2022年10月5日
おはようございます
昨日の続きから
昨日の記事を読んでない方はこちらから
さて、午前中のうちに引越しも終わった事だし新しいクリスの家の冷蔵庫に色々自炊の食材も入れたいので買い出しに出て来ました
買い出しついでに以前から気になっていたカフェへ行ってみる事にした
ここ
Merlo Coffee Cafe Southport(マーロ・コーヒーカフェ サウスポート)
マーケット内にあるカフェだから買い物にきた人達で結構いっぱいだった
まずはFlat White(フラットホワイト)を注文
そしてローストビーフのサンドイッチ
めちゃ美味そう
因みにローストビーフのサンドイッチが12ドル
Flat White(フラットホワイト)が6ドル
最高ですわ
あぁメキシコにいた時みたいに毎日カフェで食事したいな
こっちでは高くて毎日なんて行けないからね
いや、本当は仕事してお金稼いでるから行けるんだけど高くて割に合わないからたまにしか行かないって感じかな
こっちでは確かに稼げるけど、贅沢しだしたらあっという間に金が飛んで行く
貯金もしたいし節約していかないとね
カフェで食事を終えたら買い物へ
今日は新しい歯ブラシ買いました
2本入りの木で出来た歯ブラシ
これなかなかいいよ
夜食も2日分ほど買っておいた
買って来た鶏肉や野菜などの食材を冷蔵庫に入れて、この新しい家で生活する準備が整った
そして新しい家で夜ごはんを作っていた時にそれは起こった
夜の21時前にキッチンで食事を作っていたら家のオーナーのクリスが話しかけてきたので、他愛もない話をしていた
その時にふと年齢の話になった
年齢を聞かれたので答えたらクリスが驚いて、困惑したような表情を浮かべ始めた
何でかな?っと思いながらもクリスの年齢を聞くとクリスは僕の2つ年下だった
僕はよく実際の年齢よりも10歳以上若く見られる事が多い
だからクリスもまさか僕がクリスより年上なんて思いもしなかったのだろう
でも、だからと言ってそれが何だ?って僕はまだ思っていた
しかしクリスの態度は明らかに急変していった
クリスは僕に早口で何かを言い始めたが、僕はイマイチ聞き取れなかった
ただ年齢についての事をクリスが話してるのは分かる
でも年齢の事だけでこんなにも態度が変わって怒ったりするものなのか?
僕の英語力が低いから気づいてないだけで本当はもっと別の事で怒ってるのだろうか?
クリスが僕を見て英語を理解出来てないなっと判断して、オーストラリアに住んでる知り合いの日本人に電話をかけはじめた
そしてそのネイティブなみに喋れる日本人を間に挟んで通訳してもらい、事情を聞いたところクリスの言い分はこうだ
「俺はこの家での一番の年長者じゃないといけない。だから俺より年上をこの家に住まわせるつもりはない。」
なんだそりゃ!?
じゃあ俺が聞き取ってた言い分で間違い無くて、こいつは今そんな年齢の事だけで起こり始めてるって訳か
それなら俺がインスペクションに行った時に年齢確認しとけよ
そして通訳に入ってくれてた日本人が電話口で「なんか別の家を探して出て行って欲しいって言ってますよ」っと言った
いきなり出て言って欲しいと言われても僕はもう2週間分のレント(家賃)も払ってる
ただここはクリスの家だし、そこまで嫌がられるなら僕としても今後住みづらい
僕「じゃあすでに2週間分のレント(家賃)を払ってるから2週間後に出て行くという形でいい?その間になんとか別の家を探すよ」
クリス「いや、1週間だ。1週間で新しい家を見つけて出て言って欲しいんだ」
はぁ・・?
今どれだけゴールドコーストで家探しが難しいかこいつ分かってるのか?
あげく、僕が住みたいと思ってる職場にも近いサウスポートはアジア人が多く住んで居て部屋探しも激戦区だ
ハッキリ言って1週間ではどうしようもない
でも、もうこの時にはこんな事を突然言い出すクリスにも嫌気がさしていた
「分かったよ。もう1週間後に出て行くよ」
その返事でようやくクリスも納得して部屋に戻って行った
なんで年齢がそこまで重要なんだ?
そんな理由で入居したばかりの人を1週間後に追い出すとか意味が分からねぇ
しかもこれからの1週間お互いに気まずいじゃないか
ホントふざけた野郎だ
でも、こうなってしまった以上しょうがない
あと1週間後にはここを出ないといけないんだ
なんとか次の家を探すしかない
そう思いながらようやく中断してた夕食を作り終えた
そして、その夕食を自分の部屋に持って行こうとした時に廊下の扉が開いてクリスが出てきた
クリス「なぁ、すまないが今日出て行く事は出来ないか?」
・・・このボケ、また急に気変わりしやがった
僕「え?何言ってんの? さっき1週間後に出て行くという話で終わったとこだよね?」
クリス「そうなんだけどやっぱり今日出て行って欲しい」
僕「あのさ、今もう夜の21時半だよ?この状況で今日出て行くとか無理でしょ。どこに行けって言うつもりだよ」
クリス「君がどこに行くかは君が決める事だから分からない。でもとにかく今日出て行って欲しいんだよ。ホテルでもホステルでも泊まるところはあるだろう」
あのなぁ・・・
出て行って欲しいという理由も納得できないようなものだし、なんでこんな時間から外に放り出そうとするんだよ
こっちの身にもなってくれよ
クリス「とにかく今日中に出て行って欲しいんだ。2週間分のレント(家賃)は返すから。その飯を食べてる最中に考えておいてくれ」
何言ってんだ、こいつ
もう飯どころの騒ぎじゃねぇだろうが
すっかり食欲もなくなったまま無理矢理パスタを腹に押し込みながらどうするべきか考えた
今日ここを出たとしても行くあてなんか無い
生活品もあるし、今日食材とかも買い込んでしまったから荷物も両手で持てないくらいにいっぱいだ
正直こんなの持って歩けない
でもクリスは今日で出て行かそうとしてる
どうすりゃいいんだよ
最悪このいっぱいの荷物と公園かどこかで野宿するしかないのか
この状況で頼れる人なんかいない
いや、待て一人だけ・・・
僕はすぐにある人に電話をかけて事情を説明した
ほぼ無理だろうと思ったが意外な反応が帰ってきた
「そうか、大変だったね。とりあえず車で迎えに行くからiPhoneで位置情報送って。今日は俺の家に泊まりなよ」
マジか
捨てる神あれば拾う神あり
僕は30分後に車で迎えに来てもらえて、さらに今晩泊めてもらえる事になった
飯を途中でやめて、すぐに荷物をまとめ始めた
クリスが「どうなった?はい、これ君からもらってたレント(家賃)」っと言って僕が払った2週間分のレントを返して来た
僕「知り合いが迎えに来てくれるみたいだから荷物をまとめて出て行くよ」
クリス「そ、そうか。それは良かった」
何が「良かった」だ
ふざけんなよ全く
もしあの人が泊めてくれなかったら今日俺がどうなってたと思うんだよ
いつでも出れるようにまとめた荷物がこれ
もう袋から調味料とかまで見えてる状態
これ全部持って路頭に迷って歩き回るとか考えたくもないわ
そして夜の22時30分ごろ
知り合いが車で家の前まで迎えに来た
来てくれたのは普段すごく良くしてもらってる会社の社長
仕事でただでさえお世話になってるのに、こんな事まで頼んでしまって本当に申し訳ないが今日は甘えさせてもらおう
僕は社長の車に荷物を入れて社長のお宅にお邪魔した
そして空いてる部屋をひとつお借りした
ここが当てがってもらった個室
机もベッドもあって十分だ
オーストラリアでは家主やシェアメイトとのトラブルの話をよく聞く
でもまさか自分が引っ越した当日にこんな事になるとは
こんなトラブルまで体験する事になるなんてなぁ
とにかくずっと社長の家にいる訳にもいかない
早く次の引越し先を見つけないと
とにかく今日は精神的に疲れた
明日も朝から仕事だ
もう寝ないと
不安な気持ちでこれから先の事を考えてるうちに眠りについていた