2018年12月1日
ついに12月突入
そして12月1日になると同時にクリスマスマーケットに間に合うように急いで調整して来た日程と移動をこなしてドイツ入り
キルギスでロスしたあの1ヶ月 あの遅れを取り戻して本来の流れに戻ったぞ
僕を乗せたFlixBusはチェコのプラハから予定通りにドイツのドレスデン駅に到着した
ドレスデン駅は思った以上に大きく立派な駅だ
今日は宿を取ってないので野宿予定 なのでメインバッグを駅のロッカーに預けて街を観光予定だ
このドレスデン駅にはロッカーがあることは予めネットで調べておいた
この表示を見る限り、このロッカーは24時間制の料金
この時間に預ければ当然野宿しても明日の早朝ロッカーに荷物を取りに来ても料金はそのままだ
ドレスデン駅は24時間あいてるので例え何かの事情で夜中に荷物を取りに来たくなっても問題はない
何かあった時のための連絡先も書いてあるので特に心配する事はなさそうだ
駅構内には大きなスーパーもあって野宿用のスナック菓子などもここで補充しておいた
中央ヨーロッパに近くに連れてちょくちょく見かけるようになったこのミニキャベツ
なんて名前でどう調理されるんだろう
ドレスデンの駅を出て街の目抜き通りを北上する
途中美味しそうな屋台やベーカリーが目を引く
このパンって中身が何か入ってる訳じゃないただの穀物パンなんだけど、パンに焼印で文字が書かれてこうして展示してあると美味しそうに見えて買いたくなってしまうから上手いよな
こちらはクリスマス仕様のゴールドに輝くリンゴ飴
値段忘れたけどとりあえず高かったのだけは覚えている
あ、これドイツを代表するパンのプリッツェルじゃないか?
中に何か挟まって惣菜パンみたいにしてあるけどあの塩だけ付けてあるシンプルなプリッツェルが食べたいよな
で、
早速お買い上げ
これ以前、世界一周前にスペインに行ったときにフランクフルトの空港でトランジットだったんだけどそこの空港内で買って食べて以来だよなぁ
それより遡るとニューヨークに行った時にブロードウェイの屋台で買って食べた時以来だ
ニューヨークのはメチャしょっぱかった フランクフルトの空港のは塩っけが足りなかった
そして今ここドイツのドレスデンで丁度いい塩加減のプリッツェルを食べる事が出来た
うん 幸先のいい小さな満足度でドイツ旅スタートだ
目的の広場に向かうまでの通りにはミニ観覧車やメリーゴーランドが設置されておりここでも小規模なクリスマスマーケットが開催されている
これはドイツのクリスマスマーケットによくある子供向けの遊べるクリスマスマーケットだ
ドイツでは大人達がホットワインを飲んだり買い物したりする一般のクリスマスマーケットの会場の近くに小規模な子供が楽しめるクリスマスマーケットが開催されてる事がほとんどらしい
大人と子供 どちらも楽しめるよう配慮されたクリスマスマーケットってなんだかいいよな
僕も子供なんかいたら絶対一緒にクリスマスマーケット行きたいもんなぁ
ここをもっと北上して行くと一般のクリスマスマーケットの広場に出るはずだ
とりあえずそこまでマーケットのお店を見ながら突っ切ってみよう
この一際人だかりが出来ているのがドレスデンの主役のクリスマスマーケット、シュトリーツェル・マルクト(TheDresden Striezelmarkt)が開催されてる広場だ
ドレスデンのこの広場で開催されるクリスマスマーケットは別名シュトリーツェル・マルクト(TheDresden Striezelmarkt)という名称のクリスマスマーケットでドイツ3大クリスマスマーケットのうちのひとつに数えられる
シュトリーツェル・マルクトの名前の由来はドレスデン発祥のドイツの菓子パン「シュトレン」からきているそうだ
たしかにシュトレンはクリスマーケットに行くとそこかしこで売られている
ちなみにドイツ3大クリスマーケットというのはこのドレスデン以外にシュツットガルトのドイツ最大のクリスマスマーケットとニュルンベルクのドイツで一番有名なクリスマスマーケット
この3つをドイツ3大クリスマスマーケットと呼ぶ
ここドレスデンのクリスマスマーケットは1434年にスタートしたドイツ最古のクリスマスマーケット
今年2018年で584回目を迎える物凄い歴史を持ったクリスマスマーケットだ
まだ夕方前なのになんて人の多さだよ
屋台のお店の看板やディスプレイも凝った規模の大きなものが増えて来た
さすがは本場のドイツのクリスマスマーケットって訳だ
少し時間も早いし、せっかくだから夜のクリスマスマーケットの雰囲気を味わいたいのでしばらく近くのカフェで時間を潰して夜の時間にもう一度来てみる事にした
因みにシュトリーツェル・マルクト(ドレスデンのメインのクリスマスマーケット)が開催される場所はこちら
そして夜19時 ドレスデンのクリスマスマーケット「シュトリーツェル・マルクト」は昼間とは別物になっていた
ギネスブックにも登録されているというこのマーケットの中心に建つ6段のクリスマスピラミッド
これはこのシュトリーツェル・マルクトの目玉でもある
羊飼いや天使、サンタクロースなどクリスマスにまつわる人形がくるくると回っている
大きなクリスマスツリーに向こうには観覧車
夕方前は主婦が買い物帰りに寄って買い物してるだけのように見えたクリスマスマーケット
今は恋人達や幸せそうな家族づれが主役だ
みんな幸せそうで楽しそうだ
ヨーロッパに冬のあいだ長く影を落とす寒さが逆に恋人同士や家族達の距離を縮める結果になっている
これまで何百年もの間こうして何百万人もの恋人や家族がここドレスデンでのクリスマスを楽しんできたんだろうな
僕は一人でカリーブースト
オーストリアのウィーンでも食べたけどやっぱり本場で、しかもクリスマスマーケットで食べておかないと
あ、カリーブーストっていうのはソーセージにケチャップとカレー粉をかけただけのドイツ定番のファーストフードです
クリスマスマーケットの中には子供達がクリスマスのお菓子を体験で作らせてもらえるブースがあり、そこでは多くの天使レベルに可愛い子供達が見よう見まねでジンジャーブレッドクッキーを作っている
ただ単に屋台を出してるだけのクリスマスマーケットではなくてこういった趣向を凝らしてるブースがあるのがいいよね
僕が地元関西で見てきたヨーロッパの真似事にもなってないクリスマスマーケットは屋台を出してホットワインを売って、オーナメントやお菓子を売ってるだけのものが多かった
もっとこういうところを盗んで欲しいよな
マーケットを歩いてる最中に定番のホットワイン以外に多くの人が飲んでいる暖かそうな、そして甘そうな飲み物を見つけた
一見ミルクセーキのようで、上には生クリームが乗せられていてなんだかスタバで出される飲み物のようにも見える
お店の人に聞いたらアイアープンシュという飲み物でれっきとしたアルコールだという
これが僕が買ったアイアープンシュ
あ、自分普段お酒飲めないので本来なら絶対酒なんて買いません
これを衝動買いしてしまったのもクリスマスマーケットの独特の雰囲気にやられてしまってたのかもしれませんね(笑)
アイアーリキュールという卵のお酒がベースになってるらしいです
さしずめドイツの卵酒といったところでしょうか
酒が嫌いな僕でも甘くて意外に飲みやすい分、あとが怖いです
その後もクリスマスマーケット内を見て回ってたんだけどさっき飲んだアイアープンシュが予想以上に効いてマジでどっちを歩いてるか分からなくなるくらいフラフラになってしまった
思考があまり働かないのでちょっと近くのベンチに座って休憩して30分〜1時間ほど動かずに休んでた事だけ覚えている
普段全く酒を飲まない人間が流されて急に飲むもんじゃないですね
多分この世界一周の旅では2度と自分自ら酒は買わないだろう
少し落ち着いて酔いもさめてきたのでクリスマスマーケットで甘いもの探し
美味しそうなウエハースを見つけた
ひとつ1.5ユーロか 安くはないけどせっかくだからね
ひとつお買い上げ
ウン、普通 特段美味しくも不味くもない
まぁ屋台のお菓子ってこんなもんか(笑)
遅ればせながらシュトリーツェル・マルクト(Dresden Striezelmarkt)の看板登場です
写真上部の「584」という数字は先述した通り今年でこのクリスマスマーケットが584回目だとう回数を示したもの
しつこいようだけどドイツ最古のクリスマスマーケットだからね
時刻は夜の21時半 人の出は衰えを知らないどころか増え続けている
長い歴史を持つドレスデンのクリスマスマーケットに包まれて僕のドイツ初日は終わった
僕はこのあと野宿だけど不思議と不安はない
道ゆくカップル、夜の再開を喜び合う友人達、自分の子供の頃を思い出してるかのように今自分の子供を連れてクリスマスマーケットを楽しむ家族たち
みんな幸せでありますように