2019年7月10日
バルセロナで強盗にあいました
牛追い祭りのパンプローナから夕方のバスに乗ってバルセロナに到着したのが深夜3時だったんですよ
こんな時間から安宿探したとしてもチェックインなんて出来ないので野宿しようと思いました
到着したのはバルセロナでもあまり治安が良くないと言われてる南の方の大きな駅周辺
周辺は落書き&ゴミ多し&浮浪者いっぱい寝てるで治安良くないのはわかっていた
でも疲れてて「もうここでいいか」と思い地面にマットだけひいて浮浪者と一緒に寝てしまった 今思えばこれば一番の失敗だった
普段なら野宿の時はまず熟睡なんて出来ないんだけど疲れてたせいかあんな治安悪い場所で思いっきり寝てしまってた
まだ辺りも暗い早朝5時過ぎに一瞬何かの物音で目が覚めて身体を起こした瞬間2人の男が僕の荷物のあたりから走り去った
え!?っと思いカバンを見るとメインバッグと貴重品を入れてるサブバッグを繋いでたワイヤーロックが壊されていた
※この写真は事の次第が終わってから近くのマクドナルドの中で撮りました
咄嗟にカバンから何かすられたと思い、2手に別れた2人のうちの一人をすぐに追いかけた
が、追いかけてる間サブバッグもメインバッグも置きっ放しだと思い、追いかけるのをやめてすぐに野宿してた場所にダッシュで戻るとちょうどもう一人の方が僕の貴重品の入ったサブバッグを持ち去って走り始めていた
サブバッグにはMac bookを始めパスポートや重要書類、現金、これまでの旅で撮りためた写真の入った外付けHDなど失う訳には行かないものが詰まっている
僕のサブバッグは電子機器と書類を沢山入れてるのでそれなりの重さになってました
相手は細身の20代前半くらいの若者だけどカバンを背負わずに片手に持って走ってるのでスピードに乗れてない
もうね、先日の牛追い祭と同じくらい本気で走りました
後2メートルくらいで追いつきそうになった時、向こうがカバンを持ったままでは逃げ切れないと判断して僕のサブバッグを僕に向けて投げつけた
ノートパソコンやHDを壊したくなかったのでダッシュしてるスピードのままカバンをキャッチして思いっきり転倒
盗っ人は取り逃がしたけどカバンは取り戻した
膝に痛みを感じ、見ると擦りむいていて血が流れていた
脚を動かす度に膝関節が痛む
カバンを抱え脚を引きずりながら野宿してた場所に戻り壊れたワイヤーロックを見て呆然としながらもマットをしまう撤収作業をする
騒ぎを見に来た連中に哀れに見られてるのか嘲笑うように見られてるのかわからないけどとにかくジロジロ見られた
近くに早朝から開いてるマクドナルドがあったので一旦駆け込みテーブルに座って落ち着く
何を取られたのか中身を確認しないと
気持ちを無理矢理落ちつけながらカバンの中の貴重品をひとつひとつ確認していく
ノートパソコン、現金とクレジットカードを入れていたセキュリティポーチもある
パスポートも書類も無くなってない
メインバッグも一応確認したけど何も取られた形跡はない
結果僕はまだ何も取られてなかった
あいつらがこのサブバッグから中身だけそっと盗むのではなく丸ごと持ち去ろうとした為にワイヤーロックを壊す必要があったのでそれを壊した時の音で目が覚めてそこから追いかけたけどまだ何も盗られてなかったようだ
一人目を追いかけた時すぐにカバンの元に戻る判断をして本当に良かった
もうちょっとその判断が遅かったり一人目をそのまま追っていたら確実にサブバッグを奪い去られていた
2人組の強盗からカバンを取り戻せて中身に被害が無かったのは奇跡に近いと思う
マクドナルドのwifiで近くの安宿を予約して、脚から血を流しながらチェックインしに行くと宿のスタッフが何事だ!?と聞いてきた
事情を説明すると「あの駅周辺で旅行者が浮浪者と一緒に野宿するってお前正気か?」と呆れられた
バルセロナはヨーロッパで一番スリや置き引きが多い街
その中でも特に治安の悪いエリアで即野宿してしまったのは自分の野宿慣れから来る油断もあるだろう
浮浪者と一瞬にあんなエリアで地面にマットだけひいて寝てたらバルセロナじゃなくても強盗や置き引きにあってたと思う
被害は脚と手の怪我と壊されたワイヤーロックのみ
これは授業料と思おう
アフリカ旅を終えてヨーロッパに戻ってきて油断しまくってたけど気合い入れ直してもらったよ、バルセロナ
俺はまだ大丈夫 この先もやっていける
旅に関してはドMなので今からまた次の野宿が楽しみだ
コメント
災難でしたが、大ケガせずに命があって良かったです。
じーこ様、コメントありがとうございます!
あのサブバックにはパスポートも入っていたので、あそこで貴重品の入ってたバッグを取られていたら詰んでた可能性が高かったです
いくら夜中に到着したからってあの危ない駅で浮浪者と一緒に寝たのは迂闊でした・・
ワイヤーロックを壊されてしまったのですね。1人目を追いかけた時、すぐにカバンの元に戻る判断をされていなかったら確実にサブバックを奪われてしまったということですね。2つに分かれて走り去る作戦だったのでしょう。追いかけていって危ない目に遭わなかったのは運がよかったと思います。この記事は衝撃的でした。
ペンギン様、コメントありがとうございます!
そうです!
ワイヤーロックが壊れた物音で起きました
あのまま熱くなって一人を追いかけ続けていたらあのサブバックはもう消えてましたね