2018年11月21日
イマイチだったハンガリーを出てバスで旅人から何もないと不評のスロバキアにやってきました
やってきたのはスロバキアの首都ブラチスラバ
北西にチェコ、北にポーランド、東にウクライナ、南にハンガリー、南西にオーストリアと隣接し多数の隣国に囲まれてる東欧の小国
もともとこの国は昔チェコと合併する形で独立しチェコスロバキアという国になり、その後チェコスロバキアから分離して今のスロバキアになった
そしてこのスロバキアという国
先述した通り旅人からは何もない国で逆に有名 見所が少ない故に旅行者からは不評の国だ
噂通り本当に何も無く、何も感じない場所なのかどうかこの目で確かめたくてやって来た
でもバスターミナルから街の中心に歩いた感じでは素朴でいい感じ
結構僕が好きなタイプの街かな
ブラチスラバで今回僕が泊まったのはこちら
パティオ ホステル
中心部からさほど遠くなく比較的安め 徒歩でだいたいの観光地に行ける場所にある
パティオ ホステルの場所はこちら
パティオ ホステル
- ロケーション:★★★★☆
- スタッフ :★★★★☆
- 価格 :★★★★☆
- 清潔感 :★★★☆☆
- WIFI :★★★☆☆
※あくまでも個人的な評価です
久々にスタッフのレベルの高いホステルでした
気がきくし事前にブッキングドットコムから出しておいた要望もちゃんと覚えていてくれました(ほとんどのゲストハウスはブッキングドットコムから予約時に出した要望・リクエストを確認すらしてない事が多いです)
価格もこの辺りにしては一位二位を争う安さ
難点は泊まれる人数に対してトイレとシャワーが少な過ぎる点
ワンフロアーでシャワー1台を使う感じです
Wifiはドミの中では少し繋がりにくいのでPC作業などをする際はフロアの廊下に置いてあるデスクで作業してました
宿泊の証明として手首に紙のテープを巻かれます
ホステルに戻って来た時はこのバンドを受付に見せてから自分の部屋に戻ります
不審者の出入りを防ぐための防犯ですね
パティオホステルから歩いて15分ほど歩きブラチスラバの旧市街にやってきました
まず僕が目指したのはMan at workという地面に埋まった銅像
Man at workの場所はこちら
これがブラチスラバのメインという訳ではないんだけどこの街の旧市街を訪れた人ならだいたい見にきてる場所
そしてブラチスラバの観光場所もだいたいこの辺に固まっている
続いてはSchöne Náci(シェーナ ナシ)の銅像
随分と可愛らしい銅像に仕立てられてる彼はハンガリー生まれ、ブラチスラバ育ちの文学者
普段から常にこのシルクハットに長いコートで街を歩いていたそうだ
広場にあるこの赤い屋根の小さな家のようなお店はおそらくクリスマスマーケットで使用するものだ
ドイツで楽しみにしてたクリスマスマーケット
まさかもうこの辺りから時期的に始まってしまうのか?
ちょっと焦ってしまうな いや、むしろ焦らないと駄目か
歩行者天国の向こうに見えてきたのはミハエル門
もともとこの旧市街は昔城壁に囲まれていて、その城壁には4つの門があった
でも現在では城壁とともにその門はミハエル門を除き全て撤去されてしまっている
残っているのは唯一このミハエル門
この門は武器庫としての役目もあった為、今でも武器博物館として解放されている
ミハエル門のすぐ近くにこじんまりしたカフェを見つけたので移動の疲れを癒すために甘いもの目当てで休憩
注文したのは自家製チョコレートケーキとマカロン
あとこれにカプチーノを頼んだ 正確な価格は覚えてないんだけどそこそこの値段がしたなぁ
どんどん物価が上がってくるのを痛感しながら北上してきたけどそろそろマジでやばいエリアに突入しようとしている
ドナウ川にかかる橋にあるUFO Observation Deck
通称UFO 名前からして上は展望台になってるのだろう
そしてUFO Observation Deckが旧市街から見える位置のそぐそばにあるモニュメントがHoly Trinity Column
もうなんかファイナルファンタジー6のラスボスみたいですね
正確に言うとラスボスのケフカの直前に戦う縦長の敵の三闘神みたい
下に並んでる銅像も四天王って感じだわ(笑)
カッコいいHoly Trinity Columnのモニュメントからそのまま少し賑やかな歩行者天国の道へ
街の中でアイススケートをやっていた
あぁもう完全に秋ではなく冬なんだなぁ
トルコからブルガリアに入った頃は落ち葉が新鮮に感じる秋の入り口だったというのに
あっという間に僕の好きな季節が通り過ぎていってしまった
そしてついに見てはいけないものを見てしまった
クリスマスマーケット!!
完全に始まっとるやんけ!(笑)
楽しみにしていたクリスマスマーケット
本当は希望としてはドイツに入ってから見たかったんだけどもう時期的にこればっかりは避けられないよなぁ
その辺でホットワインやソーセージ、チョコレート、ツリーに付けるオーナメントが売られていてクリスマスソングが流れている
ここでもう始まってるという事はこの先でも各地で見かけることだろう
本場ドイツのクリスマスマーケットを見たかったのでフライングしてるようで少し残念
でもこの先の街のクリスマスメーケットが少し楽しみでもある
街のはずれの大きなクリスマスツリーを写真に収めて、少し離れた場所にある「青の教会」と呼ばれるブラチスラバで有名なカトリック教会を見に行く事にした
聖アルジュベタ教会 通称「青の教会」
昼間ではなかったので写真でよく見るような鮮やかなスカイブルーを見ることはできなかったけど夜に見ても十分その綺麗さは伝わってくる
開いている時間が短いので中を見るにはピンポイントで時間を合わせて来なければ困難らしい
僕は夜のこの外観だけでも十分かな
綺麗で厳かで少しメルヘンチックな青の教会 見にきてよかったな
帰り道、もう一度旧市街付近を通ると旧市街の西側にブラチスラヴァ城がライトアップされていた
スロバキアは周辺国に比べれば確かに見所は少ないと思う
でも僕はこの素朴で静かな街が結構気に入ってる
同じホステルの同部屋の観光客にも同じ意見の人がいた
好きな国ってのは何で決まるのだろう
観光場所の多さや迫力だろうか?国の大きさだろうか?自然や世界遺産の多さだろうか?
どれも正解のようで少し違うと思う
僕はその国を好きになるかどうかはその国の中の人で決まると思っている
僕の場合はその国の人たちが質素で時に裕福でなくても静かにひたむきに暮らしてるのを見るとそれだけで少しその国を好きになってしまう
そしてそういった暮らしをしてる人はだいたいどこの国でも人としての優しさに長けてる人たちが多かった
それはここスロバキアにも言えている
ここより都会で見所が多いハンガリーなんかよりも僕は何もないと酷評されているこの小国の方が数倍好きなのだ