2019年12月31日
いよいよ2019年大晦日
この日をまさかグアテマラで迎えるとはね
2019年も今日で終わり 当たり前だけど明日には2020年だ
この日ソカロ付近にはものすごい人が集まっていた
このソカロから少し北に上がったアーチ型の時計塔、Santa Catalina Archを中心に24時のカウントダウンがあるからだ
これがこっちの祝い事の風習なのかおまじないか何かなのかアンティグアの町の地面にはマツの枝があちこちに撒かれている
これ昨日の30日あたりから急に目にするようになったんだよな
いつものインディアンスのおばさんが道端に座り布やお土産品を売っている他にこの日はカウントダウンに使えそうなカウントダウングッズも売られている
子供向けのお菓子を売っている人もいつもより多い気がする
そして夜23時を過ぎると一気にソカロとアンティグアの象徴のアーチ型の時計塔のあたりに人が溢れ出した
ソカロの目の前のMuseo del libro antiguo(古書博物館)の建物の上には2019の文字が
その右隣に電気はついてないけど2020の文字が備え付けられてるのがうっすら見える
年が明けたら2020の方の文字に電気がつくのだろう
Santa Catalina Archから向こうに見えているメルセー教会に向かって歩いてみる
早い人はもう23時半ぐらいにはカウントダウンをするための場所取りをしている
場所取りと言っても明確な場所なんて決まってないのでカウントダウンの花火が見やすそうな場所に陣取ってそこの歩道に腰掛けてる感じ
通りにはいくつか写真を撮るためのオブジェクトが置かれているので皆その前で記念撮影などを行なっている
みんな楽しそうだなぁ
メルセー教会の前は僕が初めてアンティグアに来た最初の夜に出店が出ていて賑わってたようにこの日もたくさんの出店とたくさんの人で賑わっていた
1767年に設立された地元の人の為の昼間見ても夜に見ても美しい教会
見に刺さらない柔らかい黄色に塗られた植民地時代の建築物だ
このメルセー教会も存在してるだけで大晦日の夜の風景として一役買ってるよな
カウントダウン15分前に僕もアーチ型の時計塔前に移動して24時になるのを時計塔前で待ってる時に一組のカップルに声をかけられた
右がコロンビア人のマウリシオ 左がグアテマラ人のマリア
2人は今このアンティグアで暮らしている
僕はこの後中米を旅しながら南米に行く予定を伝えるとマウリシオが「コロンビアはメデジンもボゴタもすごくいい場所だよ。必ず行ってみてね」と言った
コロンビアと言うと危ないイメージがつきまとうし、たまに日本人の旅行者も殺されてるようなニュースが流れているところだ
でもだからといってコロンビアを旅した人がコロンビアのことを悪く言っているのあまり聞いたことがない
というより正直「コロンビアは良かった」という声を多く聞く
中米を陸路で南下していけば必ずコロンビアに最初にぶち当たる
僕は南米最初の国としてコロンビアには絶対行くつもりだ
僕「もちろん必ず行くよ。僕はコロンビアをすごく楽しみにしている。美人が多いって聞くからね」
マウリシオ「ハッハッハ!コロンビア人の女は本当に美人で気が良くてグラマーな女性が多いぞ!」
横にいるマリアは少し苦笑い
マリアはグアテマラ人だけどお母さんが昔ヒッピーで世界を旅してたらしいので、その影響で英語が喋れる
2人としばし喋っているとアンティグアにはあとどれぐらいいるの?とマリアに聞かれた
「年明けの3日か4日まではここにいるつもりだよ」と答えるとマリアとマウリシオが何やら相談して一枚のメモ書きをくれた
そこには何か短いスペイン語と数字が並んでいたがそれがすぐに住所だということがわかった
マリア「1月2日以降なら大丈夫だからよかったらグアテマラを出る前に遊びに来てね」
メキシコでもそうだったけど中米でちょくちょくあるこの突然家に招かれたり連絡先の電話番号や住所をくれるこの中米の人達の人柄
これは間違いなく中米の魅力だよな
僕「え、お正月からお邪魔したりして大丈夫なの?」
マリア「全然問題ないわよ。その住所で私たちの家を把握できる?私たちの家はこの辺よ」
そう言ってマリアはグーグルマップで自分の家にピンを打ってくれた
マリア「私たちはこれから友達と合流するからアンティグアの大晦日とお正月を楽しんでね」
そう言ってマリアとマウリシオはソカロの方へ消えて行った
ありがとうねマリアにマウリシオ
行けるかどうかわからないけど時間とタイミングが合えばお邪魔させてもらうね!
そうして通りが人で埋まる頃、ついに10秒前のカウントダウンが始まった
スペイン語の数字でのカウントダウン
5、4、3、2、1・・・
そして!
ここにいる人の大半が地元の人なのか観光客なのか僕には分からない
でもアングロサクソンでもラテンでもヒスパニックでもアジアでもそんな事関係ない
大事なのは今ここにいる人たち全員が楽しく幸せに新年を迎えられたということだ
皆が人種も男女も関係なく平等に幸せな瞬間
だから僕は一年の行事の中でもクリスマスや年越しが好きだ
ここから南米に向けて進んで中米のどこかの国で新年を迎える可能性もあったけど僕はここに残ってアンティグアで年越ししてよかったなと思う
鳴り止まない花火の中、僕のまだ見ぬ2020年の旅を頭の中に思い描いてみる
僕は2018年の2月に日本を出発して世界一周の旅に出た
あれから約2年経ったわけだ そして2020年は僕が帰国を予定している年
最初の計画通り2020年の秋頃にはオセアニア地区から日本に帰るのかな
約2年も世界を旅してきたから今年でこの世界一周が終わってしまうなんてなんだかピンと来ないよ
さっき見たソカロ前のMuseo del libro antiguo(古書博物館)の上の文字の2019が消灯されて横の2020の文字が点灯していた
もう僕らは2020年に生きているんだな
ソカロの周辺ではみんな音楽をかけて踊りながら爆竹と花火
馬鹿騒ぎと言えば馬鹿騒ぎ でも欧米のカウントダウンほどの馬鹿騒ぎでもない
楽しむことを知ってながらもどこか秩序のある楽しみ方
僕がアメリカ大陸で年越しをしたのは10年ほど前に行ったアメリカのニューヨークのタイムズスクエアの年越しだけ
僕は今日人生で2度目のアメリカ大陸での年越しをした
でも世界一周に出発した時は2019年の大晦日をグアテマラで過ごしてるなんて想像もできなかったよな
年明け深夜1時を過ぎてようやく落ち着いてきたアンティグアの街
僕も年が明けたばかりのアンティグアを眺めながら帰路へとついた
ヨルダンから始まって5ヶ月以上アフリカを旅してヨーロッパに戻り、そこから北米と中米を旅して来た2019年
その一年があっという間に過ぎ去り2020年に突入した
バイバイ2019年 そしてよろしく2020年
僕の世界一周最後の年 今年はどんな一年になるんだろうな
コメント
こんにちは、メリさん、今年の年末は、またしても予想外のメキシコシティで過ごすことになりそうですね。本来なら、もう日本でゆっくりと寛いでいたでしょうに。
私も2003年の年末は、アンティグアで、メキシコ人のホストファミリー、カナダ人の
ルームメイトと、楽しく過ごしました。17年経っても未だに彼らと交流があるのは、奇跡と言えるでしょう。
あんなに一生懸命勉強したスペイン語もだいぶ忘れてしまいましたが、今でもあのアンティグアでの素晴らしい日々は、一生の宝物です。
特に、アンティグアのセマナサンタ、スペイン語学校のみんなと色づけしたおがくずで作った装飾用のじゅうたん、とてもいい思い出になっています。
仕事をリタイアしたら、是非アンティグアの家族と再会したいなぁ。
それではまた。
シンディ様、コメントありがとうございます!
今年メキシコでの年越しはもう決まりですね
メキシコシティかアカプルコというところで過ごす事になりそうです
以前アンティグアでそんな素敵な年末を過ごされたのですね!
実は僕もグアテマラでスペイン語学校に通いました 1週間だけ笑
いや、もうスペイン語は日本人からすれば難し過ぎでしょう
なんで名詞を男性と女性に別けるの?なんでそれによって毎度前置詞変わるの?って頭パンクしそうで1週間で断念しました
僕も世界一周が終わったら改めてグアテマラは再訪したいです^^
シンディさんもアンティグアの家族と再会出来るといいですね!
メリさん、こんにちは、ここのところ、日本は、一気に寒くなり、震えながらコメント書いてます。スペイン語学校に通われてる記事読みました。私の時は、スペイン語学習といえば、アンティグアかケツァルテナンゴが主流でした。サンペドロは、観光しただけでしたね。ルームメイトのドイツ人から、サンペドロでダイビングを楽しんだと聞いて、びっくりしたのを覚えています。因みに私の通った学校は、今はコロナで、オンライン学習にしてるようです、あれだけ外国人観光客に頼ってたビジネスだから、大変だと思います。
それではまた。
シンディ様、コメントありがとうございます!
最近はアティトラン湖周辺の先住民の村を周るのが流行ってるのでその流れでそのまま
湖周辺の町でスペイン語留学する旅人が増えて来てます
多分僕が行った学校も今厳しい事になっているでしょうね・・
日本はそろそろクリスマスモードが一番盛り上がってる頃ですよね!
メキシコは日本に比べたらクリスマスっぽい雰囲気は少ないので日本のあの年末年始の街が懐かしく思えます
メキシコも12月、1月という一年で一番寒い時期に入りました
お互い体調崩さないように気をつけて良い年末年始を迎えたいものですね