2019年9月3日
昨日車中泊で泊まったゲイシール(間欠泉)の駐車場で目を覚まし、すぐ隣のお土産物屋の前でガソリンを入れて出発
今日はここからしばらく走ったところにあるギャオという地球の割れ目を見に行く事になっている
とりあえず大地の裂け目のあるシンクヴェトリル国立公園を目指してドライブ開始
アイスランドは国土の外周にいくつかの町が点在してるだけであとはほとんどが何もない平原が広がっていたり、溶岩の岩がゴロゴロしてる地帯が広がっている
これだけの土地を持ちながら人口も35万人程度と思った以上に少ない印象だったけどこの町の少なさを見ればなんとなく納得
あまりに何もない気持ち良い風景と道だったので車を停めて撮影
何も無い贅沢っていいよね
たまに程度の年齢になっても何も無い良さや何もしない時間の贅沢さがわからない人っているけどあれって可哀想だよね
湖が見えて来てそろそろシンクヴェトリル国立公園が近づいてきた
おぉ・・これもう割れ目の一部なんじゃ無いか?
この国立公園の大地の裂け目に流れ込んだ水は岩石に自然濾過されてる為に透明度が高いので有名
この通り水はかなり澄んでいて綺麗
ここでのダイビングはアイスランドの中でも欠かせないアクティビティだ
まぁ俺らしなかったですけどね・・・(涙)
ちなみにシンクヴェトリル国立公園には有料駐車場と無料の駐車場がある
僕らが目指した駐車場はたまたま無料だったのでそこに車を停めてギャオが見えるポイントまで歩きます
すげぇなこれ すでに横の岩壁が裂けた大地の側面だよ
ここは東のユーラシアプレートと西の北米プレートが引っ張り合っている箇所
「地球の割れ目」とか「大地の裂け目」と呼ばれている
俺らは今地球の割れ目の間を歩いてるわけか
なんかそう思うと凄いよなアイスランドって
あ、もちろんこのシンクヴェトリル国立公園はユネスコ世界遺産にも登録されてます
このギャオ(大地の裂け目)だけど海底にはこういった裂け目が数多くあるらしい
世界一深いといわれるマリアナ海溝とかもそうだよね
でもそれを陸地で見れるのは世界でこのアイスランドしかない
本来海底深くにあるプレートとプレートの境目がアイスランドでは地上に出て来てるのだ
そもそもアイスランド自体が火山活動によって1600万年前に誕生した
だからアイスランドは大昔海の底だったので、そこから火山活動で大地の裂け目ごと地上に出て来た訳だ
向こうに見える山の手前の部分もギャオだ
ギャオは1箇所ではなくこの国立公園内のいくつかの部分に点在してる
ひとまず小さな滝があるらしいので散歩がてらそれを見に行きました
これ
うん、可愛いね
昨日とかとんでもないデカさの滝を見たのでなんかほっこりしてしまう
少しだけ写真撮っていよいよ本格的にひび割れてる一番大きな(?)ギャオを見に行きます
この道からしてもう凄い
そしてこの道を進んだ先に見えたのは・・・
上から見下ろす形でとんでもなく大きな大地の裂け目ギャオ
上の写真の右側に僕らが車を止めた駐車場があるんだけどそこの車の大きさを見ればこの裂け目の大きさがわかってもらえるかと思う
奥の家や教会があの大きさだからね
この割れ目、今でも毎年2cmずつ広がってるらしい
素直にすごいなぁと思える光景にしばし酔いしれて写真を撮った
アイスランドの自然はマジでヤバ過ぎる
割れ目の間にちょっとした林が出来てしまうぐらいだもんな
この国は自然の雄大さを感じるという意味では僕の世界一周の中で一番の国かもしれない
地球の割れ目を存分に目に焼き付けて車に戻り、近くのキャンプ場でランチタイムを取る事になった
やってきたのはテーブルとベンチが置かれ、小屋の後ろにトイレと皿とか洗える洗面所だけ付いてるセルフキャンプ場のような場所「キャンピング・シングベリア」
レイキャビクのスーパーで買っておいた食材で簡易サンドイッチを作りオレンジジュースで流し込む作業のような修行のような食事
肖像権がーーー!!
アァーーーーーーーーーーーーッ!!!!
はい、イニシャルYことゆーき君です
まぁ虚しい食事もこんな自然の中でなら少しは美味しく感じるよね
これはこれでいいもんです
帰り道にもう一度ギャオがよく見える場所で車を止めて見納め
ここまでシークレットラグーン→グトルフォスの滝→ゲイシール(間欠泉)→シンクヴェトリル→ギャオと見て来てゴールデンサークルの見所を一通り見て来たので一旦明日以降のリングロード周遊に備えレイキャビクに戻る事に
レイキャビクに戻り明日からの食材をスーパーで買って来たあと、ふとリングロードを周遊した場合どのあたりでオーロラが見えやすいんだろうと気になって宿のスタッフに聞いてみた
するとスタッフから意外な答えが帰って来た
「オーロラ?このレイキャビクの端っこにある灯台の近くからでも見えるよ」
え・・?
えええええええええっ!?
オーロラってなんかこうもっと人里離れた奥地で見えるもんじゃないの?
いくらアイスランドとはいえ首都から見えたりするもんなのか??
いや、逆に言えばそれが見えてしまうのがアイスランドなのかも
とにかく半信半疑のままスタッフから聞いた灯台のポイントに向けて車を走らせた
車を止めて駐車場に集まる車のライトを嫌って少し奥まで歩いて真っ黒な空を見ながらゆーき君と「やっぱ見えないよね」と言って駐車場に戻ろうとしたその時
!!!!!!!
出た 出てるよオーロラ 肉眼でしっかり見えるってなんだこれ
宿から車15分弱走らせただけの場所だぞ こんなもん見れてしまっていいのか?
ここからは2人とも興奮して三脚立てて撮影タイム
僕らが車を止めてオーロラを見た場所はここ
この場所はレイキャビクでオーロラを見る人達には有名なようで無料の公共駐車場に車がたくさん集まります
なので駐車場に車を止めてからもう少し奥まで歩くと駐車場の車のライトにそこまで邪魔されずにオーロラを見れると思います(もちろんオーロラが出てればの話)
レイキャビクでこのオーロラが見えてしまうのか
これはこの後のリングロードのドライブで嫌でもオーロラを期待してしまう
僕は昔フィンランドの北極圏の町、ロヴァニエミで3日間オーロラを待ったけど見れなかった
なのにアイスランドではいきなりこれ
僕の人生初のオーロラはアイスランドのレイキャビクとなった