世界一周中に迎えた3度目の誕生日 パラグアイからアルゼンチンに陸路移動

2020年3月9日

アスンシオンの日本人宿「らぱちょ」で 朝目を覚ましコーヒーでも飲もうと共有スペースに行くと、 ケーキが用意されていた

宿のオーナー夫妻の奥さんが「あ、おはようございます そして誕生日おめでとうございます!」と言った

そっか今日は僕の誕生日だった

アスンシオン

でも待てよ 何で昨日この宿に来て会ったばかりの宿のオーナーが僕の誕生日を知ってるんだろう?

僕のFacebook から誕生日を知ってトシさんが教えたのかな?と最初は思った

僕が不思議そうにしてると奥さんが「昨日ほら、チェックインのときにパスポートをコピーする為に預かったでしょ」と言った

そっか 確かにそうだった

でもまさかあの時にそこまでしっかり見られてるとは思ってなかった

奥さんが気を利かして急いでケーキを作ってくれたらしい

「普段はね早めに誕生日がわかった時すぐにケーキを注文して用意するんだけど、昨日チェックインされた後にすぐケーキ屋さんを見に行ったんだけどいいケーキがなくてね。急遽私が作ったの」

そう言いながら宿の奥さんはケーキの上のロウソクに火をつけた

アスンシオン

宿の中にいた女性バックパッカーとトシさん、そして宿の奥さんがハッピーバースデーの歌を歌ってくれた

あの歌が始まってから終わるまでの短い間っていうのはなんとも照れてしまいどうしていいかわからない時間だ

でも同時にこんなオッサンの誕生日を朝から祝ってくれるなんて本当にありがたい

目の前で起こっていることに感謝をしながら歌が終わるのと同時にロウソクの火をフウっとと消した

拍手をしてくれるみんなに「ありがとうございます」とまだ少し照れながらお礼を言い、作ってもらったケーキを皆で分けながら食べた

僕が世界一周の最中に誕生日を迎えたのはこれで3度目

一度目はまだ東南アジア

あれはマレーシアのペナン島にいる時だった

2度目はアフリカのケニアのナイロビ

そして3度目がこのパラグアイのアスンシオン

僕は今日またひとつ歳を重ねた

ケーキを食べながら僕がこの後アルゼンチンに向かってさらにウルグアイに行こうとしているということを話した

すると女性バックパッカーの子が「ウルグアイに行かれるんですか?」と聞いてきた

「私ウルグアイからこのパラグアイに飛んで来たんですよ。ウルグアイって物価が安いとイメージしてるバックパッカーが多いんですけど、思った以上に高いので気をつけてくださいね」

そう教えてくれた
確かに僕もなんとなくだけどウルグアイって勝手に物価が安いイメージを持っていた

ウルグアイといえば第1回目のサッカーワールドカップが開かれた国で小国なのにサッカーがめちゃくちゃ強いという事

あと世界で一番貧乏な大統領として有名だったムヒカ元大統領しか知らない

そのイメージも強いせいか僕も勝手にウルグアイは物価が安い国だとなんとなくて思ってしまっていた

ちなみに世界で一番貧乏な大統領ホセ・ムヒカさんの2012年のリオ会議でのスピーチには当時感銘を受けた

僕はそのスピーチを聞きながらこういう人が国のトップになるべきだなと思ったのを今でも覚えている

ホセ・ムヒカさんのスピーチは「世界で最も貧乏な大統領の世界一素晴らしいスピーチ」というタイトルで YouTube で日本語訳のついたものが出てくるので是非皆さん一度見てみてください

ケーキを食べ終わりしばらく皆と談笑したらすぐにドミトリーの部屋に戻って荷物をまとめた

僕は早速今日アルゼンチンに向かうバスに乗る

アルゼンチンの首都ブエノスアイレスを目指すつもり

パラグアイとアルゼンチンの国境はここから近いけどブエノスアイレスは遠い

今日のお昼過ぎのバスに乗って明日の朝に着くので20時間ぐらいのバス移動になる

ひとまず昨日到着したバスターミナルに戻ってチケットを買わないと

荷物をまとめてチェックアウトの準備を始めてると宿の奥さんが「バスターミナルに行くんでしょ?それならすぐそこの交差点から南に向かうバスに乗ればどのバスでもバスターミナルを通るから」と教えてくれた

宿の奥さんに挨拶をして11時25分、日本人宿らぱちょをチェックアウト

その10分後に教えてもらった交差点で15番のバスを捕捕まえて乗り込む

アスンシオン

11時45分 バスターミナル到着

アスンシオン

バスターミナルの2階が各バス会社のチケット売り場になっているのでその中からブエノスアイレス行きのバスを探す

僕が見つけたのはLa Santaniana S.A というバス会社

出発時間はお昼の12時30分

時間もちょうどいい

ブエノスアイレスまでの料金は500000グアラニー(約7500円)

距離も距離だししょうがないんだけど思ったよりも高い

でも南米を旅した旅仲間からアルゼンチンやチリのバスはすごくいいバスで値段も高いと聞いていた

これに関しては金に糸目つけてたら移動が出来ない

バスターミナル内で余っていたパラグアイの通貨グアラニーの小銭でオレンジジュースを飲む

オレンジジュースを飲む僕の隣では小学生ぐらいの子が靴磨きの仕事をしている

アスンシオン

逞しいよな

僕らは日本みたいな贅沢な国に生まれても、その環境に感謝する気持ちを忘れてる気がする

オレンジジュースを買ってもまだグアラニーが残っていたのでバスの中に持ち込むペットボトルの水を買う

バスターミナルの中には両替商がいるので残ったグアラニーをアルゼンチンペソに両替

あとはチケットチェックを受けてバスがやってくるプラットホームでバスを待つだけ

アスンシオン

アスンシオン

12時20分

僕の乗るバスがプラットホームに入ってきて、運転手に再びチケットチェックをされる

チケットチェックが終わったら次はパスポートのチェック

そして最後に荷物を預けて乗車

アスンシオン

アスンシオン

高いだけあって中は本当に豪華

リクライニングどころか寝れるぐらいまでシートを倒せれる椅子に一人一人カーテンで仕切りがついている

天井からはモニターが開いて夜まで映画を流してくれる

シートの配列は2列と1列

チケットを買った時に僕が一人なのでバス会社の人もちゃんと一人用の席にしといてくれた

アスンシオン

上の写真左側が僕のシート

アスンシオン

みんな乗り込んだらそれぞれカーテンを閉めてプライベート空間を作り快適なバス移動の始まり

12時35分 バスはアルゼンチンに向けて出発

そしてお昼14時にパラグアイとアルゼンチンの国境に到着

ここでは全員自分の荷物を全て降ろしてイミグレーションに並ぶ

国境にいるポーターが金をもらうために荷物を勝手に持って行こうとするのでそれを止めて自分で荷物を持ちまずはパラグアイの出国審査

あっさり出国のスタンプをもらう

ちなみにこのパラグアイとアルゼンチンのイミグレは建物が隣同士なので、パラグアイの出国が終わればそのまますぐ隣の建物でアルゼンチンの入国審査を受けれる

コロナウイルスの影響で僕だけまた入国審査が長くなってしまったらどうしようという不安が一瞬よぎった

が、ブエノスアイレスで泊まるホテルの名前と住所だけ聞かれただけで、すぐにスタンプをもらえてアルゼンチンに入国完了

入国審査が終わった後に荷物を X線に通してからバスにもう一度自分の荷物を積み込んで終わり

15時、バスの乗客全員の出国審査と入国審査が終わり再びブエノスアイレスを目指して出発

夕方過ぎにバスにも関わらず飛行機の機内食のようにベジタリアンかお肉も食べる人かを聞かれて食事が配られる

アスンシオン〜ブエノスアイレス

食事が配られ終わったら飲み物を聞かれる

映画もひとつ終わるとすぐに次の映画が始まる

これは至れり尽くせりだな

昼過ぎまでパラグアイにいたのに今はもうアルゼンチン

誕生日に2つの国にいるのは初めてかもしれない

バスの弱いWifiを使ってLINEを開くとパラグアイのイグアス移住区の民宿小林で一緒に過ごした旅仲間から動画が来ていた

民宿小林を出た後に旅仲間が何人かブラジルでまた集結してレストランから僕の誕生日に向けたメッセージ動画を送ってくれていた

バスのWifiがひどいのでメッセージを全てを見れなかったけどみんな彼の気持ちは受け取った

世界一周中に迎えた3度目の誕生日

僕は残りの南米の国とオセアニアを見て回ったら今年中に日本に帰るつもり

世界一周の中で迎える最後の誕生日を味わいながらバスの中で眠りについた

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