心震えるほど

2022年2月23日

おはようございます

エルカラファテ

今泊まってるBla Guest houseは一応朝食付き

パンとシリアルとコーヒーだけだけどね

さて今日は昨日到着したばかりのこの町を離れ、エル チャルテンに行く

なぜこうもパタゴニアに来るとバタつくのか

まぁ何にせよ今日この町を離れるからバスの時間までにATMでお金を下ろしておきたい

朝9時過ぎからATMを数件周る

エルカラファテ

だけどメンドーサの街と同じでなぜか僕のカードで現金を引き出せない

口座にお金も入ってるし、カードも止まってない

なのになぜかアルゼンチンのATMが僕のカードを受け付けてくれない

前回のアルゼンチン訪問を思い出してみる

あの時はどうだったか?

記憶では僕は首都のブエノスアイレスでATMでお金を下ろした事がある

でも確かあの時も最初に行った銀行のATMではお金が下ろせずに、次の銀行のATMでようやく現金を引き出せた

でもその1回しか記憶にない

どうも僕のカードはアルゼンチンとのATMとは相性が悪いみたいだ

結局僕は現金を引き出せないままエル チャルテンに行く事になりそうだ

宿に戻って荷物をまとめてると同じ部屋のフランス人が「お、もう出るのか?次はどこに行くんだい?」っと聞いて来た

「氷河のトレッキングツアーが予約でいっぱいだから予定を変更して先にエル チャルテンに行く事にしたんだ。君は次どこ行くの?」と聞いてみた

そのフランス人男性が言った「俺は明日氷河のツアーに行くよ」

え・・? こいつ予約取れたのか?

僕が「氷河のツアーって予約でいっぱいじゃなかった?」っと聞いてみる

「あぁ、それは氷河のトレッキングだよね。あれは駄目だ、ずっと先までフルだからね。でも俺が明日行くのは普通の氷河を見るだけのツアーだよ。氷河のツアーと言っても色んな種類があるからね」

なるほど

よく考えたらそうか

僕はもう氷河のツアーといえば氷河の上を歩くトレッキングツアーと思ってたけど、氷河を見に行くだけなら明日にでも全然行けたんだ

その他にも氷河を見に行ってついでにその周辺をトレッキングして氷河の氷の目の前まで行けるツアーなどもあるらしい

今日はもう宿の宿泊もキャンセルしてエル チャルテンに行くバスも取ってる

だから今からまた変更というのはしない

けど他の氷河ツアーもあるという事は念頭に置いておこう

「因みにどこのツアー会社で申し込んだ?」っと聞いて見ると予約の紙を見せてくれた

エルカラファテ

このフランス人が申し込んでいたのは「Bosques Andinos」という会社

グーグルマップで検索してみたら宿からも割と近かった

また明後日にはこのエルカラファテに帰ってくるんだから氷河ツアーを調べる候補として登録しておこう

今日エル チャルテンに行くバスは午前11時

以前は宿の前までバスが迎えに来てくれたけど、今は変わったみたいでバスターミナルまで行かないといけない

エルカラファテ

なので荷物を抱えて昨日着いたこの町のバスターミナルにやって来た

そういえば宿のスタッフが「予約はしてあるからターミナル内のCAL TURというバス会社でチケットをもらってね」と言っていたな

まずはそのバス会社を探さないと

エルカラファテ

ここ

ここで名前を言えばチケットを貰える

バス会社の受付スタッフがチケットをくれる際に「もうすぐターミナルにチャルテントラベルと書かれたバスが入って来るからそれに乗ってね」っと言った

エルカラファテ

確かにバスターミナル内にはそこらじゅうにChalten Ttavelと書かれた看板が出てる

以前、エル チャルテンに行った時もこんなバスだったのかな?

覚えてない

エルカラファテ

で、11時前にバスが来た

これに乗ったら約3時間でエル チャルテンだ

エルカラファテ

エルカラファテ

昨日もバスから見た綺麗な山々を見ながらバスはまず空港を目指す

エルカラファテ

空港に着いて客の乗り降りを済ませたらエル チャルテンに向かう

エルカラファテ

それにしても窓から見える山の景色がヤバイ

エルカラファテ

なんて言うかもう神々しいよ

ん? あれってフィッツロイだよな?

エルカラファテ

もうすでに雲ひとつ無い状態で綺麗に見えてるじゃないか

やっぱり今日の天気は最高みたいだ

マチュピチュやウユニ塩湖でもそうだったけど、こういう景色系の場所に行く時は天気って本当に大事

天気予報を前もってチェックして、晴れの日の為なら滞在延長したりすぐに予定変更してでもその場所に向かう事が出来た方がいい

雲がある日と快晴の時では思い出の写真も全然違うものになるからね

そして3時間後にエル チャルテンのバスターミナルに到着

また見に来るのが面倒くさいので今のうちにエルカラファテに戻るバスの時間も調べておく

エルチャルテン

だいたいどこのバス会社も朝一は8時

その次は会社によって12:30だったり13時だったりする

最終は19:30か20時だ

帰る時は多分、朝イチのバスか昼のバスだな

エルチャルテン

バスターミナルから出ると2年前にも見た景色が飛び込んできた

エルチャルテン

エル チャルテンの町の看板とその向こうに聳えるフィッツロイ

もう最高だ

しかも2年前より天気もいい

パタゴニアの象徴の山がめちゃくちゃ綺麗に見えている

エルチャルテン

エルチャルテン

切り立った岩山に囲まれたエル チャルテンの町

あの時はコロナ騒動で1日も居れなかったんだけど、今回は最低2泊はする予定だ

本当はこのエル チャルテンでも前回泊まった時と同じ宿に泊まろうと思ってた

でも昨日の夜にエル チャルテン行きを決めたからBooking.comで予約しようと思ったらもういっぱいになってた

宿の人が「エル チャルテンは1年で1番のハイシーズンでビジーだから宿は今からすぐ予約した方がいいわよ」っと言ってくれたんだけどもう遅かった

だから今日は別の宿を予約した

今回はどちらかというとバスターミナルに近いホステル

エルチャルテン

ひとまずそこに向かってチェックインしてしまおう

エルチャルテン

昼間の写真を撮り忘れてて、夕方暗くなり始めてからの写真しかないけど泊まったのはここ

Refugio Chaltenという比較的安めのホステル

エル チャルテンはエルカラファテよりもまた一段物価が上がる

多分、アルゼンチンで1番か2番目に物価の高い町

アルゼンチンではここエル チャルテンかアルゼンチンの南端ウシュアイアが一番物価が高いと言われている

エル チャルテンで中クラスのホステルに泊まればすぐ4000〜5000ペソくらいいく

そんなエル チャルテンの中でも比較的安めのホステルがこの「Refugio Chalten」だ

エル チャルテンの中でも比較的安めのホステル「Refugio Chalten」の場所はここ

エルチャルテン

部屋は小さくて古い感じのドミトリー

これでも1泊2500アルゼンチンペソくらい

一応部屋の中にロッカーあり

エルチャルテン

ロッカーの鍵は宿のスタッフに「ロッカー使いたい」と言えばもらえる

Refugio Chalten

  • ロケーション:★★★★☆
  • スタッフ  :★★★☆☆
  • 価格    :★★★☆☆
  • 清潔感   :★★★☆☆
  • WIFI    :★★★☆☆

※あくまでも個人的な評価です

まぁ平均的なホステル

Wifiは途切れたりしないけどそこまで早くない

シャワーはちゃんと温かいお湯が出る

小さいけどキッチンあり

宿のスタッフがドルとアルゼンチンペソを両替してくれる

チェックアウト後にシャワーやキッチンを使うには追加で500アルゼンチンペソが必要

さて、チェックインも終わった事だし久しぶりのこのエル チャルテンの町を歩いてみるか

エルチャルテン

エルチャルテン

エルチャルテン

エルチャルテン

町並みはほぼ変わってなく、あの頃と同じく木を使った家やお店が目立つ

エルチャルテン

大自然に囲まれたパタゴニアではこれらがすごくお洒落で可愛く見えてしまう

エルチャルテン

エルチャルテン

相変わらず素敵な町だなぁ

町のどこからも綺麗な山々が見えるこの雰囲気 大好きだ

エルチャルテン

エルチャルテン

エルチャルテン

少し歩いてるとアイスクリーム屋を見つけた

エルチャルテン

前来た時こんなのあったっけ?

暑かったのでとりあえず中に入ってみた

エルチャルテン

一番小さなアイスがひとつ300ペソ

小さいけど一応2種類のフレーバーを選べる

エルチャルテン

ひとつ買ってみた

外に持って出てエル チャルテンの町を歩くバックパッカー達を眺めながらアイスクリームを食べる

エルチャルテン

300ペソで買える贅沢な時間

チリに行けなかったのは残念だけど、またパタゴニアに来てよかったなぁ

エルチャルテン

自然の中でリラックスする人達

エルチャルテン

町の中はもうバックパッカーだらけだ

エルチャルテン

エルチャルテン

エルチャルテン

エルチャルテン

レストランの建物の壁にこんなボルタリング出来る場所があるのもパタゴニアならではだよね

エルチャルテン

この町はロッククライミングする人も集まる場所

エルチャルテン

そして町の道路からこんな山々が普通に見えてしまうのがすごい

エルチャルテン

エルチャルテン

そしてここ

エルチャルテン

以前、エル チャルテンに来た時に予約入れてた「ランチョ グランデ」というホステル

今回は予約いっぱいで泊まれなかったけど、フィッツロイに行く登山道にも近く、中には24時間営業のレストランあり

エルチャルテン

前回は国境封鎖の話が出て来て、結局泊まらないでそのままエルカラファテに戻ったんだよな

エルチャルテン

そしてそのランチョグランデから少し北に歩くとフィッツロイに入って行く登山道の入り口が見えて来た

前はここすらも見る事がなかった

少しだけ中に進んでみよう

エルチャルテン

看板の地図を見てるとここから1キロほど進んだところに展望台があるみたいだ

僕はフィッツロイで朝日を見るために今日の夜中に出発する

その時は真っ暗なはずだから景色なんて見れない

たった1キロだから今のうちに行って少し景色を見ておくか

登山道を登り始めるとすぐに坂道が始まって、さっきまで居たエル チャルテンの町がもう小さくなってる

エルチャルテン

こうやって見るとエル チャルテンの町の入口って山と山の間に見事に挟まれてたんだな

エルチャルテン

フィッツロイに行くたのに岩山の中に作られた町って感じだ

展望台を目指して進んで行く登山道はこんな感じ

エルチャルテン

ここを夜中に進んで行くとなれば相当暗いはずだ

今晩は気をつけて行こう

エルチャルテン

軽く汗ばむくらい歩いてると見晴らしの良い場所に出た

ここが一番最初の展望台みたいだ

エルチャルテン

因みにこの登山道にはいくつもの展望台がある

今、全部見て周ったりは出来ないのでとりあえずこの先にもうひとつある展望台にだけ行って町に戻ろう

エルチャルテン

途中、所々に看板が出て分かれ道などはどちらに行けば何があるかが書かれてる

基本フィッツロイはラグーナ ロス トレスという湖のある場所から見るのでLAG. DE LOS TRESと書かれた方向に進めばフィッツロイに行き着く事になる

エルチャルテン

登山道から見える岩山が凄いな

ラオスのヴァンビエンやキューバのビニャーレスを思い出させるでかさだ

エルチャルテン

この看板はフィッツロイまで10キロのうち、今何キロまで来てるかを示してるもの

ここは10キロのうちの1キロ地点ですよって事

一応この看板だと10キロとなってるけど町の人はフィッツロイまでは12キロはあると言ってる

念のため12キロはあると思っておいた方がいいな

エルチャルテン

そしてここが2つ目の展望台

あまりさっきの展望台と代わり映えしないな・・

エルチャルテン

パノラマでも撮っておいた 左端にすごく小さくフィッツロイの先端が見えてるね

エルチャルテン

さぁエル チャルテンの町に戻ろう

本番は今夜だ

エルチャルテン

登山道の入り口に戻って来たらもうフィッツロイから戻って来た登山者でいっぱい

こんな数の観光客が戻って来てるんだなぁと実感してしまう

エルチャルテン

今夜もきっと沢山の人がフィッツロイを目指すんだろうな

登山道を歩いて暑くなったので帰り道に見つけたすいてるカフェで休憩

エルチャルテン

エルチャルテン

バナナシェイクと鶏肉のサンドイッチ

この平べったいサンドイッチだけで980ペソ

やっぱりエル チャルテンは高い

この980ペソのサンドイッチ3分で食べ終わりました(笑)

先述した通り、僕はATMでお金を下ろせなかったので基本カフェに入る前にも「カードで支払えますか?」と確認してから入ってる

ATMでなぜ受け付けてもらえないのか謎だけど、カード自体は死んでないので現金が手元に確保できない今、なるべくカード払いで済ませられる店を利用すべきだ

エルチャルテン

もうすぐ19時だけど外はまだまだ明るい

夜、寒くなる前に夕食に来てる観光客でレストランはいっぱいだ

エルチャルテン

エルチャルテン

エルチャルテン

この平和で多くの山好きが楽しんでる風景こそがエル チャルテンの本当の姿だよな

2年前、この町ではもう不安に駆られてる人の顔しか見てなかった

エルチャルテン

ゆっくり宿に戻る途中、夕焼け前の西日に照らされるフィッツロイが見えた

エルチャルテン

最高にカッコいい山

この世界一周中にまたこの山を生で見れるなんて思ってもみなかったよ

あ、そうだ

今日の宿はバスターミナルからすぐ西に逸れた場所だったからまだターミナルからまっすぐ伸びるあの道を見てなかった

ちょっと懐かしみに行ってみるか

エルチャルテン

これ!!

木で出来たバックパックのモニュメント!

覚えてるわぁ

2年前、一緒にここに来た旅仲間のジュンペイ君と写真撮った覚えがある

そして、こいつ!

エルチャルテン

こいつも居たなあ 覚えてるぞ

マジで懐かしい

そして!

エルチャルテン

そして・・・

お前いたっけ? こんなのあったかな

ゴメン、お前は覚えてない(笑)

エルチャルテン

バックパックのモニュメントとその向こうに見えるフィッツロイが妙に様になる

本当に最高の景色

物価は高いけどこの一番良いシーズンに来れた事に感謝だ

エルチャルテン

宿で一度トイレとシャワーを済ませて20時過ぎに僕も夕食を買いに出かける

エルチャルテン

町のレストランは一層の賑わいを見せている

エルチャルテン

僕も一人じゃなくて誰かと来てたらこういう店で一緒に夕食食べたかったなぁ

エルチャルテン

エルチャルテン

エルチャルテン

この人の多さ もう完璧にコロナ前の状態

賑やかでいいね

僕は一人でサンドイッチを2つ買って宿で食べる事に

サンドイッチがひとつ600ペソ

2つ買ったから1200ペソ

それにフルーツジュースを1本買ったらそのジュースが1本400ペソ(約400円)という意味不明の価格

サンドイッチ2つとジュース1本で1600ペソ(約1600円)

もうここだけ日本超えてる

恐ろしい物価だな

エルチャルテン

サンドイッチを持って宿に帰る時に空がようやくオレンジ色に染まり始めた

凄い色、凄い景色だ

夕日に染まるフィッツロイを見て武者震いなのか少し震えた

エルチャルテン

2年越しだからこそこんな気持ちになるのかな

景色ひとつでこんなにも心震えるほどの想いにさせてくれる場所なんてそうそう無い

勝手な片思いだけど2年間待たせたな

もう直ぐ行くから待っててくれよ

エルチャルテン

ここはトレッキングの聖地

山を愛する者達がしばしの休息を取りあのそびえ立つ山の麓を目指す町

今まで沢山の人達が

何千、何万という山好きがフィッツロイというパタゴニアの象徴を目指して歩いた場所

そして今晩は僕の番だ

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