2023年3月14日
おはようございます
見慣れたテカポでの夜明け
昨日の野宿は寒かったけど眠るまで満天の星空を見れた
最高の野宿だったよ
さぁ今日はテカポ最終日
僕は明日テカポを出て別の場所に行く
今日は最後にもう一度YHAの宿を予約した
ここに今晩泊まって明日にはまた別の町だ
今日もテカポはいい天気
今晩もまた綺麗な星空が見えそうだ
因みに次に行く別の場所っていうのはWanaka（ワナカ）という場所
そのWanaka（ワナカ）もまた綺麗な湖がある場所
トレッキングや湖での水遊びをしに近年観光客からも人気になってきた場所だ
本当はマウントクックで氷河を見たかったけど、結局カーシェアの連絡も来ないしバスも予約でいっぱいだった
その為、今回はマウントクックには呼ばれてなかったんだと思い僕はプランを変更した
Wanaka（ワナカ）までのバスの予約も終わってる
こういう旅の行き先の変更は本来世界一周をしてればよくある事
むしろ最近、同じ場所に長くいる事が多くてこういうケースが減っていただけ
大好きになったテカポの最終日だ
特に予定があるわけでもないからゆっくり周辺を歩こう
どこを歩いてどこで写真を撮っても絵になる場所だ
もう来れるかどうか分からないから景色をこの目に焼き付けておこう
１時間ほど散歩したところで宿に戻って朝食を取った
そして２階のバルコニーでテカポ湖を眺めながらコーヒーを飲む
贅沢な時間を過ごしてるよな
そうそう
ちょっとこの辺で僕の最後の国がなぜオーストラリアからニュージーランドに変わったのか説明しておくか
僕は世界一周に出る前に漠然とだがオーストラリアから日本に帰る事になりそうだと考えていた
だから日本を出る前はオーストラリアのエアーズロックを旅の最終目的地に決めていたのだ
だが、ご存知の通りコロナパンデミックが起きた
そしてロックダウン中はあれだけ厳しそうだったのにも関わらず、先に国境を開いたのはニュージーランドではなくオーストラリアだった
僕が南米からオセアニアにどう飛ぶか模索してる時、ニュージーランドはまだ国境を開けていなかったのだ
その為にオセアニアの行き先はオーストラリア一択となった
しかも、オーストラリアでまさかあれだけ長く滞在するとは思ってなかった為、その時は国境を閉じているニュージーランドはもう視野に入れてなかった
ところが成り行きでオーストラリアで学生ビザを取って住んで働くという事になった
その最中だ、ニュージーランドが入国規制を撤廃し国境を開いたのは
そこで初めてニュージーランドにももしかしたら行けるかもっと頭の片隅で思い始めた
そして事実、僕はオーストラリアを出たあとこの国に来れた
ニュージーランドで唯一こだわって見たかった場所はこのテカポ湖だった
その為、ここが僕の旅の最終目的地となったのだ
ここを見た以上、あとは南にあるクイーンズタウンという街を目指すだけ
Wanaka（ワナカ）はちょうどテカポとクイーンズタウンの中間にある
明日はそのWanaka（ワナカ）に1日だけ寄り道をする感じだ
コーヒータイムが終わったら２階の共有スペースで景色を見ながらブログを更新
昼過ぎにスーパーマーケットでサンドイッチを買ってきて、バッグに残ってたトマトスープの粉末でスープを淹れる
13時にチェックインが始まったので、ドミトリーの部屋にチェックイン
僕の後にすでに２ヶ月ニュージーランドを旅してるという３人家族が同室に入ってきた
奥さんのコニーがフランクに話しかけてくる
「私達アラスカに住んでるのよ。あなたは？
えっ、日本？ 私達日本に行って京都にも行った事あるのよ。
ところであなた次はどこに行くの？」
僕が本当はマウントクックに行きたかったけどバスがいっぱいで予約出来ないから予定を変更して明日Wanaka（ワナカ）に行く事を伝えた
するとコニーが「実は私達、明日マウントクックに行くの。車で旅しててシートがひとつ余ってるわ。あなた明日一緒に車に乗ってマウントクックに行く？」っと聞いてきた
マジか
このタイミングで・・
正直、一瞬迷った
コニー家族からのお誘いはすごく魅力でありがたいものだった
でも、僕はもう明日の昼のバスを予約してしまっている
それにマウントクックには宿泊施設が少ない
どれも高いし、唯一安いのがこのYHAホステルの支店だけど人気でフルブッキングだ
マウントクックは氷河のあるような場所
さすがにそんな場所で野宿したらヘタしたら本当に凍死だ
交通手段が見つかってもむこうでの宿がない
残念だけど今回はお誘いをパスする事にした
それに僕のメキシコ人の彼女が、僕が何枚も写真を送っていたのでニュージーランドの自然を気に入って「いつか私もニュージーランドに行きたい」と言っている
マウントクックは次に彼女と一緒にキャンピングカーでこの国を周る時までおあずけだ
またコーヒーを淹れて宿のキッチンの裏庭で飲む
もうずっとここでこうしていたいよ
そう言えばさっきコニーがこの先のサークルで今晩21時から何かイベントがあるって言ってたな
ビリー・ザ・バードとかいうイベントがあるらしい
このままコーヒーカップを持ってちょっと下見に行ってみよう
ここがイベントの行われるサークル
星の説明とかも色々あるらしい
宿の掲示板にも貼ってあった
料金はドネーション方式だから気に入らなかったらお金は入れなくてもいい訳か
そして夜
21時に辺りに太鼓の音が鳴り響き、一人のオジサンが現れた
このオッチャンがビリーか
サークル中央部に火をくべてイベントが始まる
んーー・・・
星の話やらよくわからない話やら
まぁ普通です（笑）
僕は寒かったので途中で宿に戻りました
宿で辛ラーメンを作ってキッチンの裏庭で食べる
こうしてても星が見える
なんだか夜のキャンプみたいで気持ちいいなぁ
テカポは本当に最高の場所だよ
体が冷えてきたら宿の中に戻りキッチンの無料の紅茶を入れて、フリーフードの箱の中にあったクッキーを夜食に頂く
あとは22時半ごろになったらまた星を見に行くだけ
宿のスタッフが「今日は昨日よりももう少し綺麗に星が見えると思うよ」っと言っていた
今夜も楽しみだなぁ
22時半過ぎに外に出てみた
街灯の光がある辺でも星がしっかり見えるし、今夜も月は出ていないようだ
羊飼いの教会ではすでに多くの人が写真を撮っていた
昨日と同じくらいか、昨日より少し星が多く見えている気がする
iPhoneではこれが精一杯だけど、それでもこれだけの星が写ってる
オーストラリアでiPhoneを買い換えておいて正解だったな
ただiPhoneで手持ちで星を撮影するのには限界がある
ふと隣の女の子を見ると三脚にiPhoneを固定して写真を撮っている
撮った写真を見せてもらったらiPhoneでの撮影とは思えないほど綺麗に細かく星が写っていた
香港人だと言うその女の子に「三脚を借りてもいい？」っと聞くとOKしてくれたので、数枚だけ三脚で写真を撮らせてもらった
それがこれ
なかなかの星の数じゃない？
iPhone13のカメラでこれが撮れたら十分でしょ
って言うか三脚ってすごっ
テカポに来てずっと晴天を待って、やっと星空が見れたのにそれをちゃんと写真に残せないのが残念だった
でもこの星空を撮れたらもう満足だ
最高だよニュージーランド
テカポの夜空はどこまでも、そしていつまでも綺麗だった
僕はこの日見た星空を一生忘れない
