2020年2月23日
こんばんは
引き続きリオデジャネイロからお送りします
昨日の記事の続きからです
午前中から夕方にかけてマラカナンスタジアム →コルコバードのキリスト像→コパカバーナビーチを見て回った僕は夜のリオの街で夕食を食べ、とある場所へと向かっていた
実はコパカバーナビーチの近くにある日本人宿でリオのカーニバルのチケットだけを手配してもらってたのだ
チケットを手配してもらっただけで宿泊はしていない
この宿はブッキングドットコムなどには掲載されてない(多分許可を取らずに潜りでやってる)し、チケット代を振り込んでもメールの返信が無かったり正直ちょっと色々心配でちゃんとしてない雰囲気を感じたので宿泊はしないでおいた
今からその日本人宿に向かいチケットをもらってそこに宿泊してる人達と一緒にリオのカーニバルの会場に向かうのだ
因みにリオのカーニバルのチケットだけど席がブロック分けされてます
安いブロックから値段の高いブロックまであるんだけどその中でも一番いいブロックが「セトール8」というブロック
ここで言うSetor(セトール)とはポルトガル語でカテゴリーとかセクターとかそういう意味です
よくサッカー観戦行くときにチケット買うときも座席のカテゴリーごとに値段が違うでしょ?
あれと同じです
セトール8は外国人観光客からも人気です
なぜセトール8が人気で値段が高いかというとカーニバルの審査員席に近いから
ではなぜカーニバルの審査員席に近いとなぜいい席なのか
それは審査員席がこのカーニバルの中央に位置してるから
パレードを進行する演者たちは審査員席の前で少し止まって、いい点をつけてもらうためにアピールタイムと言わんばかり審査員席の方を向いて踊ってくれるのだ
セトール8はその審査員席とほぼ同じ位置にブロック分けされてる
大手セトール8は一番カーニバルが見やすくて審査員と同じようにアピールタイムも見れるということで人気になっている
ただこの席は値段も少し高くなるためにどちらかと言うと外国人観光客とローカルのお金持ちがやってくる席だ
これがリオのカーニバルのセトール8のチケット
これを持ってセトール8の入り口ゲートに向かう
日本人の宿泊客の人たちと一緒に会場に向かったんだけどお客さんによって購入してる席が違うので会場前まで来たところでほとんどの日本人とはバラバラになった
セトール8のチケットを買っていたのは僕ともう一人日本人の20代の男性のみ
入場ゲートでセキュリティチェックを受け中に入ると会場の中はまるで遊園地のようになっていた
なんかフランスのパリで年越しのカウントダウンをした時も街の中にこんな場所があったな
何らかの事情で一度でも会場から出るともうチケットを持っていても再び入場することはできないので会場から出るようなことは避けた方がいい
でもご心配なく
会場内には飲食店もバーも多数あるのでお腹が減って食べ物に困る事っていうことはない
入場して周辺を少し見終わったら早速自分たちのセトール8の座席確保に動こう
というのもこのカーニバルの観客席には座席番号というものがない
座席と言っても観客席は階段上になっているので階段に座るような感覚の席だ
そして座席番号がないので場所取りは早いもん勝ちになる
僕らが席を確保に動いた時はまだ幾分かのスペースが空いていたが、僕らより1時間ぐらい後に会場に来た人達は席がなくてどこに行けばいいのか困っていた
そして席を確保に客席に行った瞬間目の前にとんでもない光景が飛び込んで来た
物凄い人
物凄い装飾のパレード車
物凄い衣装
物凄い熱量
これが世界的に有名なリオのカーニバルか
歴史を遡るとリオのカーニバルが始まったのは1723年
これまで約300年も続く世界最大のカーニバルだ
上の写真の惑星の上で宇宙服を着た人が踊っているのが見えるかと思う
そして惑星の下にも人が何人も乗っているのが見える
この演者たちが今向いてる方向が審査員席
僕らはセトール8のブロックだったので贅沢な視点から見れた
ちなみにこれが2020年のリオのカーニバルの優勝チーム
僕はブラジルにいる間カーニバルの結果を知らなかったのでこの後行くことになるパラグアイで初めてこのチームが優勝したと聞かされた
パレード車の一番上の真ん中辺りがくぼんでるのが見えるだろうか?
実はそこから水の入った水槽がせり上がってくるのだ
その水槽の中に人魚のしっぽをつけた女性が泳いでいるというもの
その他にも豪華なバレード車が次々にやってくる
もうロールプレイングゲームに出てくるボスみたいなキャラを積んだ車がどんどん会場に入って来て一個一個に興奮してたらキリがないくらい
ひとつひとつ解説してられないのでここからはカーニバルの様子を写真でご覧ください
なかなか凄いでしょ?
観客席でも踊ってる人は沢山いるので騒ごうが踊ろうが全く問題なしです
たまに珍しくボックスを使ったパフォーマンスをするチームもいる
これなんかもう宗教やん(笑)
このカーニバルには実際宗教色の強い演出が施されてる物も多い
それはもともとこのカーニバルが謝肉祭だからだ
もはや踊りではなくてこれら痛車のグレードを競ってるかのようなカーニバル
本来リオのカーニバルってサンバの踊りを競い合うコンテストのパレードなのでそこだけが少し残念だったな
もちろんこんな豪華な痛車 ?が人の目を引いて盛り上げることに一役も二役も買ってるのは分かるんだけど車がメインになるのではなくサンバの踊りで勝負して欲しいところですね
ほんとどんだけ金かかってんだよこの痛車
普通のサンバのチームで自分達だけでここまで出来ないよな
多分国かダンスの学校からお金が出てるのかな
夜中の1時を過ぎる頃からさっきまでいっぱいだった向かい側の客席に空いてるスペースが目立つようになった
つまり自分の応援してるチームなどの行進が終わって帰る人が出てくるのだ
リオのカーニバルは夜の7時、8時から翌朝の5時ぐらいまで続く
よほど体力のある人じゃないと全てを見るのはしんどいと思う
なのでだいたい夜中の2時とか3時くらいに会場を後にする人が多い
それにしても凄まじい規模のパレード
こりゃ世界中から人が集まるのもわかるわ
次ブラジルに来るなんていつになるか分からないから見れる時に見ておこうと思ってこの世界一周にブラジルのリオのカーニバルを見ることを以前から考えていた
でも来て正解だったな
地球の裏側で行われてるこんなスケールのでかいお祭りに参加出来たのだから
この異様な盛り上がりは忘れたくても忘れられないだろう
リオのカーニバルは毎年行われる祭典
皆さんも是非一度は参加して見てください
盛り上がること間違い無いので!