2019年10月5日
キューバを離れる日が来ました
ハバナ空港まではタクシーを頼みました
到着したタクシーはまあまあクラシックカー
観光客を乗せるために広場などに止めてあるクラシックカーとは違うけどこれも十分古いよね
ビニール貼りのシートに何とも言えない古さを感じる
キューバともこれでお別れか
不便なことも多い途上国中の途上国だったけど言葉ではうまく説明できない魅力がこの国にあった
またキューバに来ることがあったら次は最低でも2週間ぐらいは余裕を持って観光してみたいな
出国審査はあっさり終わって次の国メキシコに飛ぶためのインテリジェントと言う中米の LCC に乗りこんだ
中米の LCC って事でちょっと心配してたんだけど中は思った以上にまとも
そして LCC とは思えないこの前の座席との間隔の広さ
身長の高い僕はいつも足を置いてる部分がギュウギュウになってるんだけど、インテルジェットでは快適な空の旅を楽しめた
そして機内でのドリンクサービスでは普通コーラを頼むとコップ一杯ぶんのコーラを渡されるのが通常だが何故かこのインテルジェットではコーラを頼むとペットボトルごとくれた
インテルジェットめちゃくちゃいいじゃないか
そしてほどなくしてメキシコの入国カードが配られた
麻薬カルテットがはびこってるイメージのメキシコ
実際のところメキシコでは警察よりもマフィアの方が力を持ってるらしい
報道などでは危険だイメージを植え付けられるようなニュースばかりが流れているメキシコだけど実際どんな国なんだろうか
今から楽しみだ
それにしてもまあこのキューバからメキシコへのフライト
俺は今まで数多く飛行機に乗ってきたがこれだけ機内でテキーラが飛び交うシーンを見たことがない
もうねみんなガンガンに飲んでます(笑)
そうこうしてるうちに眼下に見えてきたのはメキシコの首都メキシコシティ
立ち並ぶビルを見る限りかなりの都会だ
18:05 飛行機は無事にメキシコシティの空港に到着
まずはメキシコの入国審査
メキシコは日本人はビザ無しで180日、つまり半年も滞在出来る国
パスポートを手に持ちながら入国審査の列に並ぼうとしていると入国審査に並ぶ人の列を整理している係員が僕を呼んで「君はあっちの機械の入国審査のブースに行って」と言われた
どういうことだろうと思いながら言われた方向に進むと自動で入国審査を済ますことができる機械並べられてるところがあった
周りの人がやってるのを見ながら見よう見まねでやってみたんだけど結構簡単だった
というのもこの機械ちゃんと日本語の案内がある
言語を選ぶ設定で日本語を選び機械の進行に任せて必要事項を入力していく
途中写真を撮る項目があるので機械上部についているカメラで写真を撮る
全ての入力事項が終わると機械から写真付きの細長い紙が出てくる
自動入国審査のブースにいる係員のところにその紙とパスポートを持っていくだけ
係の人も紙をチラッと見るだけでパスポートにすぐにスタンプを押してくれた
並ぶ必要もないので手順に戸惑う事がなかったらすぐに終わります
カナダの入国でもこんな機械での入国審査登録だった
入国審査の列に並ぶ必要もないのでこれは本当に楽でした
続いては荷物の受け取り
自分の飛行機のフライトナンバーが表示されているベルトコンベアのところで並んで待つ
・・・がいくら待っても僕の荷物が出てこない
ベルトコンベアの上に回っている荷物はさっきからずっと同じものだ
新しい荷物が流れてくる気配がない
僕と同じ飛行機に乗ってきた人たちも自分の荷物を持ってどんどんその場から去っていく
そのうちベルトコンベアがもう次の便の荷物を出すラインに変わってしまった
いやいや、ここでロスバケですか?と 思って空港職員に言いに行く
職員「もう次の便の荷物を出さないといけないからベルトコンベアに流せなかった荷物をまとめて置いている場所があるからそこに行ってみて」
とりあえず流せなかった荷物が置いてある場所を教えてもらいそこに行くと僕のバックパックが転がっていた
結果そこにあったからよかったけど無駄に焦らせないでくれよ
次が荷物のチェックと税関のチェック
これがまたすごい行列を作っている
キューバから飛んできた飛行機だから葉巻の数でもチェックされてるんだろうか
とりあえず多くの人が荷物を開けられてチェックを受けている
とりあえず僕も列に並んで待つしか無い
自分の順番になって荷物をX線に通して次は税関チェックと思ったら係員の人が僕のバックパックを見て「君は行っていいよ」とノーチェックで通してくれた
ようやく空港のアライバルゲートに出る事が出来た
ここからはバスに乗って目的の宿まで行くことになる
でもメキシコのお金を持ってないのでひとまず ATMでメキシコの通貨メキシコペソを2万円分おろした
そして次にしなければならないのがバスに乗るための IC カードを買うことだ
空港の7番出口の前のオレンジの機械でメトロバスや地下鉄に乗る為のICカード買う
カード代が10ペソ 空港から僕が向かうダウンタウンまで30ペソ
計40ペソだけど地下鉄に乗るときもこのカードが必要になるので100ペソチャージしておいた
次にメトロバスに乗るために空港の外に出る
結局空港出るのにここまで2時間もかかってしまった
まずは自分が乗るバスを探さないと
空港を出るとこんな感じで各方面に向かうメトロバス乗り場か並んでいる
いつの間にか外も暗くなっていた
案内板を見ているとおじさんが「どこに行きたいんだい?」と声をかけてきてくれた
僕が今から向かうのは色んな情報がたんまりとあると聞いていたペンションアミーゴという日本人宿
その宿に行くにはPuente de Alvaradoというところまでバスで行くと近いという事はキューバにいるうちに調べておいた
Puente de Alvaradoというバス停の文字をグーグルマップで見せると「君の乗りたいバスはここから出てるよ」とメトロバスのとあるバス停を教えてくれた
案内してもらったのがこのバス停
このバスは空港のターミナル 1とターミナル 2の間を行き来した後にダウンタウンへと向かう
バスが来たので乗り込んでさっき買った ICカードをバスの中の機械にかざす
バスの中には荷物置き場もあり、バスの中には防犯のため警察が一人乗り込んでいる
20:00 メトロバス出発
走り出したバスは各停留所で泊まりながら客の乗降を繰り返して行く
20:40 バスはPuente de Alvaradoに到着
ここからは歩きで日本人宿ペンションアミーゴに向かう
あ、もしペンションアミーゴに行く人がいたら同じメキシコシティの中にHostel Amigoという名前が似てる宿もあるので間違えないようにしてくださいね
日本人宿の方は「ペンションアミーゴ」です
ちなみにペンションアミーゴは正式なホテルというよりは潜りでやってる日本人宿なので Booking . com などには出てこない
なのでペンションアミーゴに行くには直接自分の足で出向いてベッドが空いてるかどうかの確認をする必要がある
地図アプリでピンを立てていた場所に向かって歩いて行くとペンションアミーゴの建物が見えてきた
※写真は昼間に撮ったもの
呼び鈴を押し数十秒後にドアについてる小窓が開いて中からひとりのおばさんが僕の姿を確認して鍵を開けてくれた
ここがペンションアミーゴ
さっき扉を開けてくれたおばさんはここのオーナーのマリアさん
昔日本人の旦那さんと結婚していたので日本語はペラペラだ
旦那さんは残念ながら亡くなってしまったらしい
今は息子さんと親戚とこの建物に暮らしながら日本人の旅人を泊めて生活ししてるそうだ
ここは僕の世界一周で泊まった日本人宿の中でも凄くいい日本人宿だった
そしてここで出会った旅人達の濃さは間違いなくナンバー1
まず泊まってる人の半分近くがスペイン語ペラペラ
すでに中南米に恋して長い旅人が多く、ここに泊まりに来るのも数回目の人とかもう半年近く泊まってる人とか毎年泊まりに来てる人とかそんな人達なのですでにスペイン語をマスターしてる人が多かった
かなり長く旅されてるオーラが出てる宿泊客の人に「今どのくらい旅されてるんですか?」と聞くと「そうですねぇ・・今で12年経って13年目に入ります」とこっちの期待を遥かに越えてくる回答
彼の名前はマサさん
昔メキシコ人女性との間にお子さんが出来て今その女性とお子さんはアルゼンチンに住んでるとの事
この後はメキシコを少しブラブラしてから仕事を探しにヒッチハイクでアメリカを目指すそうだ
いや、この宿の旅人みんな濃過ぎ(笑)
ドミトリー1泊140ペソ(約650円) キューバより安いね
怖い・・(笑)
とりあえずドミに入りました
同室の人に挨拶して荷物を置いたらとりあえず外へ
もう21時過ぎだけどキューバで朝ごはん食べてからこれと言って何も食べてなかったのでお腹ペコペコだ
見に行ってみるとタコスが一つだいたい50円
とりあえず2つ注文してみる
メキシコでの初めての本場のタコスは辛くてうまかった
2つじゃ物足りなくてもう1個追加
3つで30ペソ つまり150円
たった150円で十分満足いく食事だ
タコスを食べ終わった後そのまま周辺を散歩したくて少し歩く
メキシコに多いと聞いていたOXXO(オクソ)というコンビニを発見して中でレモンティーを1本買い飲みながら歩く
この時間だけど歩いてる感じでは周辺は全く危ないとは思わない
少し歩いた先にある共和国広場の角でトウモロコシにパプリカの粉末と粉チーズをかけたものが売っていたので購入
共和国広場のモニュメントが緑にライトアップされている
その前の広場では家族連れや友達同士またカップル達が地べたに座って遅くまで談笑している
昨日の夜はキューバの安宿の天井を見上げてたのに今晩はメキシコの路上でタコスを食べている
考えてみれば旅って不思議なもんだな
コメント
いい旅されましたね。
なんといっても、路上で販売されている食べ物が食べられるというのは、
旅をするものにとって、何よりの強みです。
続報を期待しています。
山本様、コメントありがとうございます!
胃が強くて初めて見る物や地元料理を食べて見たくなる気質なので安くて美味しいローカルフードにはいつもお世話になってます
メキシコは安くて美味しい屋台が多いのでそうそう食べ飽きる事もないので毎日楽しんでます
またメキシコは想像以上に大きくて見所の多い国でした
今後もメキシコの旅の内容を書き連ねて参りますので引き続き読んで頂けたら励みになります