2021年1月6日
おはようございます
メキシコシティのスーパーやパン屋に1月6日に食べるメキシコの伝統のパンがギッシリ並べられました
これはメキシコの習慣で「ロスカ デ レジェス」と呼ばれるパンだ
毎年メキシコでは1月6日に食べられて、ちょっとしたゲーム要素が入っているパンで有名
このパンの中には実はプラスチックの人形が2〜3個入っている
食べてる最中にその人形を引き当てた人が今度は2月2日にタマーレスというチマキのような食べ物をパンを一緒に食べた人に振る舞うのが習わしだ
ちなみにタマーレスという食べ物はトウモロコシの皮やバナナの葉に包まれた蒸しパンのようなマヤの伝統的料理のこと
人形が出て来たら他の人にそのタマーレスをご馳走するルール
でも実際には2月2日には忘れてしまう人が多いみたい(笑)
スーパーの商品棚にもちゃんとRosca de Reyes(ロスカ デ レジェス)と書かれている
294ペソって事は日本円で1500円くらいだ 意外に高いもんだな
子供用のサイズも売られていた
国によって色んな習わしがあって面白いなぁ
さてブログのタイトルにもあるとおりに今世界に点在している日本人宿がだいぶヤバイみたいです
コロナウイルスの状況で旅行業界がこの有様だから当然といえば当然かもしれませんね
実際に僕がメキシコシティに滞在してる間にもこの宿にメキシコで日本人宿を経営されている方が数名滞在されてました
メキシコの観光客が一気に減って日本人宿はガラガラでやばいみたいです
僕が去年実際に泊まったメキシコのサンクリストバルという町の「アレグレ」という日本人宿も閉まってしまいました
サンクリストバルにはもうひとつ「カサカサ」という日本人宿がありますがそこは今メキシコ人を住ませている状態でなんとか持っているようです
ただカサカサの日本人オーナーさんもすでに日本に帰国されました
今は世界を旅していた日本人の夫婦が管理人のような形で住んでいるみたいです
メキシコのオアハカという町には「たなばた」という名前の日本人宿があったのですがそこも11月末に閉まりました
通称「大将」と呼ばれてたオーナーさんも12月に日本に帰国されました
メキシコのカンクンには「ロサスシエテ」という日本人宿がありますが、こちらは聞いた話だと持ち家のようなので家賃がかからない為今のところまだ営業してるようです
僕が滞在しているメキシコシティのペンションアミーゴも正直苦しいでしょうね
収入は以前の何分の一になったのか
オーナーは顔には出さないけど正直厳しいと思います
メキシコ政府が旅行業を助ける為に保証してくれるならいいんですけど、メキシコ政府がそれをするとは思えないし、仮に政府が保証としてお金を出したとしても日本人宿は基本的にそれを受け取ることが出来ないはずです
これはメキシコだけではなく世界のどこに行っても同じだと思います
なぜなら世界に点在している日本人宿のほとんどがもぐりで勝手に宿を営業してるから
基本的に日本人宿ってどこも許可とか取らずに経営してるんです
部屋や借家を借りてそこに勝手に日本人を泊まらせてお金をもらって運営しているのが実情
なので世界のほとんどの日本人宿が正規の手続きを踏んで経営している国に認められた宿泊施設ではないのでそういった保証は一切もらえません
それどころか海外で日本人事件や事故に巻き込まれて警察沙汰になった時、その日本人が宿泊していた日本人宿に警察が来て「宿泊施設でもないのに一体これはどういうことだ?」という話になって閉めることになってしまう日本人宿もあります
2016年の暮れにコロンビアのメデジンで一橋大学の日本人大学生が強盗に撃たれて亡くなった事件があった
その時にその大学生が泊まっていたのもメデジンの日本人宿だった
僕が聞いた話ではその日本人宿もその事件をきっかけに閉めることになったそうです
このようにただでさえ、もぐり営業で色々ある日本人宿
普段からそんなリスクを持って日本人宿を外国で経営しているのにコロナウイルスでこうも観光客の行き来がなくなると家賃を払っている日本人宿は持続出来ないのが普通でしょうね
本当にキツイと思います
だからどこの日本人宿のオーナーも一旦このコロナ渦が治るまで経営を放棄して、日本に帰国してまた自分が宿を経営していた国に自由に行き来できるようになるまでは日本で働いてお金を貯めようという方向にシフトしてるようです
という訳で現在世界中の日本人宿がヤバイです
まともに日本人が今までのように海外旅行を出来るようになるのはいつなのか?
それが元に戻らなかったら潰れるのは時間の問題だ
この出口の見えないトンネルの中にいるのはオーナーとしても死活問題で非常に不安だと思う
いつまでもつかは分からないが一軒でも多くの日本人宿が世界に残ってくれることを願っている