2021年1月28日
おはようございます
今日は昨日起こったばかりの事を書いてみたいと思う
何があったかはもうこの記事のタイトルで分かりますね
ブログのタイトルにあるとおり結論汚職警官にカツアゲされました
それについて振り返りながら書いていきますね
僕は昨日、1月28日昼間に諸々の用事を済ました僕は夜の8時前くらいにウォルマートという大きなスーパーの中にある中華の店に晩飯を買いに行った
僕の宿とウォルマートは歩いて10分かからないぐらいの場所ですが事件はその途中の路上で起こりました
ウォルマートで晩飯の中華料理を買って帰る最中、街もだいぶ薄暗くなってきていて僕は料理を片手に歩いてました
すると突然後ろから「ヘイ!」っと少し大きめの声が聞こえた
歩いてる歩道で真後ろから呼ばれたのかと思って振り返ったんだけど、実際には斜め後ろにいるパトカーから声をかけられてました
相手は2人組のパトカーに乗った警察官でパトロール中のようだった
一人は30歳ぐらいの体の大きな屈強な警察官
もう一人は50歳くらいのベテランのおじさんの警察官
30歳くらいの若い警察官はカタコトの英語が話せる
おじさんの警察官はスペイン語のみ
僕は何だろうと思いながら立ち止まるとその警官たちはパトカーから降りてきて僕を取り囲み、持ち物検査をさせて欲しいと言い出した
別にやましいものを持ってるわけでもないので僕はそれを受け入れた
というより拒否するという選択肢は無いようだった
僕はパトカーの後ろに両手をつかされてズボンのポケットからパーカーのポケットから服の全てのポケット調べられ身体検査された
でも特に怪しいものを持ってるわけでもなく僕が持っていたのは買ってきた中華料理と財布の代わりに使っていた貴重品を入れる防犯用の腹巻だけ
iPhoneも宿に置いたまま出て来てた
そこでめぼしい物を見つけられなかった警察官がパスポートを見せろと言ってきた
メキシコとか中南米では外に出る時、パスポートを持って出るとカバンごと盗まれたり強盗に会った時に一緒に取られることもあるので宿に置いてある
中南米を旅する旅人は通常毎回外に出るたびに持ち歩かないのがむしろ普通だ
僕は「パスポートはここから300メートルほどの宿に置いてあるし、すぐに見せれる」と主張したけど彼らはそこですぐに金の話をしてきた
携帯の翻訳アプリを使って今ここで罰金を払えと言ってきた
その瞬間にハッキリしたことはこいつらは完全に小遣い稼ぎの警察官だ
僕はすぐ近くに警察署があることも知っていたので相手のスマートフォンの翻訳機能を使って「では警察署で話しましょう 」と警察署に僕を連れて行くように促しました
こっちから警察署に言って話しましょうと言ったのだ
でもその瞬間向こうの顔色が変わり急に高圧的な態度で「今ここで金を払え」と言われた
僕がそれを拒否していると僕は無理矢理パトカーに詰め込まれた
そしてそのままパトカーで薄暗い路地に連れて行かれた
50歳ぐらいのベテランの警察官の指示で若い方の警察官がパトカー運転し、本当に薄暗くて防犯カメラにもついてないような路地に連れて行かれた
強盗にじゃなくて警察官に暗い夜道に連れて行かれるんですよ?
普通逆ですよね(笑)
多分この場所は今までこいつらが何回か金をカツアゲするのに使ってる定番の場所のひとつなんだろう
そこで僕はパトカーから降りるように言われた
そこで若い屈強な警察官の方が僕に再び「マネーマネー」と言ってきた
僕が拒否するとその警察官は僕の足を蹴ってきた
僕が思わず「やめろよ!」と言うと次の瞬間左腕にスタンガンを当てられた
当てられたって書いてますけど当てられるのと同時にすでに電流流されてますからね
左腕に何とも言えない痛みと痺れが走った
今までの人生でスタンガンで電流を流されたのは初めてでは無いけど、相変わらず当てられた箇所に一瞬束ねた針で刺されたような痛み
それと同時に痛みと痺れが同時に来るような感覚が左腕に走る
何度食らっても気持ちの悪い痛みだ
若くて屈強な警察官はもう完全に最初から金だけ欲しかったのがバレてるのをいいことに、もう開き直って僕にスタンガンを当て電流を流したり足を蹴りながら金を要求してきたのだ
これが噂でよく聞いていた汚職警官のカツアゲか
思ったより開き直って堂々とやってくるんだな
ただ救いだったのは正直この時点で僕の防犯用の腹巻きの中にはそこまで大した金は入ってなかった
僕はこの日の昼間に日本食材店に週末のバーベキューの準備で買い物に行ったところだったのだ
そこである程度お金を使っていたので防犯用の腹巻きの中には合計で520ペソしか入ってなかった
520ペソといえば日本円でだいたい2600円ちょっとだ
それは連中も確認していて、僕が今本当にそれだけしか持ってない事は知っている
若い方の警察官は僕に防犯用の腹巻きの中の520ペソのうちの500ペソをよこせと言って来た
そして僕がそれを拒否するとまた腕にスタンガンを当てて「動くな」と言われた
僕が身動き出来ずにいるとその間に僕の腹巻きの中に手を突っ込み500ペソの札を抜き取って「開放してやるからもう行け」と言って来た
あまりにも腹が立ったので念のためパトカーのナンバーを覚えておこうとパトカーの後ろに回ってナンバーを見ようとした時だった
バリバリっという音とともに背中にさっきと左腕に走った痺れと痛みが走った
再び背中にスタンガンを当てられ電流を流されたのだ
その警官は僕にスタンガンを当てたまま背中から「ジャスト ゴー」と言った
余計なことは考えずさっさとそのまま去れと言ってるわけだ
そして50歳ぐらいのベテランの方の警察官は僕の腕を掴み、何を話してるかわからないが雰囲気「さぁ、もう行くんだ」という感じで僕を大通りの方に引きずり出した
ベテランの警察官は僕は大通りに放り出し、まるで「この程度で済んでありがたく思えよ」と言わんばかりの態度で僕に背を向けてさっきの薄暗い路地に戻って行った
僕が奪われたのは500ペソ つまり2500円だ
確かに外国で汚職計画に絡まれて2500円で済んだなら正直安いもんだとは思う
でもこれってお金の金額の問題じゃないよな
2500円というショボイ金を取られた事が腹立たしいんじゃない
警察官ともあろう者が夜街を歩いてる観光客を強盗と同じような手口で暗がりに連れて行き、スタンガンを使って自分らの小遣いをカツアゲしてる人間性と理不尽さに腹がたつのだ
確かに中米だからと言ってパスポートを所持してなかったこと自体はこっちにも落ち度があった
でもそれならそれで普通に警察署に連れて行かれてそこで所定の手続きを行い罰金が課せられるなら僕はまだ納得がいった
でも今回のはパスポートを理由につけたただの不倫中の小遣い稼ぎ
コロナ渦でみんな苦しい中、警察官が観光客を付け狙ってこんなやり方で金を得ようとしてる
メキシコは人も優しくて本当に良い国です
普段から一般のメキシコ人達が外国人観光客に優しくすることによって「メキシコはいい国だな」とメキシコを好きになってる人もいるのに、そういった人達の優しさや国の印象を警察官が台無しにしてどうすんだよ
メキシコでは一度払ったお金は戻って来ないのは有名な話
もう今から言ってもお金は帰って来ない
中南米で強盗する連中などと同じくらい気をつけないといけないのが警察官
なんだかキルギスだったりウズベキスタンだったりの中央アジアを思い出すな
あの辺も汚職警官の蔓延は酷かった
とにかく金もってそうな観光客を捕まえて色んな理由をつけて金を要求する
今は特にコロナ渦で外国人観光客が少ないので向こうも見つけた観光客は逃したくないだろう
一人ですぐ外国人と分かる格好をして歩いてると今後も目をつけられるかもな
この状況下でまだ海外に残ってる人は少ないと思いますが警察が終わってる国に滞在してる人は同じ目に合わないよう警察にも気をつけてくださいね
お金はもういいんだけどせめてあの腐れ警察官がいつか自分達のやってる事の恥ずかしさに気づいてくれればと思う
コメント
初めまして。
突然のご連絡失礼致します。
メキシコの汚職警官の話しですが、具体的に泊まっていた宿とカツアゲにあった場所を教えて頂くことは可能でしょうか。
メキシコシティ在住でよくそういった話しを聞くので今後の参考にしたいです。
成田和哉様、コメントありがとうございます!
宿と汚職警官の件は全く関係ないので差し控えさせてもらいますね
汚職警官にカツアゲされたのはダウンタウンの地下鉄レボリューション駅とその北側にあるウォルマートの間です
そこで声をかけられて別の暗い場所に連れて行かれました
場所を確認されてますが、運が悪かっただけで別にレボリューション付近でなくても
この程度のことはメキシコシティならどこでも起こる可能性をはらんでると思います