2019年5月11日
いよいよアフリカ大陸南端の喜望峰へ向う
喜望峰へ行く手段としてはバイクや車を自分でレンタルして自分の運転で行く、
もしくはツアーバスが出てるのでその辺の旅行代理店で申し込んでそれに参加する
僕は喜望峰にはツアーとかではなく自分一人で自力で行きたいと思ってたので、自分で車かバイクを運転して行く事にした
なので、まずは前日の夕方のレンタカー探しのお話から
ケニアで出会った日本人旅行者がケープタウンから喜望峰までバイクで行ったという話を聞いていたので僕もバイクで行こうかとバイクを探し始めました
ところがケープタウンのレンタルバイクはほとんどがかなりの大型バイクしか貸し出してない状況で原付と同じ位のバイクがなかなか置いてない
ようやく見つけたのがここ
近くのバイク屋に聞いてきたんだけどたしかに店頭にはスクーターが数台置いてある
ただこのスクーター、100ccでした
僕の運転免許抜粋証明書にはバイクは50ccまでしか運転出来ない旨が書かれているので、結果ここではスクーターを借りれませんでした
「一応タイやラオスなどで100ccのバイクは何度も運転してるからまず大丈夫だよ」って言ったんだけど、店員さんの返答は「やっぱり何か事故があった時にこの条件では保険が降りないので貸すわけにはいかないなぁ ゴメンよ」との事
うん、そうだよね
無理を言ってるのはこっちだし、やっぱりこの条件でバイクを貸してくれるところはなかなか無いだろう
そもそもまずケープタウンのレンタルバイクのお店に僕の乗れる50ccが置いてあるのを見た事がないんだよなぁ
これはバイクでは厳しいなと思い、第2候補のレンタカーを借りる事にした
僕は世界一周に出る前に国際免許証を日本で取ってきている
ただ国際免許証の有効期限は1年のみだ
僕が世界一周に出発したのが2018年2月28日
そして今が2019年5月10日なのでもう日本を出て一年以上経ってる為、国際免許証の期限は切れてしまっている
レンタカーを借りるにあたってこれがネックになるはず
ただ僕はタイのバンコクの日本大使館で取得した運転免許抜粋証明書を持っている
タイのバンコクの日本大使館で運転免許抜粋証明書を取った時の記事はこちら
これで借りれるかどうか イチかバチかで申し込んでみる事にした
僕が見つけたのは宿からも近いこのレンタカー屋
Around About Carsというレンタカー屋
Around About Carsの場所はこちら
ガレージのシャッターの横の細長い入口から入ります
鉄の門が閉まってると思うので左の壁についてるインターホンを鳴らしましょう
ガチャっと音がして鉄の門の鍵が解除されるのでそのまま2階(日本でいう2階)に上がってください
2階がAround About Carsの事務所
事務所はこんな感じ
明日車を借りたい事を伝えて運転免許抜粋証明書を見せたらアッサリOKが出ました
この用紙に必要事項を書き込んでいく
僕は一番安い小さな車を指定して、5月11日から5月12日まで1日借りました
料金はオートマが1日399ランド(約2900円)
マニュアル(ミッション)車が1日322ランド(約2400円)
あとここでの手続きの事務手数料として85ランド(約620円)取られます
僕はオートマを1日借りるので399ランド+85ランド=484ランド(約3550円)
これが1日のレンタル費になります
あとはこれに当然使った分のガソリンを入れて返すのでそれを計算に入れとくぐらいです
これが僕の借りた車 ヒュンダイですね(笑)
ガソリンは満タンの状態で貸してくれました
最初にどこにすでに傷があるのかをスタッフと一緒にチェックします
特に気になる点がなければ早速運転開始
喜望峰に行くにあたってまずはケープタウンの街を抜けなければ
ナビはスマホのmaps.meのナビを使いました
少し走るとすぐにいかにも郊外へ行くような縦貫道路に出た
これは実質南アフリカの高速道路のようなもの
高速と同じようにジャンクションや降り口があるのでもう走ってる感覚は完全に高速道路
なので降りなきゃいけないところで降りたいんだけどmaps.meのナビのアナウンスがどうしてもワンテンポ遅くて、本来降りないといけない出口を通り過ぎてしまう
間違ってそのまま走って行くハメになって、次の新しいルートをナビに検出させて今度はmaps.meのナビのテンポの遅さも計算に入れてある程度自分でルートを把握しながら走っていく
これに慣れるまで最初1時間ほどかかりました
一人でスマホの画面を常に見ながらの運転なので忙しかったけど、一度掴めて慣れてしまえばもうこっちのもん
景色も海沿いの景色に変わって来て喜望峰に向かって順調に南下して行きます
この海沿いのルートはチャリダーの宝庫だった
バイカー、チャリダーともにすごい数
みんな自分で喜望峰を目指してるんだな
せっかくのアフリカ縦断のゴールはそうでなくっちゃね
またレンタカーの良いところは自分の好きな所で車を止めて、好きに写真撮ったり出来るところ
好きな景色で好きなタイミングで車から降りて休憩して写真撮ってって出来る自由度につきるかな
ツアーバスなんかじゃこうはいかない
そしてケープタウンを出て2時間ほどして喜望峰のある国立公園のゲートに到着
ここで入場料を払います
これがチケット 車の乗り入れも含めて303ランド(約2200円)
まぁまぁ高い
そしてここからはまたなかなかの絶景の中をドライブ
僕がまず最初に目指すのはケープポイント
そこに行ってから喜望峰に向かう
ケープポイントから喜望峰までは1キロちょっと 車で10分かからない距離だ
ここがケープポイントの入口
目の前には大きな駐車場があるので車を停めてここから歩きかケーブルカーで上に登ります
これがケープポイントのケーブルカーの料金表
大人の往復で80ランド(約580円)
帰り道のことも考えたらここで変に時間かけたくなかったので僕は往復のケーブルカーのチケットを買いました
これがチケット
早速ケーブルカーに乗って頂上へ行こう
すげぇ霧がかってた(笑)
喜望峰が本当のアフリカ最南端では無いのはもう多くの人が知ってると思うがこのケープポイントも実は喜望峰よりも南にある
ケープポイントの岬の先端は急峻な崖に囲まれ立入禁止になっているが、岬を展望できるところまでさっきのケーブルカーで登ることができるようになっている
この時はちょっと霧がすごくてイマイチ周りの景色をちゃんと見る事が出来なかったけど、ここを踏みしめる事に意味があったのでひとまず良しとする
これがケープポイントを示す標識
みんなだいたいここで写真撮ってるので人がいなくなるまで待つのが大変だった
ケープポイントを後にしたらあとはひたすらメインの喜望峰を目指すだけ
先述したようにケーポポイントと喜望峰は目と鼻の先だ
標識の示す通りに進んで行くと観光バスが沢山停まってる駐車場があった
多くの人が1箇所のポイントに集まっている
あそこが喜望峰か
いや、それにしても噂には聞いていたが汚い海だ(笑)
行った人からもよく喜望峰は看板があるだけであとは汚い普通の海と聞いてはいたが本当に汚い
なんだかアフリカ縦断のゴールがこんな海なんてここだけ現実的だなぁ
インド人がめっちゃ団体で来てた
これが例の喜望峰の看板か
先に進んでた多くの旅仲間がすでに到着して来た場所
そして僕の世界一周の中でのアフリカ縦断のゴールとなる場所
ここを目指してエジプトから陸路でアフリカの半分以上を自分一人で南下してきたんだよな
アフリカに入ったのは1月の中旬だった
あれから約4ヶ月が経ったのか
4ヶ月過ごして来たアフリカのゴール 喜望峰
ここは間違いなくゴールでアフリカ旅の節目になる場所
でも不思議とあまり感慨深さは無い
なぜならここで終わりではないから
アフリカ旅はもう少し続くし、僕の世界一周はまだまだ続く
むしろ一旦の節目を迎えた事でここからまた次の旅が始まる
僕にとってはそういう場所なんだ