大好きなセイシェルでまさかの別室送り

2019年5月30日

セイシェルの滞在最終日

マヘ島ビクトリア

僕はセーシェルのマヘ島の国際空港のカフェで自分の航空会社のチェックインカウンターが開くのを待っていた

カフェで溜まりに溜まっているブログを少しでも進めようと MacBook Air を開きカチャカチャと作業を始める

セイシェル空港

カフェに入って1時間弱した頃にそろそろチェックインカウンターを見に行ってみるかなと思いカフェを出た

チェックインカウンターはすでに開いており同じ飛行機に乗る観光客たちがすでに列を作っていた

僕は列の最後尾に並びゆっくりと自分の順番が来るのを待った

そして僕の番になっていつものようにチェックインカウンターにバックパックを置いてパスポートを目の前の係りの人に渡した

バッグの重さが気になったがそこはスルーされた

目の前のチェックインカウンターに座っている女性の手元にはすでに今から乗る飛行機の航空券を挟んだ僕のパスポートがあった

そしてそれを受け取ろうとした時、その女性から思いもしなかった言葉が出た

「モロッコに行くのね?モロッコを出国するチケットは持ってる?」

え・・?

モロッコの出国チケット・・?

モロッコでの入国審査でそれを聞かれるならともかく、なぜ今このセーシェルの出国審査前のチェックインカウンターでこんなことを確認されるんだ?

僕が正直に「いやモロッコからは船でスペインに渡るのでアウトチケットは持ってません」と言うとその女性は「じゃあその船のチケットを見せて」と言ってきた

僕はいつモロッコからスペインに渡るかしっかり決めてない

モロッコの居心地がよければそれなりにゆっくりしたいし、モロッコが自分に合わないなと思ったら早めにヨーロッパに戻るだろう

それにモロッコではある程度町を回るつもりだ

マラケシュから始まり、カサブランカ、 首都のラバト、フェズ、青の町シャウエン、 タンジェ

これだけの町を回るのに「この町には何日いよう」とかまだ全く決めてない

その辺はモロッコを旅しながら調整して行こうと思っていた

だからモロッコを出る日なんて決めれるわけもない

「モロッコを旅するのは初めてなのでモロッコが気に入れば長めにいるし、モロッコがあまり好きになれなかったら早めに出る だからモロッコ出る日は決めれないだから船のチケットもまだ取ってない」

「ダメよ、船なり飛行機なりモロッコを出る何らかの証明をここで提示してくれないとこの航空券とパスポートは返せないわ」

は?なんだそれ?

船のチケットをまだ取ってない理由もしっかり説明してるけど、係員の女性は一向に首を縦に振らない

そもそもモロッコでそんなことを確認されるなんて今まで聞いたことない

「何人も日本人旅行者がモロッコのタンジェから船でスペインに行ってるけど、モロッコに入る時にそんな船のチケットなんてその時点で誰も予約してないよ。なぜならモロッコ入国の時にそんなこと確認されないから。今まで聞いたことないよ」

僕とその係員が揉めてるのを後ろに並んでる他の人もなんだなんだと見ている

ラチが明かないと思ったのかその係の女性は急に自分の上司のお偉いさんの女性を呼び出した

僕はチェックインカウンターの前から一旦横のデスクに移ってそこでまたイチからその新しく登場した上司の女性に事情を説明

その時も何度もモロッコを出国する船のチケットなんて確認されないということを説明したんだけどその上司の言い分はこうだ

「私はモロッコの入国審査でチケットを確認されると思うわ。ただ入国審査でそれを確認されようと確認されなかろうと次に飛ぶ国の出国チケットを持ってないと飛行機には取らせないというのは私達のルールとポリシーなの わかる? だからあなたは飛行機かその船のチケットをここで取らないといけないわ」

なんだそれ・・なんでいきなりこんなことになるんだ

モロッコに入国できるかどうかを決めるのはセーシェルの航空会社じゃなくてモロッコの入国審査官じゃないか

なんでここでそんなこと強制されなきゃいけないんだ

僕が納得いかない様子で佇んでるとその女性は「とりあえずここじゃなんだからこっちに来て」と僕を別室に案内した

おいおい何だよこれ 入国審査じゃなくて出国だよ?

なんで僕は今この大好きなセーシェルで最後の最後に別室に送られてるの?

悪い夢だと言ってくれ

別室に通されてそこで僕はもう一度自分のパスポートと航空券を渡して欲しかったら飛行機か船のチケットをここで取るようにと説得される

このセイシェルの入国審査の厳しさからしても、いくら出国とはいえ絶対に融通はきかないだろう

何度ちゃんとした理由を説明しても「ポリシー&ルールだ」の一言で返される

もうこうなった船のチケットを取るしかない

頭の中で大急ぎでモロッコの各都市の滞在日数を計算する

おそらくこの町はこれぐらいだろうという日数を大体決め、一つ一つの町での滞在日数を決め大体急ぎめに回って約2週間という答えを出した

今日は5月30日

つまりモロッコに渡る日は6月14日だ

これでもう船のチケットを取るしかない

空港のwifiに繋いで船のチケットを取ろうとしたんだけど、こういう時に限ってなぜか空港のwifiがポンコツ化してコネクトしてるのに動いてくれない

 iPhoneの画面上ではwifiに繋がってるのに検索とかが一切できない状態だ

自分のiPhoneが調子悪いのかなと思ってノートパソコンを大急ぎで引きずり出す

が、ノートパソコンの方でもwifiが繋がらない

どうも空港自体のフリーwifiがちゃんと動いてないようだ

事情を説明するとパソコンのある部屋に通されてここで船のチケットを取るようにと言われた

一応モロッコを出る時の船の会社は事前に調べていた

すぐに検索をかけてモロッコのタンジェからスペインのタリファに渡る6月14日の船のチケットを見つけた

後は予約するだけなのでクレジットカード情報を入力するだけ

いつもやるようにクレジットカード情報を入れて購入のボタンを押したんだけど、 カード会社に登録しているメールアドレスにワンタイムパスワードを送ったのでそれを入力してくださいと画面に出た

いつもと違うパソコンからの購入アクセスだったので本当にこれがカード保持者本人が購入するものか確認するためのワンタイムパスワードが僕のGmailに送られてくることになったのだ

ということは僕はGmailを今から開いてそのワンタイムパスワードを確認しないといけない

そのパソコンでそのまま自分のGmailを確認したかったんだけど、基本Gmailってずっとログインしっぱなしなのでパスワードがわからない

自分のアカウントなのにパスワードを忘れてしまっている これはまずい

なんとかスマホをネットに繋げたいけど空港のフリーwifiはまだ死んでる

これでは自分のGmailに送られてくるワンタイムパスワードを確認できない

どうする?

落ち着け、考えろ

そうだ

さっきのカフェだ あそこは空港の無料wifiではなくあのカフェ独自のwifiだった

別室に送られてる立場なので、ここに僕を連れてきた女性に事情を説明してどうしても今からスマホのメールに送られてくるパスワードを確認してそれを入力しないといけない旨を説明してカフェに行くことを許可してもらった

そうこうしてるうちにチェックインカウンターには人がもういなくなっていた

焦ってカフェにダッシュして事情を説明してwifiのパスワードをもう1回もらう

二つ返事でwifiのパスをくれたのでそれを入力してスマホをカフェのwifiに繋げる

そして・・・

来た 来てるぞ

ワンタイムパスワードが来ている

あとはこれをあの別室のパソコンに打ち込んだらこれでチケット購入出来るはずだ

また大急ぎでダッシュで別室に戻る

なんか自分で大急ぎで走って別室に向かっている状況がシュールでもう逆に笑えてきた

別室に戻ったらパソコンの前に滑り込むように座りさっきの画面にGmailで確認したワンタイムパスワードを打ち込む

そして結果なんとかスペインの出る船のチケットを購入完了

僕を別室に連れてきた女性にもその購入画面とチケットの PDF を見せる

そこでようやくその女性が言った

「 OKよ 急いでさっきのチェックインカウンターに戻って自分のパスポートと航空券を受け取ってゲートに走って さっきから聞こえてると思うけどもうファイナルコールであなたの名前呼ばれてるわよ」

その時に僕は初めて空港内の放送でファイナルコールで僕の名前が呼ばれてることに気づいた

大急ぎでチェックインカウンターに戻り

「船のチケット取ったよ。あなたの上司からOKが出たからパスポートと航空券渡して」

受け取ったパスポートと航空券を握りしめダッシュでまずはセイシェルの出国審査

航空券と入国した時のハンコ確認されてその隣にバンっと音を立てて出国のスタンプが押された

セイシェル空港

セイシェルは入国出国共にあの双子ヤシ、ココ・デ・メールのデザインのスタンプ

これは僕のパスポートの中でもお気に入りのスタンプだ

次は自分の搭乗ゲートまで走らなければ

すでにファイナルコールで名前を呼ばれてるんだ 本当に急がないとまずい

因みにこの世界一周で空港でファイナルコールで呼ばれたのは初めて

世界一周前に行ってた海外ではタイとロンドンでファイナルコールで呼ばれた事あります

自分のゲートの近くに行くと係員数人が僕の名前を呼んでいた

僕が手を振りながら走っていくと「急げ」と手のジェスチャーでやっている

そもそも誰のせいでこんなに遅くなったと思ってんだ

俺はめちゃくちゃ余裕を持って空港に着いてたんだよ

本当にギリギリセーフ

なんとかようやく無事出国する飛行機に乗り込むことができた

セイシェル空港

この飛行機もめちゃくちゃ豪華 なんだこのビジネスクラス

俺のエコノミーの席ですらなかなかのクオリティーだ

ちゃんとゲームのコントローラーとかついてる

セイシェル空港

よしモロッコに着くまでゲーム三昧だ

昔からずっと憧れていたセーシェル

最後の最後に色々あったけど僕は今日この国を去る

何とも言えない寂しい気持ちがまた襲ってきた

セイシェル空港

でも世界一周を目指してる以上、国から国を次々進んで行かないといけないのは世界一周旅行者の宿命みたいなもの

ここからまた切り替えていかないと

明日の昼にはアフリカ最後の国モロッコのマラケシュだ 

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コメント

  1. じーこ より:

    出国時に災難でしたね・・・

    以前同じくカンボジアからフィリピンへ飛んだ時のチェックインカウンターで、フィリピンからのアウトチケットを見せろと言われたことがありました。

    なんかたまに不法滞在する人がいるから、そんな場合の責任などを少しでも回避するために厳しくしているのかもしれませんね。

    世界一周で旅程を決めずに移動する際の困難が少し見えた気がしました。

    • メリ より:

      じーこ様、コメントありがとうございます!

      もうあのアウトチケットの確認作業無くして欲しいですよね^^;
      次の国をどのくらいのペースで見て回って、その国を好きになって長めに居たいと思うかどうかなんて行ってみないと分からないんですから

      多分、あれチェックインカウンターが閉まるギリギリに僕が行ってたら、あんな事してる暇ないんでそのまま乗せてもらえてたんじゃないかと思います(笑)

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