2019年11月2日
今日は死者の日最終日
まずは少し遅めの昼飯を食べに11月20日市場にやって来た
メルカドの中の食堂は相変わらず人でいっぱいだ
何を食べるか決まってなかったのでメキシコ人が一番注文してる料理を僕も注文
これめちゃくちゃ美味いです しかも値段も安い
もうメキシコ好き
市場の中にもオフレンダ
死者の祭りが終わったらこのオフレンダももう見れなくなるな
市場の出入口付近では食べれる虫も売っている
タイのカオサンロードとかでもよく売ってるようなやつ
でもカオサンみたいに見た目で観光客にアピールするサソリとかクモとかを売ってる訳ではなく、イナゴとかコオロギとかそういうのを売ってる
そういえば芋虫も昔どっかで食べたなぁ
コオロギはタイのパタヤで食べたのを覚えている
これ見てると久々にパタヤのソイブッカオあたりに滞在してゆっくりしたくなるなぁ
ここはオアハカブランドのテキーラを売ってるお店
メキシコのお酒と言えばコロナビールかテキーラだけどオアハカには「メスカル」というオアハカの地域で作られたブランドのテキーラがある
これがメスカル
普通のテキーラとほぼ変わらないという話だけど一応メスカルという名前はオアハカ周辺で作られたテキーラのみ名乗ることを許されている
マンゴー風味とかココナッツ風味、さらにはカプチーノ風味とかおもしろい種類も揃っている
僕はお酒を飲まないから買わなかったけど観光客が大量に買っていた
やっぱこの地域のテキーラ「メスカル」はオアハカの人気の土産物らしい
11月2日の今日は大人の霊が帰ってくると言われてる日
今日もペイントをする人で溢れるオアハカの街
通りは最終日を楽しもうと繰り出して来た観光客でごった返してる
これはもう間違いなく中米最大規模の祭りだ
人でめちゃ混雑してるのにこの通りでメキシコ人達は踊り出したりしてカオスな事に
メキシコ人のおじさんが見知らぬおばさんをダンスに誘う
それを取り囲んでいる周辺の人たちが拍手して口笛を吹いて冷やかし二人のダンスを盛り上げながら見守る
メキシコ人のこういうところ好きだなぁ
死者の日って知ってる人は知ってただろうけど、リメンバーミーや007の映画でこの死者の日の祭りが登場してそれから一気に観光客が増えたって噂だ
このバスキングある意味天才 寝てるだけでお金を入れてもらえる(笑)
最終日だからか今日は衣装もいつにも増して気合い入ってる人たちも多い気がする
もう死者の日に関係があるのかどうかすらわからないような人まで登場している
メキシコの人の良さと楽しさはちょっと今までの国に比べると飛び抜けている
正直メキシコってノーマークだったのでこんなに魅力あふれる国とは思わなかった
メキシコシティ、サンクリストバル、オアハカとまだ3都市しか行ってないけどこの時点で僕はもうメキシコの虜だ
今晩はまた例によってトクさんとホホ墓地に行った二人と合流して晩飯に行く約束をしてたのでソカロへ向かった
ソカロではステージが組まれていて何やら女性のグループがダンスを披露している
ソカロでみんなと合流していつもの11月20日市場の食堂に向かう
混み合う市場の食堂で席に着いた時、隣の席に日本人旅行者が一人で食事をしていた
僕らが話してると「日本人ですか?」と声をかけてきたのでそれきっかけに一緒に食事することにした
そのまま食事をしているとさらにそこに3人組の日本人が相席で僕らの席に通されてきた
その顔ぶれを見るとペンションアミーゴで出会ったあの12年旅をしているマサさんと、サンクリストバルの日本人宿アレグレに長期で泊まっていた顔見知りの人だった
というわけで日本人全員で肉を食いまくり
やっぱみんなこの時期メキシコにいる人はオアハカに集中してるんだな
みんなで食事した後はこの日オアハカの街でライブイベントが行われているという話を聞いて教会前のライブ会場に行ってみた
僕らはライブの終盤に訪れたためにもう普通の席は満席
思った以上に多くの人がライブ会場に来ていた
ライブの終盤の曲を2、3曲聞き終わったところでライブが終了し、それと同時に花火が上がった
ライブの終わりだけではなく死者の日の祭りの終わりを告げるかのような花火
僕たちはこの花火の終わりとともに解散した
キューバに続いて中米2カ国目の子のメキシコでいきなりこんなすごい祭りを見ることが出来た
この先中米と南米でこれ以上すごいお祭りを見ることなんてあるのかな
僕は南米に入ったらブラジルでリオのカーニバルに行くつもりだけど、それを除くともうこの死者の日に太刀打ちできるような祭りはないだろう
以前から行きたいと思っていたこの祭りに参加できて本当に良かった
死者の日が終わるとオアハカの街からは観光客が消えて行く
今一緒にいる人たちもほとんどの人がもうすぐオアハカを離れる
僕はあと少しだけこの街に残ってここで味わった余韻を楽しみたいと思う
この先も死者の日が生きている人にとって楽しく死者の魂たちが帰って来れるものでありますように