2018年9月24日
今日は先日ホテルのレストランで一緒に夕食を食べた日本人の方と例のHさんと一緒にタクシーをシェアしてペルセポリスにやってきました
こちらがペルセポリスのチケット20万リアル
ペルセポリスはカバン持ち込み禁止なので大きなバックパックなどを持ってきてる人はラゲッジストレージに荷物を預けなければならない
僕は携帯と財布だけで後は手ぶらで来てたんだけど、同行した日本人の方が鞄を持ってて預けられたので引換のカードを写真に撮らせてもらった
これが荷物預けのカード 帰りにこれと自分の荷物を交換
今日はタクシーで3人でここにやってくる時また例のHさんがやらかした
普通数人で車に乗る時って基本は体の大きな人が助手席に乗ったりするじゃないですか
体大きい人が後ろに他の人と一緒に乗ると後部座席が窮屈になるので
でもこのHさんはいつも別に体が大きいわけでもないのに我先にと一番に助手席を目指して陣取るんです
まあそれはいいとしても助手席に乗った人って暗黙の了解でスマホでしっかり目的地を目指してるか確認したり運転手とやり取りをしたりする役目を担うじゃないですか
でもこのHさん、いつも助手席を陣取るくせにスマホで道を確認するわけでもなく運転手とのやり取りをするわけでもなくただ寝ている
そしてこの運転手、ペルセポリスに向かってくれと言ったのに最初にネクロポリスに向かおうとした
それに気づいた僕が「ここネクロポリスだから先にペルセポリスの方に行って」と伝えてガンコな運転手と僕が口論することになった
その間も助手席で寝ててそれに気付かなかったHさんは何も運転手と喋らない
ほんとこの人いつもこうだ
一番この3人の中で英語が堪能なのに自分は面倒なやり取りに全く参加しない
結局は僕が運転手を説得してペルセポリスに先に向かうことになった
もうこのHさんとはこのシーラーズで離れようと決心した
とりあえず予定通り先にペルセポリスに着いたので3人でペルセポリスの正面の入り口に向かう 先に見えているあれがそうだ
ここがペルセポリスの門か なんだかすごそうな場所だ
ペルセポリスっていうのは「ペルシア人の都」という意味らしい
ここは昔ペルシャ帝国の都で宮殿がたくさん建設されていた場所だ
1979年には世界遺産にも登録されている
3人でこのペルセポリスの中を見て回ろうとしたんだけど、また例のHさんが英語の説明書をこれ見よがしに「ふむふむ、どれどれ・・」と一人で頷きながら読み始めた
こういう人いるよなぁ・・笑
Hさんはいかにもわかってる感じで読んでるけど、彼の英語が一年海外にいた割には大したことないのはみんな知っている で、そのたいしたことない英語力で英語の説明書きをひとつひとつ読むもんだから時間がかかってしょうがない
その間僕ともう一人の日本人の方はHさんが説明を読み終わるのをずっと待ってるんだけど次の場所に行ってもまた一つ一つ説明書を一人で時間かけて読み始めるから僕らはずっと待っている感じになる
もう一人の日本人の方と顔を見合わせて僕らは苦笑い
「もう先に行きましょうか」てことになって僕らはHさんを置いて先に歩き出した
ここからは帰りまでもう別行動だ
ペルセポリス内の山側には岩肌を削って作られた壁画がある
僕ももう一人の日本人の方もどちらかというとそっちに興味が入ってそっちを先に見に行くことにした
山の壁画を見た後に下に降りてくるとちょうど日本人の観光客の団体がいて日本語を話せるガイドに説明を受けていた
僕らも一緒にその日本語の説明を聞かせてもらって壁画の内容を把握できた
日本語での説明なんだから英語の説明書を読むよりこっちの方が非常にわかりやすくスムーズだ
ここは宮殿の柱がたくさん残ってるエリア
屋根も壁ももうなくなってしまっているが本当はここはものすごい宮殿があったんだろうな
このペルセポリスが紀元前から作られてすごい場所だったことは確かなんだけど、ひとつ残念な点がここはあまりにも崩壊しすぎている
シーラーズに来たほとんどの観光客が来る場所なんだけどネットの評判でもここはがっかりポイントの一つになっていた でもそれも分かる気がする
やはりあまりにも崩壊しすぎて原型をとどめてなさすぎるのだ
残っている柱やレリーフなどを見て想像をめぐらし楽しむような場所
一応ここは中東の3 P のひとつです
ヨルダンのペトラ遺跡、シリアのパルミラ遺跡、そしてこのペルセポリスで中東の3Pなんて呼ばれてる
もう一人の日本人の方は今回でこの中東の3Pを全て回っていて、その人曰くこのペルセポリスが一番見応えなかったと言っていた
この感じではやはりそうなんだろうな
3人で集合して次にネクロポリスに向かった
ネクロポリスっていうのは巨大な埋葬場所らしい
なのでここは規模の大きな墓場だ
ここも入場料を払って入るんだけどここに来てまた守銭奴Hさんが本領を発揮した
Hさんは入場料を払うのが嫌だからここには入らないと言う
タクシーの料金はここも回るのを含めてお金を払ってるんだからせっかく来たのだから入ればいいのに まあ個人の自由だけど
たださっきペルセポリスで古代の文化にいかにも興味ありげに説明板をふむふむと呼んでいたあの姿はどこに行ったのか?て思ってしまう
また入場料ががかかるからってだけで目の前まで来て入らないとかHさんそんなに古代文明に興味ないんじゃん(笑)
僕はなんだかペトラ遺跡のように巨大でこっちの方にむしろ興味を惹かれたけどな
そして帰りまたHさんはタクシーの助手席で爆睡
ホテルの前に到着してタクシーを降りた時にHさんが僕らに「あれ?ペルセポリスとネクロポリスともう一箇所どこかに回るって言ってませんでしたっけ?3箇所目は一体どうなったんですか?」と言ってきた
確かにタクシーの運転手は出発する時にペルセポリスとネクロポリスともう一箇所どこか名前は忘れたけど観光場所に寄るとは言っていた
その3箇所目は名前も聞いたことのない場所だったので3人ともあまり興味は示していなかった
そしてその名前も覚えていない3箇所目にドライバーが向かわなかったんじゃないかとHさんは僕らに訴えかけている
知らないよそんなこと・・・そう思うなら一番英語が堪能なんだからこっちにドライバーとやり取りさせようとせずに自分でドライバーに直接言ってくれよ
しかもあんた助手席に座ってるのに爆睡してたじゃん
僕は H さんに「そう思われるのなら僕らに言うのではなくてドライバーに直接言ってもらえますか?」と伝えた
Hさんがドライバーに何て言うのかな?と思っていたらなんとHさんはドライバーに何にも言わずにその場を去った(笑)
なんだよ、俺らにはすぐに言うのに結局ドライバーには一言も言えないのかよ
もう本当にこの人と一緒にいるのはごめんだ
僕はもう彼のいるこのシーラーズを離れたくて、その足で明日の夜行バスのチケットを取りに行った
もう一人の日本人の方とこの後バザールの中のカフェに行くことになっていたのでその人と一緒に旅行代理店の窓口に行ったんだけど守銭奴Hさんもそこについてきた
そこで僕がイスファハーン行きの夜行バスのチケットを予約してる時だった
突然ついてきたHさんが「僕はまだ明日この街を出るとは言ってないですよ、僕のチケットは取らないでいいです」とか言い出した
もうね、怒りも呆れも通り越しました
よくそんな超恥ずかしくて図々しい勘違いをできるなこの人・・・
誰があんたと一緒に行動したくてあんたの分のチケットまで勝手に取るんだよ
むしろあなたとはもう離れたくてチケット取りに来たんですけど?
僕は「わかってますよ、僕の分だけです」とだけ言った
バスチケットを取ってその後、日本人の方と一緒にカフェの方に向かおうとするとなぜかまたHさんがそのままついてくる
仕方ないので3人でバザール内のカフェに行ってその後バザールで解散した
その後僕が一人で向かったのは通称キラキラモスクだ
正確にはAli Ibn Hamza Mausoleumていう場所なんだけど長いのでもうキラキラモスクでとおっている
敷地内の地面には石版がたくさん埋め込まれていた
そして中に入ると想像以上に光り輝くモスクがあった
なんだこのキラキラは 凄すぎる
さすがにこれは初めて見るタイプのモスクだ
まるで宇宙にでもいるかのよう すごいモスクを作ったもんだ
いや、ほんとにここは来て見て良かったです
これが無料で開放されてるなんて訪れないと損ですね
宿に戻る最中にシーラーズでよく見かけるメロンジュースを飲んで休憩
宿の近くにも大きな広場とモスクがあったのでそこも見に行くことにした
ここはボディチェックがありました
中は思って以上に広くて豪華でした
暑いので水飲み場が設置されている
この暑さの国はで必要ですねこれ
夜はホテルのレストランでDIZIというイラン料理を食べてみた
ちょっと独特の食べ方をする料理で器の中にナンを細かくちぎって入れて、そこにスープを注いで 一緒に運ばれてきている鉄の棒でなんとスープを混ぜ合わせながら潰して食べる
こんな感じでスープを混ぜながらナンを潰していきます
ちょっと見た目は悪いけどまずはこの作業が必要
やってると結構楽しいですよ
出来上がったらハーブをのせてスープの中に入っていた豆やポテトの具と一緒に潰したナンを食べます
この料理は味もハズレがなくて次に入った街でもよく食べた
イラン料理の中でもすごく好きな料理の一つだ
DIZIに満足した後、この日は部屋に戻って早めに寝た
明日は早朝から起きてシーラーズで一番綺麗と言われている通称ピンクモスクに行こう