サンミゲルアジェンデでゆっくりまったり

2020年10月1日

 

メキシコシティよりもほんの少しだけ暖かいサンミゲルアジェンデ

僕以外誰もいないドミトリーの部屋で目を覚ました

 

目を覚ました後もモソモソとシーツにくるまって２度寝しようかどうかを迷う

 

僕が泊まっている宿は本来なら朝食をつけているホステルだ

でも今はコロナの影響下でお客さんが激減しているため朝食などのサービスとは取り除いていた

 

朝食は無いので早く起きる必要がない

でもだからといってずっとベッドの上でゴロゴロしてても仕方がないので重い腰を上げて部屋を出た

 

昨日僕以外に2組ほど別のお客さんが来ていた

カップルだったので個室に入ったみたいだけどその彼らもすぐにもう街に観光に出てるようだ

 

ホテルのロビーにかかっている時計を見ると朝の10時半過ぎだった

僕もそろそろ街に出てみよう

 

 

まずは昨日と同じく10分ほど街の中心に向かって歩き少し遅めの朝食を食べに行く

 

やって来たのはここです

 

この天井

昨日のブログを見てくれた人ならもうお分かりのはず

 

老舗のチュロスカフェ「Chocolates y Churros San Agustín」です

チュロスも食べたかったけどまずはメキシコの定番の朝ごはんチラキレスから

 

上の目玉焼きがめっちゃいい感じ

このチュロスカフェ、実はチュロスだけではなくて料理もそれなりに絶品なのだ

 

ここで食事をして食後のデザートに名物のチュロスを食べる

それがこのカフェの一番良い使い方のような気がする

 

チラキレスを食べ終わったら昨日と同じくホットチョコレートにチュロス３本が付いて来るChocolate Espanolのchurros sencillosを注文

お腹もいっぱいになってチュロスの相変わらずの旨さに朝から大満足だ

 

メキシコシティを出る前に事前にネットで調べてたところこのサンミゲルアジェンデには有名なメルカドが２つあるみたいだ

 

ひとつはアルテサニアス市場

もうひとつがイグナシオ・ラミレス市場

 

どちらも街の中心から近いのでまずは久しぶりに中米のマーケットを見に行ってみよう

 

おじさん帽子売りたいからって積み重ね過ぎ（笑）

 

帽子のおじさんのあとをついて歩いてると偶然にも目的としてたアルテサニアス市場の入り口にたどり着いた

 

ここが市場の入り口だ

なんとなくの事前情報でアルテサニアス市場は特にこれといって大したものは売ってないと聞いている

 

どちらかと言うと観光客にも地元の人にもイグナシオ・ラミレス市場の方が人気だ

 

でもこのアルテサニアス市場を通り抜けるとそのままの流れでイグナシオラミレス市場の入口にたどり着くことが出来る

要はこの２つのマーケットはほぼ隣り合わせになっているということ

 

だから観光客はメルカドを見て回る時、このアルテサニアス市場とイグナシオ・ラミレス市場をセットで見て回るのが定番だ

なんだか日本のものすごく古い商店街の中を歩いてるような雰囲気のアルテサニアス市場

 

確かにこれといって目新しいものや珍しいものが売ってなく普通の生活用品やクリスマスや死者の日の祭りの飾り付けなどが多く目立つ

 

地元のおばさんたちの手作りの商品などがフリーマーケットのような形で売られていてこの辺は僕が好きなごちゃっとした中米のマーケットって感じだ

 

 

アルテサニアス市場の残り半分はどちらかと言うとお土産物屋

観光客も通るので観光客相手にメキシコっぽいお土産を売っているって感じだ

 

素通りするとあっという間に終わってしまうアルテサニアス市場

 

出口に向かい一度外に出てそのまま道なりに右に進むともうひとつのイグナシオ・ラミレス市場の入り口だ

 

イグナシオ・ラミレス市場はアルテサニアスに比べると野菜やフルーツや飾り付けでカラフルになっており、なんとなくグアテマラのアンティグアで見たメルカドを思い出す

 

メルカド内の通りを歩いているとお店のおばさんがフルーツを勧めてくる

 

お店を切り盛りしているお母さんについて来ている子供たちがメルカドの中を走り回っている

 

メルカドの中にはフルーツや花や野菜の独特の匂いが充満している

中米の狭い通路のマーケットは歩いて見て回るだけでも本当に楽しい

特に何か買う目的のものがあるわけじゃないけど中米では新しい町に行くとついついメルカドを覗いてしまうもんだ

 

カラフルなメルカドを堪能してからイグナシオ・ラミレス市場を後にした

 

その後もサンミゲルアジェンデの街の昨日歩いてなかった場所を散策する

サンミゲルアジェンデは本当に街の中に教会が多い

 

 

 

 

街の古い建物のほとんどが18世紀に建てられたというこの街

メキシコも有数の美術学校と言われているアジェンデ美術学校もあり意外にもアートの街でもあるらしい

 

これは街の外れで見かけたサボテンの数々

 

日本じゃ見た事ないような、植物園に行かないと見ることができないような珍しいサボテンが売られている

 

 

それにしても本当に綺麗で落ち着いた治安の良い街だなぁ

 

古いながらも基調が整えられていて可愛らしいこの街に近年観光客が押し寄せてるのもなんとなく頷けるな

 

これはさすがに古過ぎ

走ったり止まったり出来るのかな？ってレベル

 

でも本当に街を走ってる車もレトロで古い物への愛着を感じるような街だ

 

街が薄暗くなるまで歩いて地元の人で賑わっている一軒の屋台を見つけた

ここではタコスやケサディージャなどメキシコでよく見られる定番の屋台料理を出してるようだ

 

結構人が多くて注文するのにも待たなければならないような状況

 

僕の前の人がケサディージャに少し似た何かの食べ物を注文して作ってもらってるのが見えた

 

パッと見はケサディージャなんだけどちょっと違う気がする

 

隣のオバサンに「あれ何ていう食べ物？」っと指を差して聞くとそのオバサンが「あれはグリンガよ」っと教えてくれた

これがグリンガ　ホント見た目はほぼケサディージャだね

 

そのオバサンが「何が食べたいの？」っと聞いてきたので「あのグリンガというのを２つとタコスを２つ食べたい」というと僕の代わりにスペイン語でサッと注文してくれた

出されたのがこれ　タコスとグリンガ

上には玉ねぎをたっぷり乗せてくれる

 

グリンガは中にたっぷりチーズが入っていて美味しいピザ屋さんのピザのような味がする

屋台の飯でこれだけ美味しいと思ったの久しぶりだな

この屋台には明日の夜も食べに来よう

 

夜またライトアップされたパロキア教会の前を通る

 

コロナウィルスの影響で色んな街のいろんな商売が被害を受けてるけど今のところサンミゲルアジェンデはその影響がなかったかのようにすべてのお店が開いている

 

外国人観光客の数はさすがに減ったみたいだけどほとんど潰れずにやり過ごせたようだ

僕はこの後まだいくつかの街を周る

他の街もこのサンミゲルアジェンデ同様にお店も宿も開いていて元気な姿を見せてくれるといいな

 

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