2018年3月1日
朝7時に空港内を行き来する人達の音で目を覚ました
ここはチャンギ国際空港のターミナル3の1階出発ロビーだ
僕は昨晩ここで空港泊をした 1階出発ロビーは全てのベンチに手すりがつけられているので寝転がることは出来ない
どこで寝ようかなぁっと探してる時に1階のマクドナルドの奥の玄関口付近に多くの中東系の人達と黒人の人達が床に布を広げて場所を確保して寝転がってたのでそこに僕もマットを広げて寝転がってネットをしながら寝た
隣の黒人のオッチャンが寝ながら思いっきり屁をこくので何度か目が覚めたがそれ以外は特に問題なく寝れた いやよく寝れたもんだ
ちなみにチャンギ国際空港ではインフォメーションでパスポートを提示して「フリーwifiプリーズ」って言えばいつでも3時間使えるフリーwifiのパスワードをくれます
ノートパソコンとスマホを両方wifiに繋ぎたい場合は「2デバイス プリーズ」と付け加えたらパスワードを2つもらえます
3時間経ってwifiが途切れたらまたすぐにインフォメーションで同じようにパスワードをもらうだけ 繋いだフリーwifiはサクサクで快適なもんです
因みに野宿用のマットはTHERMAREST(サーマレスト)のZライトというのを持って来てます
広げるとそこそこの大きさになります
硬いベンチの上でも、小石がある場所にテントを貼った場合でも痛い思いをする事はないです キャンプ好きや海外の色んな場所で寝ることになる人にはオススメです
荷物を片付けて早速地下鉄に乗ってリトルインディアにある目をつけていたお店に向かうことにした
シンガポールの地下鉄は路線が複数あり一見複雑そうだが主要の乗り換えの出来る駅を覚えてしまえばどこに行くのも意外に簡単です
僕の場合はチャンギ国際空港からだから路線図では緑で記されるイーストウエストラインから始まる 面倒なのはこの路線で空港から街に出るには一度TanahMerah(タナメラ)という駅で電車を変えないといけないという点
リトルインディアに行くにはまずブギス駅を目指し、そこで青の路線ダウンタウンラインに乗り換えて2駅でリトルインディアだ
そこにKomala vilasというレストランがある
大きな葉っぱの上に色んなものが乗ってて、それを手で混ぜ合わせて食べるミールスがシンガポールの物価にしては比較的安めに食べれる店らしい
しかも朝7時〜夜22時30分まで開いてるとの事で空港で早めに叩き起こされたインド料理好きの僕には願ったり叶ったりの店だ
リトルインディアで降りてバッファローロードという道を進む
この道もすでにインドっぽい雰囲気十分だ 歩いてる人、お店が全部インド
少し大き目のSerangoonという道に出たら左に曲がる 少し進むと右ななめ向かい側に看板が見えて来ます
これです KomalaVilas Restaurant 多分ベジタリアンレストランです
さて楽しみにしてたミールスを頼むか どれどれ
お、あるある メニューの左上に早速写真で目当てのミールスを発見
お店の中で一番年配の女性店員をつかまえて注文した
「すいませーん、これ一つくださーい」
女性店員「それないよ」
は?は?今なんて言ったの?これだけの為に空港から地下鉄乗り継いでここまできたのに無いって一体・・
俺が不思議そうな顔をしてるとその女性店員が「トゥーアーリー」っと言ってきた
え!?って思ってメニューをよく見てみると料理によって出す時間帯が決まってるみたいだ
俺が注文したかったミールスは11時〜16時までのメニューだったのだ
困り果てて「うーん じゃあ今注文できる料理であなたのお勧めを持ってきて」って注文するとアイアイサーみたいな感じて奥に消えて行く店員 そして待つ事5分 出てきたのは・・
長過ぎるっしょ! これ写真で見たことはあるが生で見るのも食べるのも初めてだ
メニュー右下の方に同じような料理が載ってたので見てみるとDosa(ドーサ)と書いてある
どうやらこのばか長いクレープみたいな食べ物はドーサというらしい
あとで調べてみたら南インドのクレープ料理みたい
これをナンみたいに小さくちぎって上のカレーにつけて食べるのだ
この早い時間は店内も地元の人達ばかりという印象
味は思ったより美味しかったです ドーサは薄っぺらく伸ばされてるので見た目ほどのボリュームは無いです
でもミールスが食べたいからここは明日にでもまた来よう
リトルインディアの駅に戻り一駅先のニュートンという駅で赤の路線ノースサウスラインに乗り換えラッフルズプレイスという場所にやってきた
ふんだんにフルーツを売ってる店を見つけてつまみ食い
この周辺は名だたる企業が入った高いビルが立ち並ぶビジネス街のようになっている
歩いてるビジネスマン達もみんなパリっとしたシャツを着てスマートだ
道ゆく人がエリートのように見える
ここラッフルズプレイスはマーライオンの公園に一番近い駅でこのビル群を抜けてマリーナ湾の方に進めばエスプラネードブリッジという橋がある その橋のふもとにマーライオンは鎮座してる
それにしても暑い 2月の真冬の日本からやって来たから尚更だ
今日のシンガポールは32度 外を歩いてると汗が止まらない
タイによくあるような1分かからずドリンク作ってくれる小さな屋台があったので面白いものをひとつ買ってみた
これ
Milo Dinosaur(ミロ ダイナソー)っていう飲み物
シンガポール 、マレーシア、タイとよく東南アジアでミロを見かけるが、ここシンガポールのこの飲み物はミロの上にさらにミロの粉末が山盛りにかけられているもの
上の粉末を口に運びながら飲もうとすると粉末で咳き込んで吹いてしまいそうになる
咳き込まない程度にバランスよく飲んで上の粉末も食べてといった感じです
先に飲んで口にミロを含んだ状態で粉末を口に入れると吹くことはありません
ちなみにシンガポールではミロの事を「マイロ」って言うらしい
なので注文する時は「マイロ ダイナソー」って言った方がわかってもらえます
その後もひた歩きついにシンガポールのシンボルが姿を現した
うん、悪くない
悪くないんだけど、だからといってそこまでの感動があるわけでもありません
確かマーライオンって世界3大ガッカリだっけ?
世界3大ガッカリとはベルギーのションベン小僧、デンマークの人魚像、そしてこのシンガポールのマーライオン
ただマーライオンは別にガッカリってほどじゃないと思うな
僕は以前オランダ、ベルギー、ルクセンブルグのベネレスク3ヶ国を回った時にブリュッセルでションベン小僧を見ているのでこれで2つ目だ
あとはデンマークの人魚像を見れば世界3大ガッカリをコンプリートです
みんな友達同士で写真を撮り合ってる
定番の口を開けてマーライオンのはき出す水を飲んでるポーズとか、マーライオンの水でシャンプーしてるポーズとか
そして向こう側にそびえ立ってるのがあのマリーナベイサンズだ
※逆光ですいません
暑過ぎるので写真を数枚撮って退散 ここにはまた滞在中に夜の時間帯に来るつもりだ
次はアウトラム・パークという駅でノースイーストラインに乗り換えてチャイナタウンに来た
今まで各国で見てきたチャイナタウンの中では比較的綺麗で落ち着いたチャイナタウン
だけどちょっと人が少ない気がする 平日の昼間ってこんなものなのかな?
適当なお店でチャーハンとチンジャオロースを食べてみた
うん、中華の安定の美味さです たしかこれで800円しないくらいだったと思う
十分満足したけど暑い中ご飯を食べたせいでまた喉が乾いてしまった
同じチャイナタウン内で日本では見慣れない飲み物を売っていた
シンガポールに来てから2、3回見かけて気になってた飲み物だ
お店の前に来るとSugar cane juiceと書いてある
シュガーケーンってのはサトウキビの事だ つまりサトウキビジュース
試しにひとつ買ってみた
これ普通に美味しいです
何ですかね、旅に出てるからですかね こう感じるの
今のところシンガポールでの飲食ほぼ毎回満足出来てます
旅の雰囲気がそうさせてるのかもしれませんね
街をぶらつき、夜になるのを待ってOCBCガーデン・ラプソディを見にやって来た
OCBCガーデン・ラプソディはガーデンズ・バイ・ザ・ベイと言う場所にある空中植物園みたいな場所で行われる音と光のショーだ
毎晩19:45と20:45から無料でやってます
シンガポールに観光に来てる人は1回は見に行くであろう定番の場所です
ガーデンズ・バイ・ザ・ベイにあるスーパーツリーグローブという一番大きな気が密集してるエリアでショーは開催される
そこに向かう途中でほとんどの人がドラゴンフライブリッジという橋を渡るのだがそこからの景色もなかなかに綺麗だ
真後ろからマリーナベイサンズがこっちを見下ろしてる
OCBCガーデン・ラプソディはギリギリに行くといい場所はもう取られてます
みんなスーパーツリーグローブを真下から見ようとするので10分前とかに行くと木の下でみんな寝転がってて場所がないのでベストポジションから見たかったら20分前くらいには到着して場所取りした方がいいです
さぁ 始まるぞ!!!
・・・音と光のショーなので写真では全く伝わりませんね
でも無料で毎晩やってるんでシンガポール観光に来た際は是非!!
ショーが終わり大勢の人達と流れるように地下鉄の駅へと戻りニュートンという駅までやって来た
ここには有名なフードコートがあるのだ ホーカーという屋台が大量に軒を連ねてる集合屋台のホーカーズ シンガポールには数多くのホーカーズがあるがここニュートンのホーカーズは一番有名じゃないかな
すでに沢山の人が晩飯を食べてて盛り上がってる
何かの野菜の炒め物とフライドライス 700円くらい
野菜の炒め物がマジうまです
ついでにまた何か変わった飲み物ないかなぁと周辺を見てると真っ黒なゼリーのような物がギッシリ入った飲み物を見つけました
たしかお店の人がグラスゼリーがどうのこうのって言ってました
正確な名称はちょっと覚えてません 味はまぁ普通
一日中外にいた僕は若干の疲労感を感じていた
ニュートンフードセンターの熱気を背中にチャンギ国際空港へ戻る事にした
まだまだここの夜はこの先が長そうだ
コメント
はじめまして、メリさん。シンディと申します。最近世界一周ブログは読んでなかったんですが、今朝久しぶりに読んでみると、メリさんのブログに凄く惹き付けられました。8年ぐらい前、まだ東京在住だった
私は、あのギターを持って世界一周したブログをリアルタイムで読んでいましたので、とても懐かしかったです。
また、私も実は、20代の時、女の身でありながら、荷物を預けて、チャンギ空港のてすりつきベンチで一夜明かしたことがあります。
メリさんとは違い、
飛行機の到着が夜中に遅れてしまい、街中に出ていくよりは、一晩空港に居たほうが安全だと思っただけなんですけどね、正直、とても怖かったです。私もメリさんみたいに、マットを持っていけば良かったです。
少しずつですが、ブログの記事を読ませていただきますね、メリさんの文章は、とても丁寧に書かれていて、読みやすいから、
サクサク読めそうです。
コロナの中、現在は、メキシコシティにおられるとか、1日も早く、メリさんの希望される場所に移動できるようになればいいですね。
それではまた。
シンディ様、コメントありがとうございます!
もしかしてシンディさんも世界一周経験者でしたか?
空港泊とはいえ女性一人で宿じゃない場所で寝泊まりするのは不安なもんですよね
でもチャンギ国際空港を寝床にした者同士で親近感が湧きます^^
人生で初めて書いたブログですので読みやすいと言ってもらえるなんて素直に嬉しいです
コロナウィルスの騒動が思った以上に長引いてるので今年は他国に動けないかも知れませんが
来年は早めに動けるように願ってます
日本もまた報道だけの情報だと感染者数が増えてきたとか
シンディさんも何卒お身体ご自愛くださいませ
初めまして、モグラと申します。
ブログ読み始めたばかりですが、読んでて凄く楽しいです。
激うま野菜炒めは空芯菜ですね^_^ やっぱり中華はほとんどハズレがないですよね^_^
モグラ様、コメントありがとうございます!
シンガポールの飯うまかったなぁ
基本物価の高い国ですが、ホーカーという集合屋台で飯を食べたら美味くて安く済ませられるんですよね!
もうすぐ僕の旅も4年近くになりますのでブログ長いですが、お時間空いてる際などに読んで頂ければ幸いです^^