2021年2月12日
日本のアニメ「宇宙よりも遠い場所(そらよりもとおいばしょ)」を見ました
変わらない毎日を変えたくて女子高生が南極を目指す物語
久々にいいアニメを見た気がする
12話のラストは数回泣きました
まだ見たことのない人は是非見てみてください
本当に面白くていいアニメでした
さて、ブログのタイトルにある通り最近宿から10分ほど歩いたレフォルマ通りにある公園がえらい事になってます
公園の周りに沢山人がいてみんな昼間から夜までここでマリファナを吸っている
ここは日本人が通称「マリファナ公園」と呼ぶ「Plaza Luis Pasteur」という小さな公園
以前から地元の若いメキシカン達が大麻解放運動を行ってた公園だ
ウーバーイーツやRappiの配達員も仕事が無い時はここで大麻吸ってグダグダしてる(笑)
マリファナ公園こと Plaza Luis Pasteurの場所はこちら
上の地図の公園前に行くと若者からオジサンまで沢山公園周りに座って喋ったり、何か食べたり飲んだりしてるのですぐに分かるはず
何よりあの独特の匂いが漂ってるからね
去年の秋まではみんな自分の持ってるマリファナを公園周りで吸うだけだったんだけど、秋の終わりごろから皆んなやたら堂々と公園前の道でネタを売るようになっていた
今はこんな感じでジョイントも売られている
タバコが混じっている物とタバコの入っていないピュアジョイントがあるので購入する場合は確認した方がいいだろう
ネタ自体が売られるようになってからは喫煙グッズも大量に置かれるようになった
ガラスパイプやらロールペーパーやらブランツやら なんでも揃ってる
日本じゃあまり見かけない巻き紙も売られている
日本だとだいたい定番所のRAWかOCBが主流だもんね
そういえば本当は去年、つまり2020年にメキシコは大麻を合法化するはずだったのだ
それがコロナ渦でうやむやになったまま
もし法案が通れば政府管理の大麻市場を作り、18歳以上であれば1オンス(28グラム)までの購入と所持が許可される
政府管理の大麻市場が作られるくらいだから今後政府の大麻オフィシャルショップなども出来るだろう
またライセンス制ではあるが個人使用なら4株まで大麻の栽培もOKになる
メキシコ人ってすごく低所得の人でもマリファナは毎日吸ってるくらい生活にすでに溶け込んでるので早く法案が通って合法化されればいいのにな
マリファナ公園ことPlaza Luis Pasteurには大麻のオイルやクリームなども売られている
木の人形の頭にジョイント差し込んで売ってるのが面白いね
大麻を使用して作ったケーキも売られている
オランダのスペースケーキと同じようなノリかな
見ていたら「美味しくて良かったら次買って」と言ってひとつくれた
部屋で早速食べてみたけどあまりこれと言って変化無かったかな
もしかしたら調理の過程で熱の加減でTHCの成分飛ばしちゃってるのかも
夜に通ってもここは人だらけ
みんな歩道の縁石に座りながらブリブリになって笑い、お喋りして過ごしてる
公園前の歩道ではこんな感じで大量にマリファナのウィードが売買されている
欲しい人の要望のグラム数を測って売っている
色んな種類の大麻がビンに詰められて売られているので匂いを嗅がせてもらって見て周るのも面白いですよ
こちらはアメリカのカリフォルニアから入ってきた物らしい
面白い入れ物に入ってるね
なんだか普通にチョコレートが売られているのでも見てるようだ
左の黄色の袋はレモネード 右の赤い袋はストロベリーブリスと書いてある
同じ宿の外国人が右のストロベリーのやつを買ったので見せてもらいました
これです
確かに袋の上部にはカリフォルニアのロングビーチと書かれている
海辺の近くの山か畑で育てられたマリファナみたい 3.5グラム入り
ただこれ・・・
裏面の表記をよく見ると2020年の5月1日に収穫されたものと印刷されている
そしてパッケージングされたのが2020年7月10日
古すぎる・・・
どうりで匂い嗅がせてもらった時、お茶っ葉みたいな匂いがした訳だ
アメリカでの売れ残りが入ってきてるのかな?
これは路上でネタは一切売らずにガラスパイプだけを売ってるフリーマーケット
あえてガラパイだけで勝負してるのがシブイ(笑)
全部微妙に形が違うんだけどハンドメイドかな、これ?
ちょっとメキシコっぽくて面白かったのが上の写真の左下あたりに写ってる黄色いタコスの形をしたパイプ
ここでしか買えないご当地パイプみたいで記念に欲しかったな
歩道ではボングも売られていた
ボングはシーシャと同じ原理の水パイプですね
煙を一度水に潜らせる事によってタールを取り除き、吸う煙を冷やしてくれる効果あり
熱い煙は肺に良く無いからね
最近みんなここの公園で大麻を吸うからこの前の道には屋台がお菓子や食べ物を売りに来るようになった
みんなブリブリになってるから屋台のお菓子やジュースが売れる売れる(笑)
夜ここを歩いてるだけでハッパでご機嫌になったメキシコ人達からよく声をかけられる
たまに急にお菓子くれたりするからビックリしてしまう
警察もこの公園周りだけは見て見ぬフリをしてる
随分とピースフルな公園になったもんだ
さて、ではこの公園前の歩道で売られていたネタをいくつか見ていきますか
ICE CREAM(アイスクリーム)
リラックス効果と多幸感が強いハイブリッド 1g 70ペソ(約350円)
Lexury Venom(ラグジュアリーベノム)
不眠症とストレスを和らげてくれるハイブリッド 1g 50ペソ(約250円)
VORTEX(ボルテックス)
陶酔感と多幸感が強くとにかくアゲアゲになるサティバ 1g 50ペソ(約250円)
PK(ポーションクッシュ)
初めて聞いたネタでちょっとよく分からない 1g 50ペソ(約250円)
TUT(Tun Tan Kamon)
ツン タン カモンと発音するこれ
どういう意味か部屋に帰ってから調べたところ、スペイン語でツタンカーメンの事でした
効果としては元気になり集中力が増すと言われている
別名キングツタ(King Tut)とも呼ばれる強力なサティバだ
ちょうど後から来たメキシコ人のカップルがTUT(Tun Tan Kamon)を買って行った
こんな感じで目の前で計って客に売ってる訳だ
ウィード(ハッパ)以外に見つけた物も少しご紹介
これはハシシ 大麻樹脂ですね
日本ではよく「チョコ」と言われてるやつです
これはどちらかと言うとタバコに混ぜて吸う人が多いかな?
値段聞いてません
こちらはキーフ
ウィードをグラインダーで削った時に底に溜まる粉状になったものを集めたもの
ジョイントを巻く時にふりかけると風味が良くなって効き目も強くなると言われている
マリファナのステッカーも売られていた
こういうのメキシコ人の若者はよくスケボーのボードに貼ってたりします
こっちはTシャツ
TシャツにプリントされてるMOTAというのはマリファナの事
メキシコではマリファナの事をMOTA(モタ)と言います
因みにブリブリの状態の事はスペイン語でPacheco(パチェコ)と言う
メキシコ人と吸う機会があったら使ってみてください
って何の解説だって話ですよね(笑)
まぁこんな感じで僕が去年メキシコに移動して来た時とは随分この公園も様変わりした
今では昼間から夜までモクモクと煙が漂っている
面白い公園だけどここだけじゃなくて早く合法になってどこででも自由に堂々と吸えるようになればいいのにね
今まで何度か書いたけどタバコや酒の方が何倍も身体に悪くて中毒性も高いからね
でもこんな何でもない公園が賑やかになって人が集まる場所になってるのは好きだけどね
メキシコはもう本当に時間の問題で合法化だろう
日本はいつの事かな?
世界中で密かな文化のように根付いてる大麻というもの
これが本当は悪い物じゃないと世界に知らしめられるにはもう少し時間がかかりそう
でもそこまで遠い先の未来でもない気がする
あまりマリファナの事を知らない人が一見すると若者が溜まってマリファナを吸ってる公園なんてギョっとするかも知れない
でもその内情は身体に害のない嗜好品をご機嫌で嗜んでるだけの普通の人達
今夜もこの公園は平和なスモーカー達でいっぱいだ
コメント
興味深く拝読しました。メキシコは楽しそうな街ですね。メキシコに行きたくなりました。色々教えて下さい。
かずひこ様、コメントありがとうございます!
ハイ、仰る通りメキシコシティは色んな意味で楽しい街です(笑)
もしまだ訪問された事がないならこのゆるゆるの国で2〜3ヶ月ゆっくり過ごされる事をオススメします!