2019年2月1日
エジプトからアフリカ南下(縦断)を開始する人が多いので、今日はちょっとエジプトのカイロでマラリアの予防薬を無料でゲット出来る情報を共有したいと思います
マラリアの予防薬を無料でくれるのはカイロのいわゆる保健省(ほけんしょう)または衛生省(えいせいしょう)と呼ばれる国の施設です
英語にすると「Ministry of Health」ですのでこれでマップで検索すれば出て来ます
ただし注意点です
グーグルマップでカイロの「Ministry of Health」を検索すると2つの場所が出て来ます
ひとつは Ministry Of Health and Population という場所
もうひとつは Ministry of Health – Family Planning という場所
ここでマラリア予防薬をもらえるのはMinistry of Health – Family Planningの方です
間違えてMinistry Of Health and Populationの方に行ってしまわないように
(ただ間違えて行ったとしても両者はすごく近い位置にあるのですぐにMinistry of Health – Family Planningの方に行く事は出来ます)
予防薬をもらうにはパスポートが必要です
上の写真は僕が最初間違えて行ってしまったMinistry Of Health and Population
予防薬をくれるのはこちらではありません
正直場所も近くて建物も似てるので事前に情報知らなかったらそら間違えるよな
そして下の写真が予防薬をもらえるMinistry of Health – Family Planning
ここでマラリア予防薬をもらえます
建物もめっちゃ似てるでしょ?
お間違えのないように地図貼っておきますね
Ministry of Health – Family Planningの場所はこちら
まず建物に入ったら入り口付近にいるこの施設のスタッフにマラリアの予防薬をもらいに来た事を伝えましょう 中に入れてもらえます
そのまま通路を進んで左に曲がるように指示されます
中に入ってこの外のような風景の通路を突き当たりの白い建物まで進みます
突き当たりまで行くと指示された通り左に曲がってください
左に曲がるとこのような景色になってます
写真の左の入り口に行ってしまいそうですが目指すのは写真右奥の建物です
ここです このビルに入って3階に行きます
階段で3階に上がって廊下を進んで右に曲がって更に少しすすんだ先の部屋なんですが、廊下にある部屋の数も多いので3階に上がったら誰か捕まえて聞いた方が早いです
自分だけではまずどの部屋かわからないので
目的の部屋に通されたら今後アフリカを南下する為マラリア予防薬が必要な旨を伝えます
アラビア語で書かれた難解な申請用紙を渡されるので部屋にいる人に何の項目を書き込む欄かひとつひとつ確かめながら申請用紙を埋めていきます
書き込んだらパスポートと一緒に部屋にいるボスっぽいオッチャンに渡します
※実はこの時僕はエチオピアのビザ申請中でエチオピア大使館にパスポートをホールドされてました
元々パスポート確認がある事も知らなかったので、ここにはパスポートを持たずに来てしまってました
事情を説明し、スマホに入ってるパスポートの写真など身分を証明出来るものを出来る限り見せた結果マラリア予防薬をなんとかもらう事ができました
ただパスポートがないともらえない場合もあると思うので必ずパスポートをお忘れなく!
僕の場合、次に行く予定のスーダンのビザを確認したいと言われました
やっぱりアフリカ中部〜南部などマラリアのリスクが高い場所に行く人が対象のようなのでそこはそれなりに確認されるようです
もらった予防薬は緑色のカプセル錠の薬でした
この緑のカプセルの予防薬はドキシサイクリンという毎日飲むタイプのマラリア予防薬だ
1日1錠なのでこれは10日分
この他に1週間に1回飲むタイプの「メフロキン」という白い錠剤の薬もあるが副作用が強くうつ病になりやすいらしい
メフロキンは最近では家畜がマラリアにかかるのを嫌って農場の人が牛などの家畜にエサに混ぜて飲ませているような薬らしい
もうすでに人が飲むような薬ではなくなってるみたいですね
マラリア予防薬はほぼドキシサイクリン一択だと思います
こちらは裏面の写真
僕はスーダンとエチオピアの国境で物凄いボロボロの虫だらけの宿に泊まったので、そこで飲んだのとエチオピアでもう一回飲んだくらいであとは基本飲みませんでした
特にこれといった大きな副作用は無かったですが短い断片的な夢を一晩に数回見るようになりました(別に悪夢とかじゃありません 超くだらない夢です笑)
あとは次の日のオシッコの色がすごく濃かった事くらい
基本エチオピアの北部などまではマラリアの心配ってほぼ無いそうです
エチオピア南部で田舎の部族などに会いに行くときは飲んでおいた方がいいかもですね
そのあたりから南に行くにつれてだんだんマラリアのリスクは増えて行くと思います
しつこいようですがマラリア予防薬が無料でもらえるのは下の写真の建物の
Ministry of Health – Family Planning の方です お間違えないように
今回の記事が皆さんのアフリカ縦断の助けになれば幸いです