2018月5月21日
突然だがミャンマーのヤンゴンにEmperor(エンペラー)という風俗店があるのをご存知だろうか?
実は僕もこの店の存在を知ったのは最近だ
僕はタイのバンコクにあるゴーゴーバーで東南アジアを仕事で回られてるとある日本人の社長さんと出会いそこで「ミャンマーのヤンゴンに着いたらエンペラーというお店に行ってみなさい」と勧められていたのだ
これが昼間に下見に行ったエンペラー
中で気に入った女の子を指名してお持ち帰りできる店
エンペラー以外にも近くに数件同じような風俗店はある
地図でいうとここ
女の子をお持ち帰りするだけの普通の風俗店ならたいして興味も沸かなかったかもしれない
この店に興味を持ったのはその社長さんからの話に続きがあったからだ
「そのエンペラーという店は夜に風俗嬢によるファッションショーが行われるよ」
それを聞いた瞬間 あ、これは一度見ておきたいなっと思った
それからヤンゴンに来たらここは要チェックと楽しみにしてた場所でもある
宿からもそう遠くないので夜の20時くらいに見に行く事にした
これが夜のエンペラー 右下で見張りの男たちがたむろしてるところがビルの入り口
ビルの前には白シャツに黒ネクタイの客引きが数人いる
中にはカタコトの日本語を話す客引きもいるのでお店の事を聞くのには不自由しないはず
まだ人通りも微妙に少ないので一度様子見程度に前を通り過ぎてみる
エンペラーを通り過ぎて少し歩くと地元の家族連れや若いカップルがゾロゾロとある建物から降りてきていた
どうもここは映画館のようだ
こんなデートスポット的な場所のすぐ横に風俗店があるなんてなんか凄いな
まぁ僕の地元の京都の河原町も似たようなもんか・・
もう一度エンペラーの前を通ると客引きが「ニホンジン デスカ?」と聞いて来たので話をしてみるとどうもファッションショーは21時30分からと23時30分からの二部構成らしい
ただ23:30の方は女の子も少なくなっているとの事
時間的にも見るなら間違いなく21:30の方だ 今は20:15 ちょっと来るのが早過ぎたようだ
「じゃあ21時に戻ってくるよ」と言って一旦その場を離れる事にした
時間つぶしに通りの向かい側の建物に行くと一階が賑やかだった
意外にもゲーセン 2階にもゲームがおいてあるようだ
ほう、ヤンゴンのゲーセンか どれどれ・・
鉄拳! 懐かし過ぎるだろ まぁもっとも俺が遊んでたのは鉄拳1とか2だけど
日本から入ってきてるんだなぁ
2階にはコインゲームが置いてあって家族連れやひとり者のオッチャンが夢中になっている
1階には日本のプリクラが置いてあったので写真を撮ってると店員が2人ほど走ってきて、プリクラ機の写真を撮らないでくれと言ってきた
写真を消してほしいと言われたので消したんだけどその時にチェックされたゲーセン内の他の写真には何も言ってこない
どうもプリクラの機械だけNGのようだ
どういう事だろ?中古の機械の横流しでもあるのだろうか
時間が21時前になったのでエンペラーの前に戻ってきた
さっきの客引きが腕時計を見て、日本人は時間通りに戻って来るから凄いね!っと言った
とりあえずこの時間になっても外は暑いので早速客引きについて行って店に入ってみよう
一階の入口を奥に進み右に曲がるとエレベーターがある
この辺りから隠し撮り用のカメラでも持ってない限りもう写真撮影はやめたほうがいいです
下の客引きとはここでお別れ エレベーターの中に初老の男がいてその男がエレベーターを動かし店に連れて行ってくれる
僕は4階で降ろされた
エレベーターを降りると左手に店内案内役のボーイが待っている
ここで入場料を払います たしかうる覚えですが日本円でいうと600円位だったような
人数を聞かれたので一人で来た事を伝えると暗い店内のひとつのテーブルに通された
テーブルに通される時に店内に立っている女の子が一気に寄って来てボーイに何かを聞いている どうやら何人の客か聞いているようだ
ボーイが一言「日本人」と答えると(多分そう思う)女の子に一気に囲まれ私を横につけろとアピールしてくる
どうやら日本人はまだ金持ちと思われてるようだ
テーブルに入場料に含まれていたドリンクとつまみのピーナッツが運ばれて来る
女の子達には「ひとまずファッションショーを見たいから今はいい」と断るとショーはまだ始まらないからそれまでに横につける女の子を決めろと言ってくる
テレビでサッカーを流していたのでショーが始まるまでそれを見て過ごす事を伝えると女の子達は一時退散した
コーラー飲みながらピーナッツをポリポリ食べてるとさっきのボーイが日本語でお店の説明をしにやってきた
どうも席に着いたらほとんどが誰かしらの女の子を横につけるみたいだ
だがそのタイミングは人それぞれだ
営業かけられたからといってまだ気に入った子もいないのにとりあえず誰か隣に座らすのは得策ではない
本当に気に入った子を見つけた際に隣にいる子をどかさないといけないのが面倒になるだけである
なので僕もファッションショーで気に入った女の子を見つけたときの為に横の席は空けておきたい
しかし、女の子達は肩を叩いて横に座らせろと言ってくる
中には勝手に座って来て肩を揉んでくる子とかもいる
心の中で「悪いがキミじゃないんだ」と思いながら無視し続けること5分、その子もようやく無駄だと理解して席を立ってくれる
どうせ誰か座らせると話をせざるおえないからショーを集中して見れなくなるだけだ
店内には4人ほどお店のママと見られる女性達がいる
こいつらが本当にマナー悪くてスマホ見ながら人のテーブルのピーナツを鷲掴みにしてボリボリ食べている 見た感じみんなインド系のオバサンだ
客が入って来るとお店のママは女の子達に早く行ってこいとアゴで指示してる
ミャンマーでインド人のオバサンに若いミャンマー人の子がアゴで使われてるなんて正直見ていてあまり気持ちの良い光景ではないなこれは
そうして21:30分過ぎに一部の女の子がステージ・・というよりただのダンスフロアに整列し始めた ぼちぼち始まるみたいだ
女の子達が音楽に合わせて動き始める
ただこれはファッションショーと呼べるようなものではなかった
女の子達の衣装は統一されていて、まるでキャバクラ嬢が着ているドレスのようだった
そう、あのやたらキラキラとしていて足元まで隠れてるロングドレスである
店内に大きな音楽が流れ男性ウェイーターたちが手拍子を始める
一応せっかくのショーなので盛り上げようとしているようだ
ちなみにショーが始まるとフロアの横に花で作られた首飾りのようなものが多数出てくる
これは有料だが自分の気に入った女の子にショー中に首飾りをかけてあげることができる
ただあまりそれをやっている客はいない
男性のウェイターがあの子可愛いでしょ?あの子はどうですか?と踊っている女の子を勧めてくる 女の子達は入れ替わり立ち代わり音楽に合わせて客席の方に歩いてきては後ろに下がる
そして店内の女の子全員がファッションショーに出るというわけではないようだ
うーむ やはりミャンマーの風俗店のファッションショーというのはこの程度のものだったか
一通りファッションショーが終わると店内のボーイが再び僕の席にやってきた
「今のでショーが終わりました 気に入った女の子はいましたか?」と聞いてきた
僕が正直に「うーん、特にいなかったかな」と答えるとボーイは「お客様はどんな子が好みですか?」と聞いてきた
少し考えて「若くて細くてショートカットの似合う子が好きかな」と答えるとボーイはわかりましたと言って少し席を離れ数人の女の子を連れてきた
ただどの子も先ほど言った三つの条件が合致する子はいない
これはちょっと厳しいなぁ どうしてもお金を出してまでと思える子がいない
僕は明日パガンへの移動日ということもありこれで帰ることにした
店内のママがみんなインド系だったのが気になっていたのでボーイに「もしかしてここのお店のオーナーってインド人?」と聞いてみた
ボーイは「そうです よく知ってますね」っと言った やはりそうか
帰りのエレベーターに乗る前にボーイにはチップだけ渡しておいた
可愛い子がいなかったわけじゃない 数人は正直遊べるレベルの子もいた
しかし一発で決断出来てしまうほどの女の子はいなかった
ミャンマーの女の子はタイの女の子ほどスレてないらしい
そして非常に優しいと聞いている
この日僕はお持ち帰りせずに帰ったが、今思い返すとやっぱりあの時遊んでいればよかったかなと少し後悔する日々である
またヤンゴンに行く機会があればきっとまたエンペラーをのぞいてしまうだろう