いや別に嘘はつかなくていいけど、客観的にみた時に「自分で行っといて文句ばっかだなこいつ」って思っただけ。別に好きにすりゃいいよ!w
俺だってわざわざ自分でブログ見に行ってこんなコメントしてるわけだしね!
ふに様、コメントありがとうございます!
自分で行ったって文句が出るような事態に遭遇した時は文句は出ます
>別に好きにすりゃいいよ!
はい、では今まで通り好きにしますね(笑)