2022年3月2日
おはようございます
宿の近くの道路で見つけたカフェテラスで朝食
一応今のホステルにも朝食はあるんだけど宿泊代とは別料金で500ペソが必要
なので外に出て適当なカフェのテラス席につきました
カプチーノと甘いクロワッサンが2つ
この甘いクロワッサンは「メディア ルナ」と呼ばれアルゼンチンの簡単な朝食の代表だ
ルナってのはスペイン語で月のこと
三日月みたいな形だからそんな名前なのかもね
さて、朝食を食べ終わったらすぐに向かいたいところがある
昼からゆっくりする為にもなるべく早めに終わらせておきたい事があるのだ
それは・・・・
また空港に行く事
昨日空港からこの街に出てきたばかりなので「はぁ?」って思われるかもしれないが、どうしても先に確認しておきたい事がある
昨日、空港でPCR検査の検査場をさがして値段を聞いた時、受付の人は8000ペソだと言っていた
その時についでに確認をすればよかったんだけど、その8000ペソの検査料金をカードで払えるかどうかを確認したい
ブログをずっと読んでくれてる人は既に知ってることだが、僕はアルゼンチンに着いてから何故か ATMで現金を引き出せなかった
だから僕の手持ちのアルゼンチンペソは限られている
このブエノスアイレスで過ごす間にこの手持ちのアルゼンチンペソを使えるのか、それとも PCR検査の料金のために取っておかないといけないのか
それによってこのブエノスアイレスでのお金の使い方と過ごし方が変わる
もしPCR検査の8000ペソをカード払い出来るのであれば、僕は手持ちのアルゼンチンペソを使いながら過ごすことができる
でも PCR検査の8000ペソが現金しか受け付けてなかった場合、僕の手持ちのアルゼンチンペソはわずかなのでなるべく現金を使わずカードを使いながらこの街で過ごすことになる
それは早めに確認しとかないといけない
というわけでまた地下鉄とバスを乗り継いで空港に向かいます
今日は大きめの地下鉄の駅に立ち寄ろう
そこで地下鉄とかバスに乗るための運賃を払う専用のカードも購入してしまおう
というわけでホステルの最寄りのインデペンデンシアの地下鉄の駅に着きました
今日はこの地下鉄でRetiroという駅まで行く
そこがかなり大きな駅になっているという
ホステルの人が「その駅ならまずカードを買えると思うよ」っと言っていた
まずはそこまで行かないと
地下鉄の窓口で念のために聞いてみる
「地下鉄やバスに乗るためのカードを買いたいんですがここで売ってますか?」
すると駅員のおじさんが言った
「うーん、ここでは売ってないね。でも地下鉄には乗せてあげるからゲート開けるから通って」
即、地下鉄のホーム
アルゼンチン人ってこんなに優しかったっけ?
時間的に通勤の時間かな? まあまあ人多い
数駅乗ってRetiro駅に到着
ここからバスに乗り換える前にカードを買わないと
駅構内のスタッフに聞くと階段を上がったら大きな切符売り場があるからそこに行ってねっと教えてくれた
それがここ
確かに今までの切符売り場に比べたら大きな売り場だ
ここなら買えるだろう
「すいませーん、バスや地下鉄に乗るためのカードを買いたいんですが」
すると切符売り場のオバサンが
「すいませーん、バスや地下鉄に乗るためのカードは切らしております」
・・・・・・オイ、ここで買えなかったらどこで買えんだよ
そんな大事なカード切らしてんじゃねー
とにかくここではもうカードは買えない
ここに居てもラチがあかないのでもうこのまま空港まで行ってしまおう
と言う訳で空港行きのバス乗り場へ
運転手に事情を話すと「駅構内でカード売ってるからそれ買って来い」と言われる
「いや、でもカードがそこの大きな駅でも売り切れてたんです」
「しかし、ルールだからね」っと言われる
「空港までの20ペソを直接払うので乗せてもらえませんか?」っと聞いてみるも首を横に振られる
そのやり取りを聞いていた後ろの兄さんが「僕が君の分を払ってあげるよ」と言ってサッとカードを2回機械にかざし僕のバス代を払ってくれた
「ありがとう、空港まで20ペソなのであなたに払います」と言って財布からお札を出そうとすると「そんなのいらないよ」と受取を断られる
またもやアルゼンチン人の優しさで乗車
今回初めてバスの運転手にカードがないなら乗せられないと言われた
でも僕はそう言われたからといってこの運転手さんを「不親切な人だ」とか「融通の利かない人だ」とかそんなふうに一切思わない
ルールなんだからこの運転手さんが言ってることは至ってまともな話だ
たまに旅行者だからといって各地で親切にしてもらうのが当たり前だと思ってるような勘違いした旅行者を見かける
僕はそういう考え方が嫌いだったので、旅中に周りの人から親切にしてもらうことを決して当たり前だとは思わない
特別扱いしてもらえるものだとは思わないようにしている
今まで接してきたアルゼンチン人がたまたま寛容で優しかっただけのこと
本来あるルールを曲げてまで自分が親切を受け取ろうとしてはいけない
旅行者だからって世界中の人から優しくされるとかそんな勘違いをしてはいけない
帰り道で同じことにならないように、空港に着いたらもう一度インフォメーションでバスに乗るカードを売ってる場所がないか聞いてみよう
と言う訳で空港到着!!
まずは速攻で昨日見つけておいたPCR検査の検査場に向かう
そこで受付の人に「ここで受けるPCR検査って8000ペソですよね?その8000ペソはカードで支払うこともできますか?」っと聞いてみる
すると受付の人が「もちろんカード払いできますよ」と言った
よし、これでブエノスアイレスである程度現金を使いながら過ごす事が出来る
アルゼンチンペソはもはや公式レートで動いてない為、他の国に持ち出すと価値が半分以下になる
なのでなるべくアルゼンチンペソはブエノスアイレスで使ってしまって、別の国に飛ぶときは最低限の現金だけを持って空港に来るのがベストだ
また確認に空港に来ることがないように今のうちに確認しておきたいことはないかな・・
そうだ、念の為もう一度検査結果が来る時間だけ再確認しておこう
「ここで検査を受けたら結果は何時間後にもらえますか?」っと聞くと、昨日も確認した通り最短で4時間、遅くても6時間で結果がもらえるとの事
よし、これが聞けたら安心だ
次は空港内に入ってインフォーメーションでバスや地下鉄に乗ってるカードが売ってる場所を聞いてみよう
空港内のスターバックスで抹茶フラペチーノが売っている
うまそうだなあ 抹茶とか久しぶりだから飲みたいなぁ
いやいや、今日は空港から街に戻ったら一軒のカフェに行こうと思っている
今は我慢だ
空港内のインフォメーションで「ここから街に行く地下鉄ってないですよね?」と聞いてみる
すると予想通り「地下鉄は無いわ」と受付の人に言われる
「あるのはバスだけよ」と思ってた通り返事が返ってきた
空港泊してた時に次の日ブエノスアイレスまで出るルート検索してた時に空港からの地下鉄は一切出てこなかった
まずはバスに乗ってブエノスアイレス市内の中心まで行き、そこから地下鉄に乗り換えるルートしか出てこなかった
やっぱり空港からはバスしかないみたいだ
そのままインフォメーションで聞いてみる
「この空港内にバスに乗るためのカード売ってる場所はありますか?」
すると受付のお姉さんが「この先の空港内のドラッグストアに行きなさい」と教えてくれる
それがここ
ここならバスに乗るためのカードが売ってると言う
お店のオジサンに「ここでバスに乗るためのカードが売ってると聞いたのですが、ありますか?」と聞くと「普段売ってるけど今は切らしてるね」っと涼しい顔で言われる
・・・・・・・・・・・・
だーかーらー
だからそんな大事なカードをどこもかしこも切らしてんじゃねぇよ
怒りを抑えながら「この空港内では他にどこでカード買えますか?」っと聞くと「ここだけ」っと一言で片付けられる
あのなぁ、今日この空港に着いてバス移動したい人みんなどうするんだよ?
悪気ないの分かってるよ?
でもな・・・
そんな大事なカード1万枚くらいストックしとけや
呆れながら空港を出る
もうなるようになるだろ
同じバス停で待ってる人がいたらその人にお金渡してカードで僕の分も払ってもらおう
ハイ、秒で乗車
今回払ってくれたのは前に座ってるヒゲのオジサン
お金受け取ってくれない
アルゼンチン人優しすぎ
しかも、この45番のバス
昨日の33番のバスと違い僕のホステルの近くの通りまで直で行ける
つまり45番のバスなら地下鉄に乗り換える必要なし
バスは昨日と同じく海岸線を走ってブエノスアイレスの街の中へと入って行く
街の中を走っていると、午前中から街の中のゴミ箱のゴミをあさっている連中がいる
見た目からしてホームレスでゴミ箱の中に捨てられてる食べ物を探してみたいだ
こんな時間にゴミ箱を漁ってて食べ物なんて入ってるのかな?
ふと、どうでもいいことを考え出す
もし僕が彼らと同じホームレスでゴミを漁らないと食べ物を食べれない立場だったらどうするだろう
ゴミっていうのは基本的には収集車が朝にやって来てゴミを持って行ってしまう
だとしたらこんな時間に街の中のゴミ箱を漁るのは効率が悪いんじゃないだろうか
そうだなあ
僕がもしホームレスの立場でゴミ箱から食べ物を探してるとしたら、適当に街中に設置されてるゴミ箱を漁るんじゃなくて観光客が集まりそうなレストランが集まる通りなどに目をつける
そこでその日のうちに廃棄された食べ物を拾おうとするだろう
だから動くのは昼間やこんな午前中ではなくて夜だ
夜それらのレストランが閉店して、スタッフが閉店作業を終えゴミを外に出して帰った直後ぐらいの時間を狙う
こんな収集車がゴミを回収し終わった後の時間の昼間にゴミ箱を漁るのって周りからの見た目といい効率といい悪すぎる
もし食べ物があったとしてもそれなりに時間も経過してるから衛生上もよくないだろう
この辺のレストランってだいたいが夜22時とか23時には閉店する
その後にスタッフが閉店作業を終えて帰るとしたら24時ぐらいだろうか
だとしたら、僕なら念のためスタッフが少々遅くまで残っていたとしても確実に帰っているであろう夜中の1時ぐらいに行動を開始する
そしてレストランが集まってる通りの、レストランがその日出したゴミを漁る
それならば確実にその日のうちに出た食べ物だろうし、その時間ならゴミを漁ってても人目に付くのも極僅かだろう
なるべくゴミを漁っているところを人にも見られず、確実にその日出た食べ物入れられる
これがブエノスアイレスでの効率の良いゴミ漁りじゃないだろうか
僕だったらそのように動く
同じゴミ漁りでも頭を使うのと頭を使わないのでは効率と結果に確実に差が出る
なんでも頭を使って考えるってのは重要だ
・・・ってそんなどうでもいい事考えてたら降りる駅乗り過ごした
はい、アホ 俺アホ
どこよこれ・・・
どこか知らんがとりあえず目の前にメンドーサの街で散々食べたスーパーパンチョことホットドッグが売っている
ひとつ100ペソ
腹減ったし1個買うか
素のホットドッグをそのまま渡されるので、自分で好きなソースをかけて最後に揚げて刻んであるパパスをふりかけて自分好みのホットドックを作るタイプ
目の前に教会と公園があるので公園で日向ぼっこしながらホットドックを齧る
とりあえず降りる駅を乗り過ごしたということは、南に向かってたから北に向かって歩いて帰ればなんとかなるだろ
ボチボチ歩き出すか
ホステルの方向に向かって適当に歩いてるととある店先でビックリするようなものを見つけた
AIWA(アイワ)のカセットテープ!?
おいおい、マジかよ
まだこんなもん売ってるのかよ
今の若い人はきっとAIWA(アイワ)とか知らないよね
よく見るとラジカセはSANYO(サンヨー)だ
俺らが小学生とか中学生の時の代物
凄いレトロな物が売られている
これ日本なら逆に価値出るんじゃないのか?
その後もブエノスアイレス街を歩いて歩いてようやく泊まってるホステルに戻ってきた
ロッカーに入れてた貴重品の入ってるサブバックを抱えてすぐにあるカフェに向かってまたホステルを出た
そのカフェがここです
どらやき
日本?
いや、ここはブエノスアイレスのはずだよな
Origen Cafeというこの辺で評判の良いカフェ
はい
私め、昨日街を歩き回ってる時にすでにこのカフェを見つけておりました
見つけた時は心の中で自分に「でかした!」と言ってました
そんなカフェに今日は来た訳であります、ハイ
この日は最初結構空いてた
Origen Caféの場所はこちら
なるほど、このメニューによればどら焼きはひとつ140ペソか
さっき表にある看板に書かれてたのは、どら焼きが2つに XLサイズのカフェコンレチェ(カフェラテ)が付いてプロモーションで530ペソだった
よしそれを注文しよう
ハイ、ブエノスアイレスで日本気分
最高
まさかブエノスアイレスでどら焼きが食えるとは思ってもみなかったわ
日本のどら焼きに比べたら少々小さいものの、あんこの味が久しぶりすぎてたまらない
さすがに日本を出てからどら焼きを食べたのは初めてじゃないかな
どら焼きを食べ、カフェラテを飲みながらパソコン作業開始
Wifiも早いしカフェのスタッフが少しでも暑いと思ったらすぐ店内のエアコンをつけてくれる
中南米なんて適当な店が多いから、その辺の気遣いが出来る店なんだと思うと通いたくなってしまう
こういう快適なカフェだと自然とパソコン作業の能率も上がよなぁ
作業が一旦落ち着いたところでサンドイッチを注文
このカフェは日本と同じように注文した品と水を普通に持って来てくれる
外国じゃあまりこういう店ないんだけどね
ブエノスアイレス洗練されてるなぁ
サンドイッチもうまそうだ
この日は調子良く作業出来て、表が暗くなるまでこのカフェで作業した
気がつけばもう夜20時だ
暗くなってもよっぽど危ないエリアに足を踏み入れない限り特に危ないとも思わない
南米の街ってだけで危ないイメージはあるけど、もう南米の大きな街もどんどん綺麗になって変わり始めてるよね
さぁ今日は宿に戻って自炊しよう
スーパーでパスタとパスタソース、それに入れるニンニクと玉ねぎを買った
ちなみに僕が今泊まってるホステルは非常に快適なホステルだが、イスラエル人が今大量に泊まっている
このイスラエル人達が大勢でキッチンを占拠しているので彼らが終わるまで待たないといけない
イスラエル人といえば一部の国では泊まるのを拒否してるホステルやゲストハウスまである
それぐらいの自分勝手ぶり
とにかく連中の長く時間をかけて作る料理が終わるのを待たないと
でね、そのイスラエル人の料理が終わるのを待ってる間もこのホステル広いからテーブルはいっぱいあるんですよ
いっぱい空いてるんです
目の前のテーブルも空いてるし僕の横のテーブルも空いてるんです
とにかくテーブルも椅子もいっぱい空いてます
なのにお前らってなんでそんな無神経にわざわざ俺が座ってるテーブルに来るわけ?
なんでそんな近いの?
もう、これだから中国人って嫌いなんだよ
山ほどテーブル空いてるんだから考えろや
そういう無神経な事をされる度にこっちも人嫌いが増してしまうからやめて欲しいんだが
はぁ・・・無神経な奴が側にいるとストレス溜まるわ
お、ようやくイスラエル人たちの料理が終わったみたいだ
パスタを茹でるために鍋でお湯を沸かさないと
えーと、鍋は・・
鍋は・・・
まぁ他にも鍋はあるだろうから
ほかの鍋はどこかな?
・・・なんか白いスープみたいなの残ってるね
あ、洗って欲しいんだけど
まぁあと1個か2個くらい鍋あるでしょう
・・・って他の鍋も全滅じゃねーか!
おい、イスラエル人 いい加減にしろよ
結局他人の調理した鍋を僕が洗って、それからようやく調理に取り掛かれるという理不尽なサイクル
そりゃ文化や感覚が違うのは分かるよ
それは分かるんだけど、これだけ大きなホステルで大人数が泊まってるんだから自分たちが調理し終わった後にそれらの鍋や包丁をすぐに洗わないと次の人が料理出来ないのって考えたら分かることだよね
それを文化の違いで片付けて何もしないでほったらかしっていうのはちょっと違うと思うぜ
トマトソースパスタとほうれん草のスープ
ニンニク多め
さて、そろそろどこの国に移動するのかをもう決めてしまわないと
ブエノスアイレスは居心地のいい街だけど、それに甘えてズルズルとここに長居するのはよくない
以前も少し書いたように僕はオーストラリアに行きたい
今オーストラリアは観光客にも国境を開いている
だけど南米からオーストラリアに行こうと思うと必ずアメリカ経由になる
アメリカはトランジットでも入国扱いの国
僕は今までイランやスーダンに入国してるのでアメリカには入れない
だからアメリカでトランジットも出来ないのだ
アメリカ経由オーストラリア行きを回避するために一度メキシコに戻る必要がある
メキシコからならアメリカを経由せずにオーストラリアに行く飛行機が出ている
大人しくメキシコ行きの飛行機のチケットを取ろうと航空券を探し始めた
ここからメキシコに戻るのに大体8万円前後
これが直近の日の相場だ
ところがメキシコにダイレクトで戻る便ではなく、他国に立ち寄ってメキシコに戻る便で凄く安いチケットを見つけた
もしかしてと思ってすぐにメキシコに戻るチケットではなくアルゼンチンからその国に飛ぶチケットの値段を調べてみた
安い
思った以上に安い
その国までブエノスアイレスから35000円ぐらい
そして、その国からメキシコに飛ぶ航空券も調べてみるとそれもまた日によってはかなり安い
つまりどういうことかと言うと、アルゼンチンからメキシコにダイレクトで戻る8万円ぐらいの飛行機のチケットを買うぐらいなら、その国に寄ってそこからメキシコに飛んだ方が安くつくということ
安くついた上にその国も観光できる
しかもその国は僕がまだ行ったことのない国だ
これにしよう
その場ですぐにその国に飛ぶチケットを買った
でもまだその国からメキシコに飛ぶチケットは安いからと言って今買わない
そこまで僕は不用意じゃない
まだその国に確実に入国出来ると決まった訳じゃないから
以前と違って今はコロナ規制の為に別の国に行くにも色んな規制があり1週間や2週間もしたらその規制も変わったりすることもある
その国からメキシコに飛ぶ航空券を買うならその国に入国してからだ
確実に入国出来てから次のメキシコ行きの航空券を予約する
これが正しい流れのはずだ
航空券を取ったことで僕のブエノスアイレスの滞在もあと少しとなった
フライトは3月5日
3日後
3日後の夜に僕はアルゼンチンを離れて次の国へ向かう
ゆっくり出来るのは多分明日だけ
明後日には朝からPCR検査を受けに行って、次の国に入る書類の準備を始めないといけない
急に決まった次の国と間近のフライト
思えばチリに行くためだけに入国したアルゼンチン
でもチリには行けなかった
チリに行くためにちゃんとチリ政府のサイトにもアクセスしてちゃんと申請もしてた
でもチリからは正式にリジェクト (拒否)されました
バスを乗り継いでパタゴニアに向かってる時にチリ政府からメール来てたんですよ
申請が却下された理由はワクチンを接種してないからです
要は「お前ワクチン打った?ワクチン2回打ってないお前はチリには入れねーよ」って事です
ウケるーー(←死語)
まぁそんな訳でチリ政府から正式にお断りされたのでもうパタゴニア1本に絞った訳です
チリのイースター島は僕の憧れだった
でも、もうチリには行けない
何のためにわざわざ陸路でアルゼンチンに入国したのか分からなくなってしまったけど、チリに行く為に立ち寄ったアルゼンチンワインの中心地メンドーサの街
暑い日差しに陽気で優しい人々
そして2年前のリベンジに向かったパタゴニア
大自然に囲まれたエル チャルテンの町
そこに集う山好きのアウトドアバックパッカー達
フィッツロイにペリトモレノの氷河
その全てが僕を魅了し、アルゼンチンという国を好きにさせてくれた
いや、国を好きになったのではなくアルゼンチンという国の人々を好きになったんだと思う
陽気でフレンドリーでオープンマインド
これが今の僕のアルゼンチン人のイメージだ
何度も書いてるように僕がこの世界中でアルゼンチンを訪れたのは3回目
でも以前の2回というのは少ししかアルゼンチンという国と人を垣間見ていなかった
最初の1回目はブエノスアイレスに2泊してすぐにウルグアイに向かった
2度目の訪問ではブエノスアイレスからすぐにパタゴニアに飛んで、そこでコロナパンデミックが起こった
だから2回目の訪問はもうドタバタしてただけ
そしてようやくこの3度目の訪問で僕は少しこの国とこの国の人間を好きになれた気がする
本来、来るはずではなくてチリ入国の為に入った今回の訪問でこんなにアルゼンチンを好きになるなんて皮肉な話だ
アルゼンチンを好きになり始めたということはこの国の人たちの優しさに触れたということ
そんな国を僕はまた後にして次に進まないといけない
3日後にはまた寂しい思いで機上からこの街の夜景を見てる事だろう