2019年3月10日
昨日、この世界一周の旅に出て海外で2度目の誕生日を迎えました
たしか去年の誕生日はマレーシアのペナン島だっけな
この一年で随分と移動したもんだ
さて、今日はナイロビで同じ宿に泊まってたメンバーとナイバシャという地域のヘルズゲート国立公園にサファリに来ています
ただしサファリと言っても今回ここでやるサファリはなんと自転車で自分たちで進んで行く通称チャリンコサファリと呼ばれてるものです
この国立公園内は肉食動物がいっさい居なくて草食動物のみが生息してるので生身の人間がそのまま入っても平気という訳だ
ヘルズゲート国立公園の入り口前にこんな感じでレンタル自転車があります
ここで自転車を借りて国立公園内に持ち込むという形
この国立公園なんと中でキャンプも出来るんです
普通、国立公園の中で寝れるってあんまり無いです
ヘルズ・ゲート 国立公園の場所はこちら
僕らは中で一泊する事にしたのでナイロビで買ったテントなど持ち込んでました
おかげで自転車サファリなのに大荷物(笑)
自転車サファリをしてる人は他にも沢山いたけどこんな荷物持ってきてるの僕らだけでした
どう考えても多すぎるでしょ
荷物のデカさと重量で明らかに運転しにくくなっている(笑)
一緒にサファリとキャンプをするのはKサンとあとナイロビで出会ったゆーき君
とりあえず出発しますか!
始まってすぐに絶景
これはちょっと想像してた以上の景色だわ
周辺の岩壁がすごい
ロッククライミングしてる欧米人もいました
どうもここのロッククライミング有名みたいですね
この岩壁だけでなくヘルズゲート国立公園の中に何箇所もクライミング出来る岩がありました
自転車で走ってるとシマウマなどの草食動物があちこちに見えてくる
インパラやイボイノシシもその辺走ってる
・・・・がこの自転車サファリとにかく疲れる
っていうかこのレンタルで借りた自転車が疲れる
日本の自転車には到底及ばない質の自転車で観光客に乗り倒されてもうボロボロ
思ったように進まなかったりするし上り坂にめっぽう弱い
そして極め付けはサドル(自転車の座る部分)
サドルって基本下に衝撃を和らげるためのサス(バネ)が付いてるんだけどこの自転車はバネが付いてないので地面の衝撃がそのままお尻にきます
なんだそんな事か・・・って思いました?
いやいや、これがどれだけ痛い思いをするかは乗らないとわからないと思います
乗れば5分で僕の言ってる事を痛感すると思います
とにかくもう長時間続けて乗るような自転車じゃないんです
でも僕らはここで一泊するので今日も明日もこの自転車と付き合わねば(涙)
景色もいいし動物も見たいんだけど大きな荷物を背負っててこの自転車の酷さなので、とりあえず今日のキャンプ場まで進みテントを貼って荷物を減らしてから動物を見ることにしました
キツイ坂道を登って、途中から自転車を押してやっとたどり着いたキャンプ場
幸い僕ら以外に誰も居なかった
貸切状態の使い放題だ
正直ここに来ただけで相当な体力を使ったのでしばし3人で呆然とする
でもとりあえずテント立てて中に荷物入れなきゃ始まらないので重い腰をあげてテント設営へ
ナイロビで買ったテントをここに来て初めて使いました 今日が第一夜です
テント設営も終わったので荷物を放り込んで身軽になってサファリ再開です
(相変わらずケツはめちゃくちゃ痛い)
バッファローはこのヘルズゲート国立公園で最強の動物かもしれません
この公園に入るゲートでバッファローには近づかないように忠告されました
警戒心が強く、いざとなったらライオンなどの肉食動物と戦う事もあるバッファロー
途中で車とすれ違ったんだけど、その車の運転手がわざわざ車を止めて僕らに「この先にバッファローの群がいるけど近づくなよ」っと注意していきました
近づきすぎるとそれぐらい危ない動物なんでしょうね
きっと今まで調子に乗って近づいて犠牲になった人もいるんでしょう
僕らもバッファローは遠目に見てました
この日夕方までに見たのはインパラ、ガゼル、シマウマ、イボイノシシ、バッファローです
サイはもともとの個体数が少ないのでこの国立公園内にいるのかいないのかもわかりませんでした
でもキリンくらいは見れると思ったのになぁ
日が暮れて来たのでキャンプ場に戻って焚き火です
ナイバシャの町の市場で買ったリンゴとマンゴーを食べたんだけどお腹がそれではもたないので即席でスープを作る事に
作ったスープにパンをつけて食べるというちょっとひもじい食事だけど無いよりは全然マシだ
なによりこうやってアフリカのだだっ広い国立公園の中で焚き火を囲んでる事が楽しい
そして夜は明かりの少ないアフリカお約束の星空だ
僕はスマホしかないのでこれはゆーき君に頼んで撮ってもらった夜の星空の写真
すごい星の数だ
翌朝は6時半起き
早朝は動物が行動し始めるので比較的いろんな動物に遭遇しやすい
なのでこちらも朝早くから行動開始だ
簡単な朝食を済ませて撤収したテントを背負って自転車で坂道を降ってる時だった
!!!!!!
おいおい 普通にキリンいたよ
僕たちが走ってる坂道のところまで出て来て葉っぱ食べてた
僕らも慌てて自転車を止めてなんとか近づいて写真を取ろうと思ったんだけど近づけば近づくほど逃げて行くので全然近づけない
追いかけてもキリンの一歩と人間の一歩なんて同じ訳ないから離されて行くばかり
結局森の奥に消えて行った
その後も順調にサファリを続けてたんだけど別のグループが進まずに待機していた
何かと思えばバッファローの群が僕らの進行する道を横切っていた
しかもよく見れば子供を連れている
数匹が子供に危害を加えられないように警戒してこっちをじっと見てる
このシチュエーションはたしかに危ない
僕らも彼らも自転車から降りて一時待機だ
バッファローの群が立ち去るのを待つしか無い
ちょうどお尻の痛さも限界だったのでいい休憩になったよ
ここは動物がよく集まる水飲み場
シマウマもメチャクチャ警戒心強いんだよね ちょっとでも近づくとすぐに走り去る
でも草食動物って食べられてしまう方の立場だから全体的にそういうもんなのかも
ヘルズゲート国立公園は時間制なので24時間以内に出ないと次の1日分の料金が発生する
丸一日におよぶチャリンコサファリを終える為にゲートに戻る
しつこいようだがこの時もお尻は尋常じゃない痛さだ
自転車で回るサファリなんてイメージからは想像できないくらいハードだったこのサファリ
終わってみればいい思い出だけどもう一回やるかと言われたら2回はやらないだろう
そのぐらいハードなものだった 特にお尻にはね(笑)
絶景のなかの自転車サファリを終え、次に目指すのは隣国ウガンダだ