2019年7月5日
この日ね、僕は夕方からトレドの街の外から街を見晴らせる展望台を見に行こうと朝ゆっくり目に起きました
昼過ぎになって宿を出てなんかちょっと腹に入れておきたかったのでトレドの街の中心に近いところにある広場に面したカフェのテラス席に座りました
この広場に面した通りにはマクドナルドなどもあり結構観光客で賑わっている場所だった
僕が入った店はCafé & Tapasというチェーン店のカフェ
場所はこちら
もうこの Google マップのお店のレビューを見てもらったらわかると思いますが僕がヨーロッパを長く旅してる中でも最悪の店でした
ここには本当に行かない方がいいと思うので注意喚起も兼ねて僕が体験したことをお話ししますね
まずこのCafé & Tapasというカフェはスペインでよく見かけるカフェです
でも他のCafé & Tapasではあまりめちゃくちゃな悪い評判は聞いたことないのでこのトレドのCafé & Tapasだけが最悪なんだと思います
トレドはスペインの中でも一大観光地です
その中心に近い広場にある店なのでどんなにサービスが悪くても、どんなに不味い割りに値段が高くても客は入ります
だからこのトレドのCafé & Tapasは殿様商売になってるわけです
まず僕がテーブルに座ってから約10分近く放置されました
僕が座ってるのは店員の目にも入っているのに店員がメニュー持ってこないんですよ
そして女の店員が僕の近くを通った時に僕が「メニュー見せて」と言って初めてメニューを取りに行きました
ただそれでもメニューを持ってくるまでに他の男性のスタッフと雑談を挟んだりしてなかなかメニューを持って戻ってきません
ようやくメニューを持って来られたところで僕はパンケーキにアイスクリームとホットチョコレートがついてくるセットを注文
僕は温かいパンケーキやワッフルの上にアイスクリームをのせて軽くアイスを溶かしながらパンケーキを食べるのが好きなのでこれを注文しました
あくまでもホットケーキとアイスのコンボでこの食べ方を出来ると思ったからこれを注文したんです
そしてまた10分後、女の店員がチョコレートソースがほんの少しかかっただけのペラペラのホットケーキを持ってきました
普通に考えてこれを焼くまでの間にホットチョコレートとアイスクリームを持って来れるんじゃないかなと一瞬疑問に思ったんですが、まあこの後すぐに持ってくるだろうとタカをくくってペラペラのホットケーキを食べ始めながらアイスクリームとホットチョコレートを待ちました
アイスを上にのせたいのでホットケーキをあえてゆっくりめに食べてたんですけど、待てど暮らせどどの店員もアイスクリームとホットケーキを持ってくる気配がありません
そうこうしてるうちにホットケーキもゆっくり食べてるにも関わらず半分近く食べてしまったのでさすがに店員を呼んで「すいません、僕の頼んだホットチョコレートとアイスクリームはまだですか?」と聞いた
するとさっきの女の店員がやってきた
今からこいつをビッチと呼ぶ事にする
ビッチは「あー、実は今日はアイスクリームがないの」とヌケヌケと言ってきた
いやいや、俺はアイスクリームとホットケーキを一緒に食べれると思ったから注文したんだけど
俺「ちょっと待って メニューにはアイスクリームが一緒のセットで売られる訳だし、僕はアイスクリームとホットケーキとホットチョコレートのセットだから注文したんだよ」
ビッチ「そう言われてもないものはないわ」
ちなみにこのビッチは壊滅的に英語が喋れないのでほぼスペイン語で説明された
が、ジェスチャーなど交えてやってるのでだいたいこのビッチが何を言ってるかはわかる
俺「いやいや ホットケーキとアイスクリームとホットチョコレート、この3つでこの値段で売ってるんだから全部揃わないとおかしいでしょ?無いならないでなんで僕が注文した時にそれが無いことを言わなかったの?」
ビッチ「だって知らなかったから そしてアイスクリームは今無いの」
僕「じゃあホットチョコレートはどうなってる?あなたはホットチョコレートでさえもまだ持ってきてないんだけど」
ビッチ「ホットチョコレートならそこにあるでしょ」
そう言ってこのビッチは僕のホットケーキを指差した
僕が「はぁ?」って感じで意味が分からずにいるとビッチは続けて
ビッチ「ほら、ホットチョコレートならそのパンケーキの上にかかってるじゃない」
そう言って僕のパンケーキの上に波線上にかかっているチョコレートソースを指差した
あの・・・どこの世界のどこのカフェにパンケーキの上にチョロっとかけるチョコレートソースのことを「ホットチョコレート」と呼ぶカフェがあるんですかね?
僕「あのさ・・本気で言ってる?このチョコレートソースのことをホットチョコレートだと君は言い張るの?」
ビッチ「だって温かいチョコレートがかかってるんだからホットチョコレートでしょ」
もうね今時ヤクザでも言わないような言い分です(笑)
僕「君たちの店はホットケーキの上にかけるソースをセットの一部かのように書いて客に見せてるの?」
そう言うとビッチはもうこれ以上ラチがあかないような顔をして両手を広げてまだ話も終わってないのに勝手に奥に引っ込んでしまった
一人取り残された僕は他の男性店員を呼んで事態を説明した
するとその時その説明を聞いたアルバイトらしき男性店員が両手を胸の前辺りでクロスさせ×印を作って、その後その両手を左右に開いた
ジェスチャーを見る限りそれなら支払いは結構ですと言ってるようだった
そりゃそうだ アイスクリームもホットチョコレートも出されてないしペラペラのお世辞にも美味しいと言えないホットケーキを半分しか食べてない
何よりアイスクリームとホットケーキを一緒に食べるつもりだったのにそれもできなくなってしまっているのでこの店に入ってこのセットを注文した意味がもうない
時間の無駄になったけどまあ支払いをしないでいいならまあいいかと思い席を立ってその店を出た
そしてスーパーにでも飲み物を買いに行こうと広場を歩いてる時に後ろからあのビッチが走ってきて僕を呼び止めた
なんだよビッチまた何か用かよと思って話を聞くと支払いをしてくれと言う
僕「いや、さっき男性のスタッフが払わなくていいって言ってたけど」
ビッチ「そんなはずないわ あなたはホットケーキを食べたんだからお金を支払わなければならないわ」
僕「あのアイスクリームもホットチョコレートも出てこないペラペラのホットケーキだけで?じゃあさっきの男性スタッフが僕に伝えたジェスチャーは何だったんだよ?」
ただこのビッチは先程も書いた通り僕の数倍英語が出来ない と言うよりほぼ話せない
しかもこのビッチ、僕に何か英語で言われると結局スペイン語でペラペラ返してくる
逆に僕はスペイン語が分からないのでマジで話が進展しない
とりあえずさっきの男性スタッフにも確認しないといけないので一度ビッチと一緒にカフェまで戻った
そしてさっきの男性店員にもう一度確認してみると、俺もまあスペイン語なんで全部理解できたわけじゃないんだが大体の話だとその男性店員は「僕は全く英語が喋れないんだ だから僕に言わないで」と僕に伝えてたみたいだ
では何だ?
僕はこんなふざけた店のこのふざけたパンケーキしか出てきてないセットとやらにセットの全額を払わないといけないんだろうか
ちなみにこのセットですが8ユーロ ぐらいだったと思います
もちろんメニューには先述したようにホットケーキとアイスクリームとホットチョコレートの3つで8ユーロと書いてある
だけど僕にはペラペラのホットケーキしか出てきてなくてしかもそれも半分しか食べてない
さすがに僕も腹が立ってきて「いやこれはメニューに表示してあるものとは明らかに違う。それでこの値段を払う必要はない」とハッキリ言った
もうこの頃には周りの客もなんだなんだと集まってきて僕と店員のやり取りを見てる
すると店の中から別の男性店員が出てきて「食べたものの金額は払わないといけない。払わないなら警察を呼ぶと」言い始めた
僕「俺は別に構わないけど?お前らと話すより警察に話した方が早いから逆に今すぐ警察を呼べ」
男性店員「本当に呼ぶからな待ってろよ」
僕「俺はさっきからここにいるだろ 確認なんていらないから早く呼べよ」
男性店員は舌打ちしながら電話で警察を呼び始めた
たまたま近くをパトロールしていた2人組の警察官に連絡が入ったようで警察は5分もしないうちにすぐに来た
当然警察官も基本スペイン語なんでまずは店員から事情を聴き始めた
多分このビッチと男性店員は自分達に非がないかのように俺をことを悪く説明してるだろう
こういうのはスペインに限らず世界中でクソ女がよくやることだ
誰かと揉めたり喧嘩したりすると自分が悪かろうが第三者に相手のことをめちゃくちゃ悪く吹き込む これは女の腐った奴がよくやる手法の定番な
でもラッキーなことにその2人の警官のうち、若い方の警官がある程度英語を話せた
もう一人の年配のおじさんの警官は英語は話せないけど「観光客がいきなり揉めるなんて君にも何か事情があるんだろう?彼に話してごらん」的なことをスペイン語とジェスチャーで僕に伝えてきてる
英語は話せないがこのおじさんもかなり物分かりは良さそうだ
そして2人とも店員がスペイン人で僕がアジア人だからといって店員の味方になるわけでもなく僕の話もちゃんと聞いてくれそうだ
僕はゆっくり何が揉め始める原因になったのか、なぜ僕が支払いをせずテーブルを立ったか、そして僕は悪いことをしてるつもりはないので堂々と店まで戻ってきて改めて支払いを拒否した経緯も説明した
すると警察は何やらお店の人と話し始めた
そして僕に向かって「大体の話はわかったけど君がホットケーキを食べたことは間違いないのかな?もしそうだとしたら君は食べた物の代金を払わないといけないんじゃないかな」と言ってきた
僕「じゃあそもそもメニューに書いてあるのに出されてないこのアイスクリームとホットチョコレートの件はどうなるのですか?」
警察官はもう一度店員達に何かを話し始めた
この話を聞いた男性店員が僕に向かって
男性店員「アイスクリームのことが不満なのか?じゃあその分、1ユーロだけ負けてやるよ」
は?何が?
どういう事それ 何その仕方ないからこっちが折れてあげた感じ
立場わかってのかこいつ 誰が1ユーロまけた位で認めるかこんな支払い
僕「面白い冗談だなぁ でも僕はメニューに書いてあるも通りのものを出してこれないんだったらメニューに書いてある通りの値段を払う気はないよ」
そしてその意志を警官2人にも説明した
するとその警官たちは今度は店側に対して色々と説得を始めた
そして店側が警察官に対して何か提案をしてるようだった
警察官「今、店側にもアイスクリームとホットチョコレートを出してない点について話をした。お店の方はそれを出してないことを認めた上でそのアイスクリームとホットチョコレートを出してない部分を差し引いていくらかだけでも払ってくれないかと言っている。そして確かにメニュー通りのものが出てきてないにしろ出されたものに手をつけて少しでも食べたのならその分は払うべきだと僕らも思うよ。」
僕「あのペラペラのホットケーキにですか?」
警察官「そうだね・・もう2ユーロか3ユーロぐらいだけ払ってこの場を収めにかかるって事でどうだろう?」
僕「わかりました それなら2ユーロだけ払います」
結局僕は警察官の介入により2ユーロだけ支払うことになった
警察を呼んだ男性店員は納得のいかない様子で「このアジア人は結局値切りたかっただけだろ」っぽいことをまだ警察にグチグチ言っている
アホか 当然僕は値切りたかった訳なんかじゃない
正当なサービスを受けてないのに正当なお金を支払う必要はないとハッキリ言っただけだ
ただ来てくれたのがこの警察官2人組で本当に良かった
この警察官は何もないのに観光客が警察を呼ぶほど揉めるはずがないと分かってくれていて比較的僕の味方についてくれたと思う
正直言うと僕はあんなメニューで約束したものを出さないような店とサービスに対して金なんて払いたくなかった
でもこれ以上この警察官たちをずっと巻き込んでるのも悪いと思ったので僕は店と警察からの提案をあえて受け入れたのだ
それなのにまだ自分たちが悪くないと思って上から目線で物を言ってるこのカフェの男性店員とビッチはマジで終わっている
カフェの店員がホットチョコレートが何かも知らずに働いてんじゃねえよ まったく
そしてお前らは今後接客業に携わるべきではない
本当に気分の悪い思いをしてカフェを後にした
マジで時間の無駄だった
でもずっとイライラしててもしょうがないので気を取り直して遅くなったけどトレドの町を展望台から眺めに行きたいと思う
城壁の外からトレドの町を見晴らせる展望台の場所はここ
ミラドール デル バイという丘(展望台)になります
宿からここまで歩きだとだいたい50分くらい
展望台に近づくにつれて右手にテージョ川とトレドの町並みが見え始めた
展望台に着く前からなかなか綺麗じゃないか
あの四角くて大きな建物は昨日行ったアルカサルだ
夕陽に染まるトレドの町
夕陽って言ってもこれ実はもう夜の21:30なんだけどね
この時期のスペインの日の入りは22:00過ぎ
ホントなんか感覚が狂っちゃうよね
そして日が長くなった分、観光する時間は増えたけど逆に野宿などする際になかなか暗くならないので野宿はやりにくくなってしまった
ちょうど宿を出てから50分経ったころについに展望台に到着
展望台にはここから見える景色の説明&位置関係図があった
でもこんな綺麗な景色に説明図とか要らないよね
僕は明日一度マドリードに戻りそこから夜行バスで次の町に向かう
その場所は僕がずっと楽しみにしてた祭りが行われるところ
そう
僕は明日からスペインの有名な祭り「牛追い祭り」に参加する為にパンプローナへ向かう