フランスで一番治安の悪いマルセイユで野宿

2019年7月13日

今日はアンドラからフランスに移動する日だ

僕は昨日アンドラに到着した時にフランスのトゥールーズに抜けるバスチケットを買っておいた

アンドラからフランス

これがそのチケット 価格は37ユーロ

この短い区間でめちゃくちゃ高けぇ

バスターミナルに行ってみるとバスって言うかめっちゃ豪華なベンツのシャトルバスだった

アンドラからフランス

高かったけどこれならかなり快適に移動できそうだ

中は2シートと1シートに分かれているので僕はもちろん一人なので1シートの席に座り隣に誰も座らない状態を作った

アンドラからフランスのトゥールーズに抜けるまでの道はそれはもう美しいものだった

アンドラからフランス

そびえ立つピレネー山脈にその麓で暮らす田舎の人たちの暮らし

フランスに入ってからもトゥールーズの南部はそれ相当に綺麗な街並みだった

アンドラからフランス

トゥールーズってこんなに綺麗な街だったのか

初めて知ったけど時間に余裕があればここでも1〜2泊したかったな

そしてシャトルバスがたどり着いたのはトゥールーズの中の一番大きな中心的な駅、Toulouse Matabiau Trainという駅だった

アンドラからフランス

トゥールーズ

都市部と都市部を結んでいる駅で僕もここから電車に乗ってマルセイユに向かうつもりだった

ただその時駅の西側にバスターミナルがあるのを見つけた

よく見るとそのバスターミナルの中にはヨーロッパ間の移動でおなじみのフリックスバスが停まっており、そこにはニース行きのフリックスバスなども停まっていた

ニースという街はフランスの南海岸で一番有名なリゾート地だ

そしてそのニースという街はマルセイよりずっと東にある街

ということはこのバスは必ずマルセイユを通るはずだ

僕はスペインで買ったSIMカードを持ってたので、その場でフリックスバスのアプリを起動させてトゥールーズからマルセイユ行きのバスを検索してみた

すると3時間後ぐらいにマルセイユに向けたフリックスバスが出てることが分かった

もう電車探すのが面倒くさかったのもありその場でマルセイユ行きのバスを予約

街を少し歩いてパン屋さんをでパンを買った後駅前の川のほとりでで時間つぶしすることにした

トゥールーズ

トゥールーズ

周辺にも結構ごろ寝してる人がたくさんいるので僕もマットを敷いてスマホのアラームをセットしてここでしばらく寝ることにした

この川は小さなボートも通っており、時折何隻かのボートが僕の右から左に流れていく

トゥールーズ

トゥールーズ

あー気持ちいいなぁ

移動日でいつもタイトで結構せかせかしてるのにこんな風に川辺で昼寝できるなんて最高だ

トゥールーズ

真上の木々からの木漏れ日が気持ちいい

2時間ほど昼寝した後荷物をまとめてバスターミナルに移動し予約していたフリックスバスに乗り込んだ

マルセイユ

数時間の移動の末、夜の23時前ぐらいにマルセイユに到着

マルセイユ

電車だったらもっと早い時間に到着出来ていたんだろうなぁと少しだけ後悔

というのもマルセイユって実はフランスの中で一番治安が悪い街って言われてる

そんな危ないと言われてるフランスの南部最大の街を見てみたかったのだ

さすがに遅く着きすぎたかなとは思ったけど今から少し街を歩いて野宿できる場所を探してみよう

野宿と言うとブログを読んでくれてる人は知ってると思うけど僕はついこないだバルセロナで野宿中に強盗に遭ったばっかりだ

バルセロナ到着初日に強盗に遭った記事はこちら

2019年7月10日 バルセロナで強盗にあいました 牛追い祭りのパンプローナから夕方のバスに乗ってバルセロナに到着したのが深夜3...

でも強盗にあったからといって今後野宿をやめるつもりはさらさらない

強盗に遭ってしまったからこそ今後もうビビって野宿ができないようになるのではなく、今後さらに攻めていくためにもこの危ないと言われているマルセイユで絶対に無事に野宿してやる

俺は強盗にあったぐらいで守りに入ったりしないぞ

マルセイユ

とりあえず到着地点がマルセイユの駅裏だったので駅の中を抜けて街の方に移動してみよう

駅もよく見るとところどころガラスにヒビが入っていたりして早速この街の雰囲気を物語っている気がする

マルセイユ

そして駅を抜けると目の前に大きな石段の階段が広がっておりその向こうに町の中心に向かう通りが見えていた

マルセイユ

目の前の階段を降りてから駅の方を振り返ってみた

マルセイユ

これが噂に聞いてたマルセイユの駅前の大階段か

駅前近くはもうその辺に黒人が4、5人でたむろしてるし、なるほどパッと見でも噂通りなかなか治安が悪そうだ

ヨーロッパの街では普段夜でもそこまで警戒しない僕なんだけど、珍しく自分の中の警戒レベルが10段階中6くらいを発していたので用心しながらなるべく明るい大きな道を歩いて街中に向かう

マルセイユ

マルセイユ

ただ街の中心辺りに着くと23時過ぎでもカフェなどが普通に開いておりみんなその辺でお茶しているし、大人と一緒とはいえ小学生くらいの子供をまだ外を歩いてるのを見て一旦自分の中の警戒レベルが4くらいに下がる

とりあえず駅前からクソでかいバックパックを背負ってあの階段を降りてここまでやってきたので一旦荷物をどこかでおろして休憩したかった

マルセイユ

目の前で大きな教会が見えるこの通り沿いの小さなお店で安そうなケバブ屋さんを見つけたので入店

すると店員が「ごめんよ、もう閉店するとこなんだ」と言ってきた

そういえば店内誰もいないな・・・

僕がよっぽどガックリしたような顔をしたのか店員がちょっと考えて僕を呼び止めた

「待って 簡単なものしか作ってあげられないけどそれでもよかったら食べていっていいよ」

マルセイユ

朝から移動続きで途中トゥールーズでパンを食べただけだったのでこのなんでもないケバブとポテトが死ぬほど旨く感じた

ヨーロッパで一人の時は僕もこんな感じで安いものを食べて野宿したりして人に迷惑かけないようにそれなりに節約してます

マルセイユ

街の中心は人で賑わってるとはいえやはりホームレスの数はかなり多い

マルセイユ

マルセイユ

中には端によらずに歩道や道路に出て寝ている強者もいる

マルセイユ

野宿するつもりで来たけどさすがにこいつらと一緒に寝るのは避けた方がいいだろうな

どこかもっと人気のない別の場所を探そう

マルセイユ

そのまま海辺に出ると賑やかな通りに出て、出店がその辺にたくさん出ている楽しそうな雰囲気が漂ってる場所を見つけた

どうもこの辺はマルセイユの中でも夜にかなり人が集まる場所のようだ

マルセイユ

この雰囲気 この雰囲気なら野宿もいけるかもしれない

ただ人が多すぎて多分寝れないと思うので雰囲気は良いままでもっと人の少ない場所を探しに歩き始めた

マルセイユ

マルセイユ

マルセイユ

そうして人の喧騒から少し離れた場所に落ち着いた海辺の場所を見つけた

建物のブルーネオンがキラキラしていていい雰囲気だ

マルセイユ

建物の周辺を歩いていると近くにいた若者2人組の一人が僕に近寄ってきて「ちょっと喉乾いてるからその水飲ましてくれないかな」と言ってきた

片手に持ってるペットボトルは残り1/4ぐらいしか入ってないので「僕は喉乾いてないから全部飲んでいいよ」とペットボトルごとあげた

ついでにその若者たちに「この辺でもっと静かな人が来ないような場所ない?」と聞くと若者たちは少し考えて「この先に大聖堂があるけどそこはどうかな」と教えてくれた

若者たちに教えてもらった場所に行くとそこには大きな大聖堂があった

マルセイユ

グーグルマップで確認してみると名前はそのままだがマルセイユ大聖堂という場所

古い港町を見守るように佇むその姿は厳かでどこか神聖でもあった

マルセイユ

またこのローマ・ビザンチン様式の教会の反対側には海が広がり港を一望できた

マルセイユ

港には豪華客船が停泊している これはいい場所を見つけたぞ

大聖堂の真横でテントを張るのもなんだったのでこの日もバルセロナの夜と同じくマットだけ敷いて野宿

マルセイユ

マルセイユ

同じ大聖堂内の敷地内にカップルが2組ほどいたので、念のためそのカップルが立ち去るまでは起きておくことにした

マルセイユ

そしてカップルが立ち去って周辺が静かになった後マットの上に横になりサブバッグを抱きしめながら眠りについた

マルセイユ

右には大聖堂 左側は豪華客船と海

我ながら完璧な野宿だ

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