殺された香田証生という青年の名前が残るコーダホテルへ

2019年1月5日

僕を乗せた翼はフランスから無事中東のヨルダンの首都アンマンにあるクィーン アリア国際空港に到着した

ヨルダン

フランスのパリで年越しをして2019年を迎えた事によってヨーロッパ旅に一旦区切りをつけて全く違う異国の雰囲気を感じる中東にやって来たのだ

ちなみに中東にはこの世界一周ですでにイランに行ってるので2度目

ヨルダン

事前にネットで調べていたとおり空港の出口を出たところにアンマン市内行きのバスがあった

キオスクのようなブースで料金を払い荷物を預けて乗車

ヨルダン

アンマン市内まで3.3ヨルダンディナール(約500円)

ただこのバス、僕が今日泊まろうとしてるホテルがあるダウンタウンは通らずにアンマン市内を北上してしまう為に途中で降りてそこからはタクシーに乗り換えて目的地を目指す

アンマン

アンマン

ダウンタウンに到着

街は賑やかで治安的には危なさは全くと言っていいほど感じない

そして1月のヨルダンは思った以上に寒かった

アンマン

ヨーロッパのあの寒さから逃れ中東にやってきてやっと半袖で過ごせると思ってたらとんでもなかった

寒さを警戒してなかった分、僕より地元民の方がよっぽど厚着だ

つい24時間ほど前までいた場所から急に様変わりした街の雰囲気と空気を感じながらスマホの地図アプリで今日泊まるホテルにやってきた

コーダホテル(マンスールホテル)

Mansour Hotel 通称コーダホテル

香田証生というとある日本人男性の名前を聞いたことがあるだろうか

当時ネットやニュースでも度々報道された名前なので聞き覚えがある方も多いと思う

旅行者だった彼は2004年、イラク戦争が終わったまだ混乱残るイラクに入国してアルカイダ組織を名乗る過激派グループに拉致された

そしてその後首を斬首されるという凄惨な殺されかたをした

犯行声明を出したグループは殺害状況を動画撮影してインターネット上に流した為、当時はガラケーだったとはいえ携帯電話を持ってる子供たちまでその動画を見る事が出来てしまいちょっとした社会問題にまでなった

当時のイラクは相当危なかった為に宿泊客、宿のスタッフにもかなり引き止められたようだが彼は行ってしまった

その香田証生サンが泊まっていたホテルに当時スタッフとして働いていた現地の男性が香田証生サンのイラク行きを止められなかった事を悔やんで作ったのがこのコーダホテルだ

(当時実際に香田証生サンが宿泊してたのはこのホテルの近くにあるクリフホテルというホテルです)

コーダホテル(マンスールホテル)

マンスールホテルこと、通称「コーダホテル」の場所はこちら

マンスールホテル(コーダホテル)

  • ロケーション:★★★★☆
  • スタッフ  :★★★★☆
  • 価格    :★★★★☆
  • 清潔感   :★★☆☆☆
  • WIFI    :★★★☆☆

※あくまでも個人的な評価です

今回のブログのタイトルにある通り香田証生という青年の名前を残したホテルです

オーナーのアリさん(だったと思う)が親切でちょくちょく無料のチャイを入れてくれます

シャワーは夜の20時までに浴びてくれという張り紙がしてありますが20時以降にも浴びさせてもらいました

ただ僕が滞在した時期は夜本当に寒かったので遅い時間にシャワー浴びるのはやめといた方がいいと思います

Wifiはブログの更新(正確にはブログに上げる写真のアップ)などが困難な弱さでした

漂う廃墟感、ホコリだらけの部屋・・・これぞ遠い異国の安宿って雰囲気は満載です!(笑)

コーダホテル(マンスールホテル)

コーダホテル(マンスールホテル)

コーダホテル(マンスールホテル)

コーダホテル(マンスールホテル)

ドミの部屋はこんな感じ

まぁゴチャっとしてて殺風景な途上国によくある安宿のドミです

コーダホテル(マンスールホテル)

ホテルの近くのお土産物屋には死海の泥パックが並んでいた

そっか ヨルダンは死海に面した国なんだよな

一応、僕は今後イスラエルにも行くつもりなので死海はそっち側で見に行こうと思ってる

ヨルダン側は死海の泥は豊富だけど海面に波が結構立つので、あのよく皆んなが死海にプカプカ浮いてる写真を撮るには不向きらしい

死海にゆっくり浮かんであの手の写真を撮るならイスラエルのエンボケックという場所が有名だ

僕のパスポートにはイランに入国した時のビザとスタンプがあるからまだイスラエルに入国出来るかどうかわからないけど、ペトラ遺跡などを見終わったらとりあえず行ってみようとは思ってる

コーダホテルで宿の人に周辺のおすすめのレストランを聞くと、歩いて3分程の場所にある「Hashem Restaurant」というベジタリアンのハラルフードのお店を紹介されたので行ってみた

Hashem Restaurant Down Town

Hashem Restaurant Down Townの場所はこちら

Hashem Restaurant Down Town

Hashem Restaurant Down Town

どうもここ、後から調べて見たらそれなりに有名なお店のようでした

客層は欧米人観光客と地元民と半分ずつといった感じか

Hashem Restaurant Down Town

Hashem Restaurant Down Town

出て来たのはナンとファラフェルとフムス

ファラフェルっていうのはひよこ豆やソラマメから作った中東のコロッケのこと

あと食べ終わったあとにチャイも出て来ました

ちょっと正確な値段覚えてないんだけど日本円で400円位だったと思う

ここは次の日もリピートしました

アンマン

アンマンにたどり着いて、このゴチャゴチャした街と夜の中東の空気で僕の旅の中に早くもまた旅情が滲み出てきているのを感じる

ヨルダンとイスラエルを堪能したら僕はそこから長期でアフリカ大陸に行く予定だ

アンマン

アンマン

道に直接マクラ置いて売る?普通(笑)

このラフな適当さとやってみる感 あぁ改めて中東に来たんだなぁ

またアンマン市内には下の写真のような香水のお店が多いのも特徴

アンマン

お客さんの注文によって目の前で調合してくれる

しかも手際がメッチャかっこいい

いやが応にも汚くなってしまう世界一周中に香水も何もないんだけど、今度短期旅行で訪れる事があったら一度買ってみたいな

ホテルに戻る前に宿の人に聞いていた美味しいと評判のスイーツのお店を訪れて見ました

Habiba Sweet

Habiba Sweetという有名なお店

コーダホテルの周辺だけで2件あるのですぐわかると思います

Habiba Sweet

Habiba Sweet

とりあえずどれがいいのか分からなかったんで地元のお客さんが比較的よく選んでるのを見て注文してみた

すんごく甘いけど凄く美味しい そして安かった(値段覚えてません)

ここも次の日にもひとつの支店の方で食べてリピート

なんだかんだでヨルダンの食事は想像してたよりずっと美味しくてリーズナブルだ

アンマン

イランぶりの中東の雰囲気に街を歩いてるだけでテンションが上がってくる

ペトラ遺跡もひかえてるので初日からもうヨルダンが楽しくてしょうがなかった

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