2021年11月4日
アニメ「ケンガン アシュラ」をPart1&2ともに見終わりました
企業の利権争いに格闘技を使って白黒つける一風変わったテーマの格闘アニメ
途中からよくある展開でトーナメントが開催されるんだけど、それに出場する選手の個性が多彩で面白い
そして主人公以外の選手の試合も手抜きなし
格闘系のアニメ見てて久しぶりに面白かったです
今日ね、実は早朝からとあるツアーに行く予定だったんですよ
ここです
PUENTE QESWACHAKAというスリル満点の吊り橋
クスコからまあまあ遠いのでだいたいどこの旅行会社でもここに行くツアーは100ソル(約2600円)はします
数日前にいくつかクスコのツアー会社を回ってる中で、一軒だけ90ソルでPUENTE QESWACHAKAに行ってくれる所を見つけてそこで90ソル払って申し込んだんですよ
で、今日の早朝4:45にサンペドロ教会の前でピックアップだったので朝方4時に起きて準備して教会前に向かいました
約束の時間の5分前には着いて、寒い中ピックアップを待つ
別の場所にツアーで行く他の外国人観光客も教会前に数人いたんだけど、彼らのピックアップの車はどんどんやってきて彼らはそれに乗り込んで行く
僕の車は時間を過ぎても来る気配なし
僕は基本どの国でもSIMカードを買わずにWifiのみで動いてるので自分のツアー会社に連絡したくても外では連絡が出来ない
時刻は約束の時間を15分過ぎて朝の5時を過ぎた
別の観光客を拾いに来たツアー会社のドライバーに事情を説明して、僕のツアー会社に連絡してもらう
するとツアー会社は電話に出たんだが、その電話してくれたドライバーと僕のツアー会社のやり取りの様子を伺ってるとどうも雲行きがあやしい
その辺りから「これ忘れられてたんじゃないか・・?」っと思い始めていた
ドライバーが通話を終えて僕に「なんか今から10〜15分でここにツアー会社の人が来るみたいだよ」と僕に言った
そして待つ事15分
やって来たのは数日前にツアーを申し込んだツアー会社のオッサン
しかもなぜかピックアップのワゴンじゃなくて自家用車
車に乗り込んで「どうなってんの?」と聞くとオッサンはバツが悪そうに「いやぁ今日同じツアーにいくはずだった欧米人3人組がキャンセルしたから今日のツアー自体が取りやめになったんだ」と説明した
どうも嘘くさい
「じゃあなんでそれをさっさと俺のWhatsAppに連絡しなかったんだ?
そしてなんでさっき別のドライバーが電話した時、俺がここで待ってる事をその時知った様な会話だったんだ?」
そう言うとオッサンは「いや・・だからそれは・・」
完全に忘れてやがった
俺も前日に申し込んだのではなく、数日前に申しこんだから一応こういうリスクは頭の片隅にあった
なぜならクスコのツアー会社は全体的にいい加減なところがあるのをもう分かっていたから
「クスコのツアー会社が」っと言うよりペルー人がいい加減なのをもう重々わかっていたから
日本人の感覚からすればありえないほどペルー人は適当主義です
忘れてしまったならそれはそれでもうしょうがないんだけど、嘘をついて誤魔化すんじゃなくてそこは素直に間違いを認めてまずはちゃんと謝罪するのが普通だろ
オッサンはしどろもどろで「明日はどうだ?明日なら間違いなくツアーに行けるんだけど」と言って来たので「いや、お前のところではもう頼まない」と言ってその場で返金させました
ホントまだ暗い朝方から最悪
でも途上国あるあるだよなぁ
という訳で改めておはようございます
一度宿に帰って寝なおしてからの遅めの朝ごはんです
昨日ね、次の町へのバスチケットを取りました
僕が次に向かうのはプーノというボリビアとの国境に近い町
南米旅をしてる人なら誰もが知ってるような有名な湖、チチカカ湖があるところ
チチカカ湖には植物で出来た浮島がいくつも点在してるらしい
出発は明後日 朝9時30分発のバスを取った
クスコからプーノまで30ソル
あとちょっとで長らく滞在したこの街ともお別れだ
宿に戻ってブログを書いて、夕方16時過ぎに遅めの昼食
朝飯が遅かったのでこのくらいの時間でちょうどいい
この日ももちろんメルカドで食べる
今回野菜不足の僕が食べるのはこちら
真ん中のESCABECHE(エスカベチェ)という野菜てんこ盛りの食事
実はこれマチュピチュに向かう前にも一度ここで食べてました
メルカドで人が食べてるのを見て、めちゃくちゃ野菜が摂れそうな飯だったので「それ何て料理?」と直接聞いて教えてもらったのが始まり
まずはいつも通り食事について来るスープが出て来る
そしてこれがメインのESCABECHE(エスカベチェ)
めちゃくちゃ野菜多いでしょ?
これ野菜に埋もれてほぼ見えてないけど底には鶏肉の塊が隠れてます
ペルー料理って基本、ポテトと肉とご飯の連続なんでどうしても野菜が足りないと感じる
そういう意味ではこのESCABECHE(エスカベチェ)は野菜がたっぷり補給出来て、肉もある程度摂れるので野菜不足の旅人には最適な料理だ
値段はメルカド飯にしてはちょっと高めの13ソル(約360円)
一度宿に帰ってスマホの写真をパソコンに取り込み、それをまた外付けハードディスクに移す作業をしてから夜クスコの中心に出る
この日クスコの街の広い道路やちょっとした広場に民族衣装に身を包んだ地元民がやたらと集まっていた
なんなんだろうこれ?
何かの打ち合わせをしてるみたいだけど
道路を歩いてると道に出てる屋台で、オバサンがその場でお茶などの飲み物を作ってくれる屋台がある
これクスコのあちこちで見かけるんだよな
前から気になってたけど一度も頼んだ事がなかった
もうすぐクスコを出るのでその前に一杯飲んどくか
色々作ってもらえるみたいだけどそもそも何があるのか分からないので定番のマテ茶を作ってもらう
屋台の端っこに差し込んであるカラフルな色をしたボトルの液体をまるでカクテルでも作るかのように次々にひとつの容器に入れて混ぜていく
ここだけ見てると何が出来上がるんだろうと思ってしまう
マテ茶が完成した 写真ブレブレ
一杯1.5ソル
少し砂糖も入ってるのか温かくて甘い
マテ茶を飲んだ後はローカル食堂に入って5ソルの安い晩飯
ここでも無料でマテ茶が出て来る
最初からここで無料のマテ茶を飲めば良かったかもしれないが、気になってたものは一度は試してみたい派です
晩飯を食べ終わって外に出るとクスコの中央あたりから賑やかな音楽が聞こえて来る
人も皆そっちに向かって歩いてる
何かやってるのかなと思い僕もアルマス広場に向かってみた
するとだ
踊る踊る
同じ衣装で統一した女性たちが楽器を持ったオジサン音楽隊に合わせてクルクル回って踊ってる
しかも、これが1グループではなく街の広場周辺のあちこちに色んなグループが散らばって歌を歌ったり踊ったりしてる
今日は一体何のイベントなんだろう
いや、何でもいいか
こうやって目の前で沢山の人が踊り楽しそうにしてるんだから
何のイベントで何の踊りかは知らないが、コロナ渦で元気がなくなった今の世界でこんなに自由に皆が楽しんでいるのだ
コロナパンデミックが始まった時にクスコに閉じ込められた旅人を直接知ってるので、去年の3〜6月くらいまでのこの広場の悲惨さはよく聞いて知っている
今これだけ賑やかで人の多い広場に人っ子一人いない状況が何ヶ月も続いた
それが今こうなってるだけで僕らの心に何か平穏を与えてくれる
クスコの山の斜面の街の灯り、広場のライトアップ、地元民の踊りに広場に響くどこか妖しげな音楽
そのどれもが完璧に調和され僕ら観光客の目を惹いて離さない
ここには近隣のピサックも含め1ヶ月以上も滞在した
だから通りすがりの旅人とはいえ、やはり少しばかりの思い入れもある
僕がここを去っても誰にも関係なく、当たり前にここにはまた多くの観光客が押し寄せ賑やかな毎日が繰り返される
それが当たり前
でも分かっていてもここを離れると言うことは、どこか体の一部を切り取られるようなそんな気持ちになる
長らく過ごした大好きな街クスコを離れるのが寂しくてしょうがない
でも先に進まないといけない
後ろ髪引かれる思いで広場を後にし宿へ戻った
南米独特の雰囲気を醸し出す不思議な踊りと広場に響く音楽はまだ終わらない