2019年3月16日
昨日ジャガーバスに乗ってウガンダからルワンダに入りました
ウガンダからルワンダの国境に向かう道は時折集落があるだけの大自然の絶景の中を走るドライブだった
そしてこの何もないのがウガンダとルワンダの国境
マジかと思うくらい何も無い
アフリカの国と国との接点ってこんなもの
上の写真の小屋がルワンダ恒例のナイロン袋&ビニールの検査場所
僕は2箇所ファスナーを開けられたけど前日に隠した袋は見つからずに通過
ビザも東アフリカ3カ国ビザを持っていたのでアッサリ通過できました
(どこに泊まるのかだけはしっかり確認されました)
そんなこんなでルワンダの首都キガリに着いてバイタクに乗り「ホテルルワンダ」という映画の舞台になったホテル ミルコリンズを見に行くことに
バイタクはだいたい500ルワンダフラン(約55円)でどこでも行けます
しっかり500ルワンダフランで乗れるよう交渉しましょう
交渉時に場所を告げるとともに「マガナターン」と言いましょう
マガナターンとは現地語で500という意味です
同じ宿の人もマガナターンで行ったよ!などと言えばだいたいその金額で乗れます
というよりルワンダでバイタクにその値段以上で乗った事ないです
キガリ虐殺記念館もマガナターン(500ルワンダフラン)で行けます
映画の舞台ホテル ミルコリンズに着きました
ホテル ミルコリンズの場所はここ
入り口に守衛の人がいますがそのまま入って行って大丈夫です
因みに「ホテル ルワンダ」という映画の内容に触れておくと1994年にルワンダで勃発したルワンダ虐殺の実話をもとにしたドキュメンタリー映画です
フツ族の過激派が同族の穏健派やツチ族を120万人以上虐殺するという状況の中、1200名以上の難民を自分が働いていたホテルに匿ったホテルマン、ポール・ルセサバギナの実話が元になっている
人々を過激派からかばい続ける一方で、ホテルの支配人として培った人間関係を利用してそのホテルマンは1268人の難民の命を救うことに奔走する物語
・・・がしかし、どうも本当のところはこんな美談ではないらしい
実はこの人々をかくまったホテルマン、なんと人々を匿うのにお金を取ってらしいのだ
つまりある程度支払い能力のある裕福な人を匿って、お金を払えなかった人は匿わなかったのだ
完全に金で助ける人を選んでいたという事
もちろんお金を払えずにホテルに身を隠すことを断られて命を落とした人たちも数多くいるだろう
更にだ
映画では事態が収束するまで多くの人たちをホテルに匿って助けたことになってるけど実際はホテルマンのポール・ルセサバギナが匿った人達を置いて逃げたせいで、彼らは殺されてしまったらしい
つまり金を取って匿った人達さえも置いて見殺しにしたという事
ルワンダ政府もあの映画で描かれていることは嘘だと言ってる
現にポール・ルセサバギナはルワンダに戻って来たら捕まってしまうから今でもベルギーに亡命してるそうだ
でも映画ではその辺の事は一切描かれてなくただただ美談で終わっている
だから真実を知ってるルワンダ国民からこの映画は全く評価されていない
それどころか「あんな映画デタラメだ」っと酷評されてます
本当の美談なんてそう転がってはないですね
門を潜ってまっすぐ進むと右側にホテルの建物が見えてきます
ここに入る時に荷物チェックがありますがそれをクリアするとあとは中は自由に見れます
これは慰霊碑のようですね
荷物チェックを通過してすぐ左側にバルコニーがあり当時人をかくまってたプールが見える
欧米人達はのんきに楽しそうに泳いでた
当然だ 今ではその頃の面影などなく平和なそのものだ
なんとも言えない気分で僕らはホテルルワンダの舞台、ホテル ミルコリンズを後にした
今となっては僕らに真実を知るすべは無いけど、地元の人達は純粋に多くの命を救ってくれた人にあんな反応はしないと思う
真実はきっと残酷な方だろう
その後ダウンタウンを歩いてルワンダで美味しいと評判のコーヒーを飲みに行った
僕らがやってきたのはBourbon Coffee(ブルボンコーヒー)というカフェ
Bourbon Coffeeの場所はこちら
暑いのでとりあえずみんなアイスコーヒー
値段忘れた
美味しかったといえば美味しかったし、普通だったと言えばそんな気もします
そもそも「美味しいコーヒー」って何よ?って話ですよね
人によってそこが全然違うから未だに美味しいコーヒーってよくわかりません
ま、そんな感じでこの日は終わって行きました
次はキガリ虐殺記念館に行ってきます