2021年9月9日
おはようございます
この日はちょっと面白い場所に行こうと思ってる
僕がペルーに到着したのを知ってペルー人と日本人のハーフの友達が連絡をくれて、「リマに面白い場所があるよ!」っと教えてくれた所だ
その友達からは「La Paradaという場所とGamarraという場所がオススメです!そこには魔女市場があるので」と教えてもらっていた
ただ「あまり治安が良くなくてスリが多いので気をつけて行ってください」と忠告も受けていた
まずは魔女市場を目指すために教えてもらったLa Paradaという場所にタクシーで行く
タクシー降ろされたのはこんな感じの場所
因みに魔女市場があるのは「アビアシオン通り」という通りだ
めちゃくちゃローカル臭漂う街を歩きながら目的の場所を探す
この辺もまた見た目は結構エグイな
アビアシオン通りは歩道の両側に青空市場が並んでいてもうゴッチャゴチャ
これは油断してると本当にすれ違いざまにスリされても不思議じゃない
ある程度気を張って歩かないと
そしてその辺のオバチャンに場所を聞きながらようやく見つけたのがこれです
ここが教えてもらった魔女市場だ
実はメキシコシティにも「ソノラ市場」という魔女市場がある
僕は実際に初めてメキシコを訪れた2019年にソノラ市場に行っている
ここはそれのリマバージョンみたいな所だ
こんな時期だから簡単には来れないかもしれないけど、一応今後の参考のために場所載せておきますね
リマの魔女市場の場所はこのあたり
※正確には赤ピンが立っているところは「Banco de Credito del Peru」という銀行です
ここから通りを南に向かって20〜30メートル進むと向かって右手に見えてくるはずです
いやいいね、実に魔女市場っぽい
儀式で使う何かのミイラも売られていた
本当にメキシコで見た魔女市場に似ている
ペルーにもこんな場所があるなんてなぁ
中南米では魔女の儀式ってそんなに一般的なものなんだろうか
リマの魔女市場、堪能されていただきやした!
でもここに来たのはこれがメインではない
魔女市場はついでだ
実はこの近くにカエルのジュースが飲める店があるのだ
それがここ
「La Rana Rene」というお店
ここでカエルのシェイクというかジュースが飲める
Ranaというのはスペイン語でカエルの事
場所知りたいですか?
さっきの魔女市場のすぐ近くです
リマでカエルジュースの飲める店「La Rana Rene」の場所はこちら
看板にもカエルの絵が描かれていた
中ではお店のスタッフ達が忙しそうに動いている
ここはカエルジュースだけではなく健康食品の取り扱い店のようだ
なんかおどろおどろしい液体を詰めてるスタッフもいた
あれがそうなのかな・・?
とにかく凄い色だ
まぁここまで来たんだからもう注文するしかない
この看板のオジサン、オバサンみたいに爽やかな笑顔では飲めないだろうけど(笑)
お店の人にいくらか聞いてみると1杯8ソル(約210円)との事
注文するときは「Jugo de rana」と言えばカエルジュースと伝わります
因みにこれが僕が今からジュースとして飲むカエル
この白いカエルね
これが腹わたとか抜かれてミキサーでシェイクされるみたい
注文するとお店のスタッフが奥のミキサーあたりで作業を開始
このジュース、もちろんカエルだけでは吐きそうになるのでマカとか黒蜜とかを色々入れて味を整えてくれる
他にも色んな薬草系をブレンドしてくれるのでカエルの味はほぼしないそうだ
そして出来上がったのがこれだ
これが「Jugo de rana(カエルのジュース)」
こんな波々と注がんでも・・・ 量思った以上に多い
そして黒蜜を入れてるからか生暖かい
これは全部飲み干すのは苦労しそうだ
とりあえず飲むしかない
ひとまず一口飲んでみる
意外に飲める
味はきな粉と黒蜜の味 和のスイーツみたいだ(笑)
ただ、苦戦するのはその生ヌルさと口の中に残るヌメヌメ感
爽やかな飲料ではないから一気にいけない
特にこのヌメヌメ感がカエルを飲んでる事を思い出させる
なんとも言えないぬめりと中途半端な暖かさを我慢しながら数回に分けて飲み干して行く感じだ
キ、キツイなこれは・・・
でも味は何度も言うように決してマズイもんではない
これに挑戦する人は「新しい食感の和菓子スムージーを飲んでるんだ」と自分に言い聞かせながら一気に飲むべし
いやぁ、面白い体験が出来たわ
もしリマに遊びに来て興味がある人は是非トライして欲しい
その後すぐに路上で水を買ったのは言うまでもありません(笑)
そしてカエルのジュースを飲んでる時にこのゴチャっとした街の道路の反対側はどうなってるのだろうと気になっていたので少し行ってみる事にした
そこには僕が滞在してるカヤオを余裕で越えてくるゲットー(貧民街)が広がっていた
インドをフラッシュバックさせるような光景
これはなかなか凄い環境の町だ
もうここが本当のリアル北斗の拳じゃないかと思ってしまう
通りを1本挟んだだけなのに急に世界が変わるこの感じ、久々だ
バレーボールのコートなんて気の利いたものはないので地元のお母さん達は道路に勝手にネットを張って、道路を封鎖してバレーボールを楽しんでいる
ここをトゥクトゥクなどが走るときはお母さん達が手動でネットを「よいしょっ」って感じで上げてその下を車やトゥクトゥクが通過して行く
ここまで荒れた感じの街を見るのはいつぶりだろうか
南アフリカのヨハネスブルクか、はたまた夜にたどり着いたホンジュラスのテグシガルパ以来か
ペルーはなかなか奥深そうな国だ
ある程度歩いたところで突然野菜をトラックから下ろしてるオバサン達に声をかけられた
このオバサン達、「それ以上奥には行くな」と言って僕を止めてくれた
このオバサン達の中の一人が「それ以上行くとこうされるよ」と言って首を刈るポーズをして見せた
きっとこの先は本当に危ないんだろう
僕はこの地元のオバサンの忠告を聞く事にして大通りに戻った
タクシーに乗って自分のホステルに戻る時、窓の外に南米でファベーラと呼ばれる山の斜面に作られたスラム街が見えた
リマの中心地から決して遠くない場所にこんなスラムがいくつもある
ここもまた格差がすごい国のひとつだ
滞在してるカヤオに戻ってからは路上の屋台飯で晩御飯
このスープ、3ソル(約80円)
激安だ レモンを絞ってからいただきます
うん、十分美味い
屋台が毎日出てくれるならもう食堂に行かなくてもこれで十分だ
屋台飯の帰り道、カヤオの公園にこの辺のオバサン達が集まって座り込んで何やらしていた
見てみるとビンゴゲームをしてるみたい
そして小銭が飛び交っている
これはどうもこの町の夜のギャンブル大会のようだ
日本のパーティとかで行われるビンゴみたいに1回で穴を開けたりペンで丸をつけたりせずに、数字の上にコマを置いてビンゴをしてる
要はビンゴで遊ぶ紙を毎回買えないのだ
だから同じ用紙を何度も使えるように数字の上にはコマを置いてゲームをする
このカヤオならではの仕様だ
夜な夜なオバチャン達が集まってギャンブル大会が行われるカヤオ
良き町なり