2019年3月17日
バイタクに乗って首都キガリにあるキガリ虐殺記念館にやって来ました
マガナターンで(笑)
マガナターンがわからない人は前回の記事をご覧ください
前回の記事はこちら
マガナターンはどこに行くときも僕らの魔法の言葉でした(笑)
ここがキガリ虐殺記念館の入り口
営業時間は朝8時〜夕方16時までです
映画ホテルルワンダの舞台となったホテル ミルコリンズからさほど遠くないのでセットで見に来た方が効率的でしょうね
キガリ虐殺記念館の場所はこちら
ルワンダ虐殺(Rwandan Genocide)は映画ホテルルワンダでも描かれてるように有名です
映画を見てない人でもご存知の方は多いでしょう
1994年にルワンダで発生した大量虐殺
1994年4月に発生したルワンダの大統領と隣国ブルンジの大統領の暗殺から、ルワンダ愛国戦線 (RPF) が同国を制圧するまでの約100日間にフツ系の政府とそれに同調するフツ過激派によって多数のツチとフツ穏健派が殺害された
正確な犠牲者数は明らかとなっていないがおよそ50万人から100万人の間、すなわちルワンダ全国民の10%から20%の間と推測されている
そもそもフツ族とツチ族と言われているが元々はこの両民族はひとつの民族だった
それをベルギーがルワンダを植民地化した際に両民族を明確に分けてしまった
これがルワンダ虐殺が起こる大きな要因になったと言われている
同じ民族の者同士がよその国の横槍でこんな大虐殺を起こしてしまうなんてなんとも悲惨で悲しい話だ
国内のメディアもテレビでなぜかツチ族へのヘイトスピーチを行ってフツ族を煽ったという
また当時は隣のブルンジもルワンダと見なされていた為に実はルワンダだけでなく隣国ブルンジでも大規模な虐殺が行われていた
大量虐殺の事を展示してあるのでもちろんなんだけど中には子供が殺されたいきさつや殺され方なども明記されてるのでちょっとショッキングな内容も含まれてます
5歳にも満たない多くの子供達が壁に何度も叩きつけられて殺されたようです
民族が違うってだけで人はここまで野蛮になれてしまうものなのかな
人って怖いなぁって思いました
昨日まで友人だった隣の家の人が、対立と虐殺が始まった途端ナタを振り上げて自分たちを殺しにきたなんてホラー映画の内容のような事が普通に起こってたそうだ
人のマインドってこんなにも一斉に動かされてしまうものなのかと怖くなった
またフツ族の男達はツチ族の女性に自分たちの民族を産ませる事が一番の屈辱になるという概念からレイプを繰り返した
ルワンダの大統領暗殺から100日後にルワンダ愛国戦線が戦争終結宣言を行う事によって一旦の収束を得た
しかしその後、虐殺をやりすぎたフツ族はツチ族からの報復を恐れてルワンダ国外にかなりの人数が逃亡したらしい
本来同じ民族の残酷で悲しい大量虐殺
ルワンダに来たら必ず見に来てもらいたいし、日本にいる人にも遠い他国の出来事と無関心にならずこの過去を知って記憶の片隅に留めて欲しいと思う