2019年8月26日
今日僕はキエフでとある旅仲間を待たせている
僕より先にキエフ入りして僕を待ってくれてるので何としても今日の夕方にはキエフについて再会を果たしたい
という訳でウクライナのリヴィウから首都キエフにバス移動します
キエフ行きのバスが出るリヴィウのバスターミナルの場所はこちら
リヴィウの鉄道駅の少し手前が小さなバスターミナルになってます
リヴィウのバスターミナルに着いたのはいいんだけど自分のバスがどこに停まってるのかが全然わからない
同じようにキエフ行きのバスを探してたアルジェリア人のお兄さんと一緒に僕らのバスを探す
ロシア圏なので英語が壊滅的に通じないのでグーグル翻訳でキエフ行きのバスがどこに停まっているのかをそのへんのオジサンに聞くと、本当に何でもない場所連れてかれて「ここで待ってろ バスはもうすぐ来る」と言ってそのオジサンは立ち去っていった
それでもアルジェリア人のお兄さんと一緒に「本当にこんなところで合ってるのか?」と不安になってさらに周りの人に聞き込みを続けるも同じ場所を指定されるので信じて待つことにした
そして本来バスが出発する予定時刻より10分遅れでキエフ行きのバスが僕らの待ってるポイントにやって来た
そして10時間以上にわたるバス移動で僕はウクライナの首都キエフに到着した
到着したバスターミナルから今日僕が予約しているホテルまでは結構距離があるため地下鉄を乗り換えながらホテルの最寄り駅まで行く
そして夕方ようやく今日僕が旅仲間と落ち合う予定になっているホテルに到着した
ここです
この世界一周でこんなでっかい建物のホテルに泊まるのは初めて
ウクライナ物価が安いので旅仲間と再会する時ぐらいは少しの贅沢ぐらいいいよね
三ツ星ホテル!
ちゃんとしたまともな三ツ星ホテル
フロントも超広い!
僕が泊まったのはホテルミール
場所はここ
今日泊まる部屋はこれです
部屋にはアメニティやら紅茶が置いてある
こういうの久しぶりだ
部屋と同じフロアにはジムもある 使ってないけど
そしてこんなバックパッカー旅には贅沢なホテルに泊まって再開したのは誰かと言うと・・
彼です!
去年の夏中央アジアのキルギスの日本人宿で出会った自転車で世界一周している濃いめの旅人Oサン
キルギスの後ウズベキスタンのサマルカンドでも僕らは再会した
それ以来だから約1年ぶりの再会だ
彼はつい先日まで諸事情で少しの期間日本に帰っており、日本からまた旅の続きを再開するためにトルコに飛ぶ前に僕がウクライナに行くことを知ってわざわざ再会のためにウクライナのキエフに立ち寄ってくれたのだ
ホテルへのチェックインもそこそこに早速Oサンと一緒にキエフの街を歩いてみることにした
まず最初にやってきたのはここ
キエフで「怪物屋敷」とか「キメラの家」と呼ばれる アールヌーボー様式ながら建物に様々な怪物や動物の彫刻が施されている建物
以前は見ることができなかったらしいんだけど大統領が変わってから建物の前の道が解放されたので目の前まで行くと見れるようになった
ただしここは敷地の中には入れないので外から外観を楽しむのみ
一応名前のある芸術家が作ったらしいんだけどなんつーセンスだよまったく(笑)
怪物屋敷を見た後はキエフの独立広場へと通じる道を歩いてたんだけどそこにウクライナの悲しい過去を象徴する慰霊碑がたくさんあった
ただこれはまだちゃんとした慰霊碑
先程のような石版の慰霊碑に名前を刻まれてる人もいれば、その辺の道の木に写真と花とその人の名前や年齢の書いてある説明書の紙が木に巻きつけるように貼られているようなものもある
これは2014年に起こったウクライナ危機で亡くなった人たちだ
ウクライナ東部のロシア系住民と西部のウクライナ系住民との対立が首都キエフ、南部のオデッサで戦闘になりほぼ内戦と言ってもいいほどのダメージを負った出来事
さらに追い打ちは続く
ロシアのクリミア侵攻でウクライナのクリミア自治共和国の空港が武装勢力によって占拠され、それを機にロシア軍とウクライナ軍が衝突しロシアの支配下に置かれるような事態となった
たしかにクリミア半島は1783年〜1954年まで171年間ロシア領だったのは事実
でもクリミア侵攻が行われるまでクリミア半島は紛れもなくウクライナ領土だった
ロシアによるクリミア編入を正当化しているがウクライナは当然そんな事を認めていない
世界の反応もまた同じだ
あ、中国だけはロシアよりの声明出してましたね あの国だけは
結局今はクリミアはロシアの実効支配下に置かれている
またロシアはクリミア半島とロシア本土を繋ぐ「クリミア大橋」まで作ってしまいクリミアとロシアの繋がりをより一層深く印象付け後戻り出来ないような状態に持って行ってる
ロシアとウクライナの軍の衝突で多くの若い兵が犠牲になったクリミア問題
今の時代でも紛争や戦争って結構あちこちで起こってるんだなぁと嫌でも実感してしまう場所だ
今まで僕の嫌いな守銭奴みたいな日本人の貧乏バックパッカーが物価が安いというだけの理由でウクライナで沈没してきてるのを数人見て来た
でも物価が安くなったのは2014年のウクライナ危機とクリミア問題でウクライナの通貨価値が半分近くになってしまったから
そんな悲しい過去や背景を省みず、ただ物価の安さでこの国に沈没するような能天気で金で物事決めるクソ旅人が今でも大嫌いだ
俺はそうならないようにお金もこの国に落としてしっかりこの国の過去を踏まえながらダラダラせずに観光して行くぞ
話がちょっと逸れてしまったけど次にOサンと向かったのは大統領があまりのチョコレート好きの為に作らせたと言われるチョコブランドのお店
ここ 「ROSHEN」というお店
ウクライナの色んな場所に支店があるので見かけた人も多いと思います
チョコレートを売るだけの店とは思えないほどの広さで、僕らが行った店は1階と地下1階にまで売り場がありチョコレートが所狭しと並べてあった
ROSHENのチョコは専門店でなくてもスーパーなどにもほぼ売られて居るのでウクライナのどこでも買える
たださすがにスーパーだとここまでの種類と品数は無いのでバラ撒くお土産としてガッツリ買いたい人は正規店に足を運ぶ事をオススメします
ROSHENのタンブラー
日本じゃ手に入らないからレアアイテム
この辺のラインナップはスーパーでも買えます
チョコレートショップの展示とは思えん
チョコレートだけでこの店舗 豪華な店だなぁ
僕は2個ほどチョコレート買いました
Oサンも2つくらい買ってたかな
ウクライナに来たらROSHENブランドのチョコレート是非食べて見て
普通に美味しいから
その後もいくつかの観光場所を周りながらたどり着いたのはキエフ市内の北に位置する聖アンドリーイ教会
僕らが訪れた際は教会の内装工事の為に教会の上には登れませんでしたが、教会の1階部分と敷地内から教会の外観と景色を見ることが出来た
この教会は高台に建てられてるのでこの敷地内から周辺の景色を見渡すことができる
階段を登って敷地内を見て回るのには入場料20フリブニャ(約90円)
また聖アンドリーイ教会周辺には屋台のお土産物屋が並んでるんだけどここで売られてるTシャツが結構シャレが効いてて面白い
ハードロックカフェ チェルノブイリ(ありません!笑)
僕はここでTシャツを1枚買いました
ウクライナ人からしたら自虐的なTシャツだけどユニークだよね
夜はOサンとホテルの近くのウクライナチェーンの寿司屋で改めて再会を祝した
チェーン店のお寿司にしては結構美味しいんだよねここ
ウクライナでこんな美味しいお寿司が食べれるとは思わなかった
Oサンは味噌ラーメンも注文してご満悦
僕らはここ次の日もリピートした
明日はここキエフで日本ブランドのとあるラーメン屋に行って来ます