レディボーイと見抜けないレディボーイ達

2018年3月31日

こんばんは

Zanzibar

いい飯屋でしょ?なかなか豪華な食事の数々です

今バンコクのZanzi barというテラスで生バンドを聴きながら食事できるお店でちょっと贅沢なディナーを取っています

バックパッカーがなぜこんな贅沢なディナーを取っているか?

話は1時間ほど遡ります

僕はこの夜ナナプラザというゴーゴーバーに繰り出す予定でした

予定でしたというか実際に繰り出してました 入り口の直前まで

もう皆さん重々ご存知でしょうがバンコクには基本3つのゴーゴーバー乱立地帯があります

ナナプラザ、ソイカーボーイ、パッポン この3つです

みんな略してナナプラ、ソイカなどと呼んでます あ、パッポンはそのままか

その中のど定番ナナプラザに向かったのでした

BTSのナナ駅で降りてスクンビットを西に進み、スクンビット4を左に曲がり50〜60mも歩けばナナプラザの入り口です

が、スクンビット4を曲がってからナナプラザの入り口までにバービアが数件あるんですよね

その日僕は思ったより早めにナナに着いたので「まだ早いかな?」と思い並んでるバービアの真ん中くらいのお店に適当に入った

今思えばこれがすべての始まりだった

お酒の飲めない僕はレッドブルを注文し、道側のカウンターに座った

タイ独特の瓶のレッドブルを飲みながらナナプラザに向かう欧米人男性やそこで働く女の子達が出勤して行く様を眺めていた

ここでの人間観察はなかなか面白いもんだ

斜め向かいのナナホテルの前ではナナプラザで働けない女性達がフリーランス(要は立ちんぼってやつです)として客引きをしてる

時折、ファラン(欧米人)が立ち止まり値段交渉をするがなかなかまとまらないらしい

また別の年老いたファランが客引きに足を止めて値段交渉を開始する

しかしその女性に見えるのはおそらくレディーボーイだ

レディーボーイは自分のスマホの電卓に自分の値段を打ち込み初老のファランの腕を捕まえて放さない

今度はファランが指で値段提示している

レディーボーイが折れてファランの提示金額に頷いている

どうやら今度はまとまったようだ

だがあのファランは彼女の正体を見抜いているのだろうか?

レディーボーイと気付いた上でのベッドインなのか、はたまた全く気付いてなくてホテルに入って脱いでから驚くハメになるのか

あの初老のファランが心配だ

通常レディーボーイもあとあとトラブルになるのを避けるため先に自分の正体を言っておくようですが稀に事が始まるギリギリまで言わなかったり何だったら最後までバレずにやり遂げようとする子もいるらしい

そんな話はタイで遊んできた先人達のブログでこれでもかってぐらい見てきた

ナナホテルの前での立ちんぼと観光客との攻防を楽しんでる時だった

「Are you alone?」という高くて綺麗な声に横を向くと一人の若い女性がいた

あ、これってあれかな?

バービアによくいる男性客の話し相手しながらドリンク奢ってもらってお店の売上伸ばすために配置されてる女性かな?って最初思いました

でもそれにしては若い だいたいバービアにいる女性はもっと年がいってる

一人だよって答えるとその子は嬉しそうに横に座った

「お店のスタッフなの?」って聞くとその子は自分はただの客だという

ただの客にしてもここで一人の客に声をかけてくるという事はフリーランスの子かな?

この後どう動いてくるのか少し話してみる事にした

コリアン?って聞かれたので「イープン カップ(日本人です)」と答えるとその子はカタコトの日本語で「ワタシ、ニホンジン ツキアッタコトアリマス」と言った

タイの夜のお店で働いてる女性ならよくある話だ

ただの客なんだけど付き合ってるって事にして、その男性が日本に帰ってからもウエスタンユニオンなどで送金をせがむタイ人女性も多い

あまり真に受けずに受け答えをしてるものの彼女は日本人に対して好感触のようだった

それも日本人がお金を持ってると思ってるからでしょ?っとまだ警戒心は解かない俺

やけにピッタリ体をつけてくるなぁと思ってたら耳元で「ワタシ、ニホンジン スキデス」ときたもんだ

向こうの手だとわかっていても悪い気はしない

「ワタシ ドウオモイマスカ?」と聞かれたが本人に目の前でそれ聞かれて否定的な回答する人はまずいないだろう

「うん、可愛いんじゃないかな」と答えると彼女は「ウレシイデス」と言って腕を絡ませてきた

もし今夜この先があるとしたらこの子は俺にいくらでと言ってくるつもりだろう

でも金銭を要求されても問題ない容姿ではある

何となくタイ人と欧米人のハーフのような顔立ち

そうこうしてるうちに彼女がドリンクを頼もうとしたのでこっちで注文してやった

注文されたカクテルがカウンターに運ばれてくる

彼女は片手を俺の腕に絡ませながらカクテルを手に取り口に含んだ

そして次の瞬間彼女は僕に口移しでカクテルを飲ませた

急な展開に唖然としたがすぐに口の中に飲み慣れない酒と彼女の舌が入ってきた

酒の味と少し彼女の口紅の味

僕は店内の他の客の視線を気にしながらも彼女に身を任せていた

キスしてたのは時間にして5秒?ほどだったろうか

「ドコカイキマスカ?」と言われ彼女もまだご飯を食べていなかったので一緒に食事に行くためにバーを出る事にした

それが冒頭で書いたロウソクに照らされたガーデンテラスのテーブルで生演奏を聴きながら食事できるZanzi barという店

でも少々高いので今まで1回しか利用したことがない 今日は2度目だ

料理が運ばれてくるまでの間に「写真撮ってもいい?」って聞くと彼女は満面の笑みをこちらに向けた

Zanzibar

Zanzi barで一緒に食事した彼女

ローソクと少しの照明の中で食事するので写真は暗めです すいません

Zanzibar

Zanzibar

日本のこと、タイの事、他愛も無い会話をしながら食事も終盤に差し掛かった頃に彼女が聞いてきた

「この後部屋に来る?」

おっと、ホテルじゃなくていきなりそっちの部屋ですか

タイ人には出会って2度目に部屋に誘われた事はあったけど当日は初めてです

やっぱフリーランスの売春してる子だったか でもそれは何となく気付いてた事だ

でも幾らなんだろ・・?

「もちろん行きたいよ で、その 幾ら必要なの?」っと率直に聞いてみたら驚くべき答えが返ってきた

「オカネ イリマセン」

!?

これは初めての展開だ どういう事だ・・??

けどこの時、疑問と同時に妙な違和感を感じた あんな盛り場近くのバービアで一人の男性にわざわざ声をかけてきて会ったその日に自分の部屋に誘うのが普通の女な訳ない

つまりプロというかお金を取って男性の夜の相手をする人達のはずだ

それがお金は必要ないと返ってきたのだ 普通に考えたらおかし過ぎる

そこでさっき僕が感じた違和感だ

タイという国である事を前提にした場合にのみ、一つだけこの解答でも話の合点が行くケースがある

そう レディーボーイである

彼女は「彼女」ではなく「彼」 つまり男なんじゃないか?

そう考えると全て納得がいく話になるのだ

正直レディーボーイを見抜くのには自信があったつもりだ

特に声でほとんど見抜けるのだがこの子は顔も声も完璧に女性そのものだった

それ故に気づくのがこんなにも遅くなってしまった

他人事のようにあの初老のファランを心配してる場合ではなかったのだ

僕は慎重に言葉を選びながら核心を突く質問を投げかけなければならなかった

「もしもなんだけど、、、別に偏見を持ってる訳じゃないけど確認していいかな?」

この投げかけの時点で彼女の顔色が一瞬変わるのを僕は見逃さなかった

僕の疑問はもう確信的なものとなっていた

「レディーボーイでしょ?」

「ハイ・・デモ ジョセイトオナジコトデキマス」

「って事は下はもう手術済み?」

「ノー アナタトオナジ ディック ネ」

・・・・・・・・・・・・

もう後はどう無かった事にしていくかだけです

いや、無かった事にするというか実際まだ何もない

バーでキスされた事は俺が忘却の彼方へ吹っ飛ばせばいい

問題は彼女を気に入り部屋に行く返事をした事をどう取り消すかだけだ

でももう俺が少し狼狽して引き始めてる事も勘付かれてるかも

だとしたら変な嘘や言い訳は彼女を怒らせるか傷つけるかだ

ここは下手に取り繕うより正直に対応した方がいいんじゃないか

「ごめん 君は可愛いし素敵だけど、さすがにセ〇〇スは出来ないよ

なぜなら僕らは男同士だから でも君の心が女性なのは理解しているよ」

いっそ怒ってくれた方が気は楽だったかもしれない

けど彼女は少し悲しげな笑顔で「ワカリマシタ」と言った

僕は何か言わないとと思いつつも気まずさから上手く言葉をかけられなかった

Zanzi barを出て彼女と別れた僕は引き続きゴーゴーバーに行く気になれず一人マックに駆け込みマックカフェでエスプレッソを注文した

とことん苦いエスプレッソが今の気持ちには丁度よかった

タイ マックカフェ


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