雨に煙るツインタワー

2018年3月7日

朝目覚ましのアラームを聞くことなく自然に目が覚めた

いつも移動日の前の日には必ずスマホのアラームを設定してるはずなのだが

いや、そもそも昨日いつ寝たんだ?覚えてない

もしかして・・・

飛び起きてiPhoneの時計を見た

昨日買ったマレー鉄道の切符の出発時間まであと1時間10分ほどだった

まずい

ここはラルキンバスターミナルの近くの宿でむちゃくちゃ遠いわけでもないけど、ジョホールバルの駅からはそれなりに離れている

昨日は朝早めに出て市バスで駅まで戻ればいいやって考えていたけど、いつの間にか疲れから寝てしまっていた

今まで一週間も空港泊してきて寝不足気味だったのもあるし、久しぶりのベットで一気に体が睡眠を欲したんだろう 昨日の夕方から爆睡してしまっていた

今から荷物をまとめて宿を出てラルキンバスターミナルで駅まで行くバスを探し、それに乗って駅に向かうと時間が際どい気がする

マレー鉄道 チケット

電車の出発は10時  でもゲートBに9:30には来いとチケットに書かれている

ヤバイ とにかく飛び起きて5分で荷物をまとめた

メインバックを背中に、サブバックを前に背負って受付にチェックアウトしに降りると誰もいない 昨日チェックインする際に僕は部屋の鍵を無くしたりした場合のデポジットを払っている それをチェックアウト時に返却してもらわなければならない

しかしこの急いでる最中、レセプションに人がいないのだ

受付カウンターにある備え付けの呼び出しベルを何度鳴らしても誰も出て来ない

「どうなってるんだよ、まったく・・」

焦っているのでついつい愚痴が出る 時間だけがどんどんむなしく過ぎて行く

呼び出しベルはもう20回以上鳴らした

電車の出発時間まで残り50分を切ったところでもう見切りをつけた

受付カウンターに部屋の鍵だけ置いてデポジット返却は諦めて宿を出た

急ぎ足でラルキンバスターミナルに行き、バスではなくタクシーを探す

タクシー乗り場付近で現地のおじさんがタクシー乗りたいならそこの受付でどこまで行きたいか言ってごらんって教えてくれたのでバスターミナル内のタクシー乗り場の受付でジョホールバル駅まで行きたい旨を伝える

この受付は行き先を聞いてここでお金を受け取っているのでここで先払い

なのでタクシーを降りる時にお金を払う必要はありません

タクシーは順調に進み、20分前には駅に到着した

何とか間に合ったぞ

結局ゲートBが開いたのは15分前でした

僕が乗る電車はどうやらこれのようだ

マレー鉄道

まぁまぁボロ

でもなんか古めかしい鉄道に乗ってマレー半島を北上して行くのは旅情があって楽しそうだ

早速鉄道に乗り込んだ

外見に比べて中はまだマシな気がする 冷房がガンガンに効いている

これはちょっと時間が経てば逆に寒くなりそうだな

列車は予定時刻の10時を少し回ってから動き出した

30分も乗ってるともう寒くなってきたのでメインバックからパーカーを取り出し着込んだ これでも少し寒いくらい 東南アジアの列車&バス会社さん、冷やし過ぎです

ナシゴレン

車内販売のナシゴレン

列車は両側がジャングルのような景色の中を4時間ほど走りGEMAS(グマス)という駅に着いた

グマス駅

何もない寂しい駅 ここで別の列車に乗り換える

クアラルンプールまで直行があるかと思いきや、今は長距離を廃止しててここで乗り換えが必要らしい

そして次にきた列車がこれ

マレー鉄道

普通に綺麗です

中でカンフーパンダやってた

カンフーパンダ

前の席でシンガポールかマレーシアの中華系の人たちが騒いでる

中国本土の人でなくても相変わらず中華系の人の話し声はデカイ

きっと中国語自体がやかましく話す発音なんだろな

グマスから2時間ちょっとで列車は巨大なクアラルンプールのセントラル駅に着いた

席で上の棚に置いた荷物を降ろしてると騒いでた中華系マレーシア人のおじさん、オバサンが「私の荷物も取って、あんた背が高いんだから」と笑って言ってきたので降ろしてやると今度は俺のも、私のもっと結局その家族全員の荷物を降ろさされた

クアラルンプールセントラル駅

自分もやっとホームに降りて荷物を担ぎ地下鉄のチケット売り場までやってきた

事前に調べた情報だとチャイナタウンの宿がそこそこ安いらしい

チャイナタウンはどこかなぁっと路線図で見てもチャイナタウンの文字がない

どうなってんだ?もう夕方だし早く移動して宿を確保したいのに

近くで切符売り場に並んでる人に聞いてみるとどうやらPasar seni(パサセニ)という駅がチャイナタウンに一番近いらしい

パサセニ行きのチケットを購入 パサセニまではクアラルンプールセントラルから一駅でした

駅に着いてしばらく歩くとチャイナタウンぽい所に入ってきた

チャイナタウン クアラルンプール

夜のツインタワーを見に行きたいのでここで早めに安宿を見つけないと

オアシスという宿を見つけたので階段を上がり受付に行ってみる

なんだか名前の響き的に良さげだ

オアシス ゲストハウス

受付や廊下が暗い これは安宿でよくあるパターンだ

オアシス・・なんだよね?

オアシス ゲストハウス

だいぶ古い 値段を聞いてみると1泊800円との事

とりあえず2泊申し込んだ

部屋がこちら

オアシス ゲストハウス

ベット以外のスペースがほとんどないので荷物を置いたらほぼ終わりです

えーと部屋の鍵は・・・・おっと

オアシス ゲストハウス

オアシスという名前はどこに行ったんだい?

う、うん・・まぁタイのカオサンロードの安宿にも泊まった事あるから多分大丈夫

荷物を置いて落ち着いたら、ツインタワーへ行こう

パサセニ駅に戻り地下鉄に乗ってKLCCという駅で降りた

ツインタワーを見にきた人が皆降りる駅だ

グーグルマップを見ながらペトロナスツインタワーに一番近い出口を探す

でも出口に出る手前で音と湿気を感じた

スコールだ 電車に乗る前は少し曇ってるくらいだったのに土砂降りになっている

シンガポール以来だなスコール しばし皆さんと一緒に雨宿り

知らない人達とスコールの雨宿りは東南アジアあるあるですね

20分くらいで雨がやんできたので外に出てツインタワーを目指すことに

さすがマレーシアの首都だけあって大きな都市だ

クアラルンプール

そしてしばらく歩くと目の前にとてつもなく大きなタワーが現れた

ペトロナスツインタワー

なんだこりゃ クソでかいぞ

もうちょっと真下まで行ってみよう

ペトロナスツインタワー

真下から見上げていると首が痛くなってくる

マレーシアの石油会社ペトロナスによって建設されたのでペトロナスツインタワーと呼ぶそうです

確かツインタワーのうちタワー1は日本が造って、タワー2は韓国が造ったんだって

タワー同士をつなぐ連絡ブリッジはフランスが造ったそうだ

主にテナントビルで中東カタールの衛星テレビのアルジャジーラやマイクロソフトのマレーシア支局などが入ってるらしい

夜景好きの自分としてはタワーに登って展望台からマレーシアの夜景を見たかったんだけど、展望フロアの入場料が85リンギット(約2400円)と高過ぎたので断念しました

因みに朝9時〜21時まで展望フロアは開いてます

ペトロナスツインタワー中

ペトロナスツインタワー中

中は大きなショッピングモールになっている YAMAHAこんなとこで頑張ってるね!

一通り散策後、チャイナタウンに戻って今度はセントラルマーケットを見に行った

セントラルマーケット クアラルンプール

セントラルマーケットサイン

中は個人商店みたいなのが軒を連ねてる お土産物屋さんや雑貨、インテリア、服屋など多数です めちゃくちゃ広いわけではないので特に買いたいものがなくて流しながら見たらあっと言う間に見終わると思う

喉が渇いたので外の露店でシェイクを

シェイク

今日は朝から移動が多かったのでロクに食べてない

食べたのはマレー鉄道の中で食べたナシゴレンくらいだ

何かチャイナタウンで食べよう

宿の方に戻りながら探してるとインド系の人達が多く食事してる店を見つけた

ローカルでかなり安そうだ 欧米人も少しだけいる

入ったのはこの店

クアラルンプール

クアラルンプール レストラン

カレーを一つ注文したら店員からロティってのを勧められたんだけどロティってなんだっけ・・とりあえず頼んでみるか

待つこと4分 注文した料理が出てきた

ロティ

質素

ロティってこれかぁ このナンを薄く伸ばしたクレープ状の食べ物ね

ってか、カレー少な!!

店員が本当にそれだけでいいの?って聞いてた理由がやっとわかった

でも味は美味しかったです もちろん全然足りないけど

もう少し何か食べたいな チャイナタウンのコピー商品だらけのアーケドを抜けたところで美味そうなサテー屋を見つけた

サテーはマレーシアの串焼きのこと 日本の焼き鳥みたいなもんですね

鳥だけでなくポークやビーフもあります

サテー

サテー

とりあえずチキン、ポーク、ビーフを一本ずつ頼んでみる

サテー クアラルンプール

これね、写真の見た目では全然美味そうじゃないですよね でもメチャ美味いです

肉というかタレが最高にうまいです

サテーについてきたキュウリや玉ねぎまでタレにつけて食べました

サテーってこんなに美味いもんだったのか 正直意外だった

明日も来れたら来ようかな

夜の安宿は昼間より暗さを増しており、さながら監獄のようだった

水回りが汚いシャワー室で汗を流し終わったら、明日の目覚ましをかけてベットに体を投げだした

野宿も覚悟で来た旅だ このくらいの安宿でどうこう思ってたらこの先のインドなんか泊まれない

自分に言い聞かすようにボロボロの宿の天井を見つめながら眠った

オアシス ゲストハウス

にほんブログ村 旅行ブログ 世界一周へ
にほんブログ村

スポンサーリンク
simplicity2のレクタングル広告(大)

コメント

  1. harumame より:

    マレーシアは私が一番好きな国です。物価も安いですし。
    何より、お料理がどれも美味しいんですよね。
    サテーのあの、ピーナッツソースが逸品ですよね。

    • メリ より:

      harumame様、コメントありがとうございます!

      サテーのあの甘辛いソースはピーナッツソースだったのですか!?
      僕はクアラルンプールのチャイナタウンの外れの屋台で食べたのですがあの味が忘れられません

      加えてマレーシア人の優しさも印象に残ってます^^

Translate »