2019年4月15日
THE ROCK(ザ・ロック)ってレストラン知ってますか?
僕は世界一周に出る5〜6年前にはもう知ってました
その頃よく世界旅行の本や世界の絶景の写真集を読み漁っていたので
ザンジバルの島の東部の海に浮かぶように建てられたレストランで、世界の海上レストランの代表格のようなレストランです
今日はそんなザンジバル島が誇る海上レストランTHE ROCKを訪れるべくパジェからダラダラに乗ってさらに北部にやってきました
メイン道路にはちゃんと看板も出てるのでここで下ろしてもらえればTHE ROCKまでは歩いてすぐです
同じ道路には野良牛などがくつろいでます
THE ROCKは逃げないのでゆっくり散歩気分で向かいます
THE ROCKはここ数年でどんどん有名になって来ていて、本や雑誌でも「死ぬまでに一度は訪れたい絶景レストラン」として紹介されてます
そしてTHE ROCKは僕がザンジバルの中で一番訪れたかった場所でもある
ここであってるのかな〜?っと思いながら舗装されてない半分草むらみたいな道を進むと目的のTHE ROCK(ザ・ロック)がその姿を現しました
これだ、これ
何度も写真集や旅行の本で見たこの風景、この形
ついに僕はザンジバル島の端っこに浮かぶあの海上レストランにやって来れたんだ
到着した時間が早過ぎてまだ潮が満ちてないので全体が水に浸かってないのはご愛嬌
満潮の際には客はレストランが出す渡し船に乗って行き来するらしい
潮が満ちたらこの船で客を渡すのかな
この日はかなり潮が引いていて周辺の浜辺もこんな風になっていた
潮は夕方くらいが一番満ちてるので一発で水に浸かってる状態のTHE ROCKを見たかったら夕方前くらいの時間帯に来てみる事をおすすめします
また僕が泊まってたパラダイスビーチバンガローズには上の写真のような潮の満ち引きがわかるカレンダーが貼ってあったので、それを参考にすれば何時頃に行けば水に浸かった満潮時のザ・ロックが見れるのかの指標になると思います
パラダイスビーチバンガローズについての記事はこちら
正面からはもちろん横から見ても絵になるレストランだよなぁホント
もう見た目で言うとTHE ROCKは僕の中で世界一素敵なレストランだ
THE ROCKの周りは何もないと聞いていたんだけど本当にほぼ何もないです
まだ潮も満ちてない状態なのでTHE ROCKで食事するのは早いかなと思ったので周辺に食べ物を売ってるところがないか探しました
子供がジュースを買ってる商店を見つけたのでそこで僕もコーラを買ったんだけどそこで軽食も売ってるようなので買ってみる事に
お店のオバチャンに「何があるの?」って聞くとよく聞き取れなかったけど2つ食事の名前を言っていた
ひとつはもう売り切れてしまって、残ってるのは調理した魚をご飯の上に乗せただけのシンプルな食事
たしか150円くらいだったと思います
魚に細かな骨があるので気をつけながら食べる 味は悪くない
オバサンが「美味しい?グッド?」って聞いて来るので「めちゃくちゃ美味しいよ、これ大好き」とちょっと大袈裟に答えるとオバサンはすごく嬉しそうだった
軽い食事を終えてTHE ROCKの周辺を少し歩いてみる
まずは北側
トムソーヤの冒険に出て来そうな木と藁で作った家
ハックルベリーがこれのもっとボロい版の家で寝てたのを思い出す
これは今後観光客用に使うつもりで建ててるのかな?
THE ROCKの周辺も今後少しづつ変わっていくかも知れませんね
遠くでは子供達が浅瀬でエビか貝か何かを取っている
またこの周辺のビーチにはマサイ族の人が多く歩いてた
僕の泊まってるパラダイスビーチバンガローズの門番も全員マサイの人だし、ストーンタウンでもマサイ族は見かけた
タンザニアでは結果ケニアより多くのマサイ族を見てると思う
次はTHE ROCKの南側を見てみよう
この細長い岩を回り込むように歩いて岩の裏側に出ます
岩がちょうど屋根のような役目をしてくれてるんで日陰を歩く事が出来る
この日も暑かったので助かった
先に進むと岩がすごい形になっている 波と風でこうなったんだろうか
いい景色だなぁと思って歩いてたんだけど一瞬岩壁の中で何かが動いた
動いたと言うより何かが一瞬で奥に隠れた気がする
カニだ 良くみるとそこそこのデカさのカニが岩の隙間に沢山いる
地元の人が岩の隙間などに手を突っ込んでたのはこれを捕まえていたのか
コイツは身動き早かった
周辺で時間を潰したとはいえまだまだ潮が満ちる気配がないのでもう先にTHE ROCKで食事してしまう事にした
いよいよTHE ROCKの中に入ります
階段を登ると左手にまずはお土産物コーナー
帽子にマグネット
携帯カバーにタンブラーなどなど色んな物が売ってます
短期旅行ならこのマグネットは多分買ってた
世界一周中ってしょっちゅう荷物を送る人以外は気軽に買い物して荷物増やす事出来ないよね
こちらがTHE ROCKのテーブル席
海側のテラス席と屋根のある建物の中のテーブル席
Wifiの看板があったので確認してみた
確かにwifi飛んでましたね
スピードは相変わらず早くはないけど(笑)
ここはグループ席かな
僕が入る前は欧米人の観光客が沢山レストランで食事してました
僕はそのグループがいなくなってから入ったので中はめちゃくちゃ空いていた
ここはバーカウンターと調理された食事が一旦運ばれて来る場所
こちらはレストランの横側のテラス席
この席は先客がいた
海側のテラス席がいいかなと思ったんだけど日差しがキツくて暑そうだったので、海側のテラス席を見渡せる屋根のついたテーブル席に座りました
こちらがお高いのでも有名なTHE ROCKのメニューです
まぁ高いとか言っても知れてるんだけどね
タンザニアの普通の食事に比べたら高いという程度の話です
とりあえず暑かったのでアイスコーヒーを注文
料理はパスタの一番上のHomemade Tagliatelleを頼みました
この時期、THE ROCK周辺のビーチはマジで暑かったのでこのアイスコーヒーは本当に生き返った
これはお金払ってでも素直に飲みたいと思えるアイスコーヒーだった
そして出て来たHomemade Tagliatelleパスタ
ちょうどお腹も空いて来てたのでパクつきました
お味の方は・・・・・・う〜〜ん微妙
美味しくないわけじゃないんだけど、正直そこまで特別美味しいパスタという訳でもないです
まぁでも実は味についてはそこまでではないという事も事前情報で知ってはいました
それでも昔から憧れてたこの海上レストランでどうしても食事をしてみたかった
THE ROCKでの食事は僕自身が納得する儀式だったわけです
タンザニアには特にもう一度来たいとは思わないけどこのザンジバルのパジェだけはもう一度訪れたいなぁ
パジェは雰囲気も海も宿も今の所最高だ
さて気になるTHE ROCKでの食事の料金は・・・
アイスコーヒー4ドル、パスタ20ドル
計24ドルでした
たしかにタンザニアの中での食事としてみると高いのかも知れない
でもここまでわざわざ来てこのレストラン目の前にして食事せずに帰る感覚はちょっと僕には意味わからない
このTHE ROCKまで来てここで食事せずに写真だけ撮ってトボトボ帰る人もいるみたいだけどそんな思いしてまでケチってどうするんだろう?
また日本に帰って生活しだしたらこの時ケチった24ドルなんてバカみたいにみみっちい金額だよな
僕も節約旅はするけどこういう特別なレストランで食事の思い出も残せないような極端な貧乏旅行はちょっとイヤですね
外に出てTHE ROCKが水に浸かるのを今か今かと待ってると地元の人が「今は半月で潮の満ち引きが一番少ない日だよ」と教えてくれた
逆に三日月や新月の時は潮の満ち引きが活発なので昼に水がカラカラでも夕方には満潮でレストランは水にしっかり浸かるらしい
「多分今日は夜でもレストランは水に浸からないよ」
地元の人が言ったこの言葉で僕は夜まで待つのをやめて宿に引き返す事にした
水に浸かってるレストランを見れなかったのは残念だけど、憧れてたTHE ROCKでの食事も出来たしもう十分満足させてもらった
いい思い出になったよ
ザンジバル島を出てダルエスサラームに戻ったらまた次の国に向けて出発だ