2023年4月8日
おはようございます
まる亀製麺来ちゃったわ
かけうどんでも特盛なら670円か
こんなにしたっけ?
ネギと天かすを乗せて七味をかけて頂こう
朝飯からうどんか
日本ならではだな
ちょっと遅めの朝食を食べ終わり、帰る途中たまたまファミリーマートの前を通り過ぎた
ガラス越しに中が見える
サラリーマンが基本体に悪いものしか売っていないコンビニエンスストアなんかで昼飯を買うためにレジに並んでいる
サラリーマンのおじさんは昼飯に何を買うか悩んでるっぽくて、結局そのおじさんはレジでファミチキをひとつだけ買って出てきた
なんだか悲しくなる光景だな
一家の大黒柱のお父さんが昼飯をコンビニで買ってる姿だけでも哀愁感漂ってるのに、 そこでわずかのお小遣いで買う食べ物がファミチキひとつって
なんだこの国は
どうなっちまったんだよ
やるせない気持ちのまま家に帰って荷物の整理
まだ世界一周の荷物、全て整理しきれてないんだよな
あ、そうだ これもしまっておかなきゃ
メキシコの彼女から預かってきたブレスレット
メキシコからオーストラリアに渡る時に渡されたんだよな
ちゃんと俺と一緒に日本まで持って帰ってきたぞ
彼女が日本に来た時に、またこれを彼女の手首につけてあげないとね
早く会いたいな
実は今日は夕方から一人暮らしするための部屋を見に行くことになっている
ある程度物件もピックアップしてあるし、今日は3つの物件を内覧に行くのだ
まずは不動産会社と合流しにいく
今日内覧に連れて行ってくれる担当者は Yサンというまだ若い20代半ばぐらいの男性だった
今回の引っ越しの理由を聞かれたので、長いこと海外に旅しに行っていて今月日本に帰ってきたばかりだと話した
すると担当者の Yサンがこの話に結構食いついてきた
Yサン「実は僕も東南アジアとかバックパックで周るの好きだったんですよ!僕が一番好きなのベトナム なんです」と言ってきた
大学生の頃から東南アジアには何回も男友達と遊びに行ってるらしい
海外でカジノで遊んだり、女遊びしたりするのも好きみたいだ
懐かしいなあ
東南アジアで会う若い日本人ってみんなこんな感じだったよな
Yサンと色々と旅の話をしながら物件を3つ回って、そのうちのひとつに5月から入居することにした
よし、これで部屋が決まったぞ
5月からはまた京都で一人暮らしだ
あとは仕事探さないと
不動産と別れてそのまま一人で晩飯を食べるためにココイチに来た
ココイチでカレーを食べるのも5年以上ぶりだ
2辛で丁度いい辛さ
ココイチに置いてあった鬼滅の刃のコミックを少しだけ見ながら食べる
世界一周中にずっと食べたかったココイチのカツカレーを堪能した
ココイチでお会計を済ませてお釣りをもらう
1円玉だ
まだ日本に帰って来てから1円玉を手にしてなかった
超久しぶりだな このコインに触れるのも
そのまま昔僕が一人暮らししてた部屋がある辺りを歩いてみた
団地がなくなり、その敷地だった場所に綺麗な病院が建っている
この辺も所々は変わってるな
そして僕が住んでたすぐそばまでやってきた
世界一周に出るほんの直前までこの辺に住んでいた
あの時は世界一周に出る為に実家に荷物を運びながら夕方にここで写真撮ったよな
何もかもが懐かしすぎる
日本に帰ってきてからずっと感じているこの懐かしさ
でも懐かしさと同時になぜか日本の元気の無さと悲しさを感じてしまう
懐かしいのに悲しいっていうのは何なんだろう
人通りも少なく、夜も以前より早く 街から人の姿が消えるようになった気がする
こんなにも元気のない国だったのか
それとも俺が世界一周に出てる間に変わったのか
いや、変わったのは俺なのか?
俺が変わったからそんな風に見えてるだけなのか
どれが正解なのかわからない
けど日本に帰ってきてから気持ちが沈むことが多く、妙な焦りを感じているのは確かだ
俺の体が、心が、本能がここにいちゃいけないと言ってる気がする
日本に帰ってきたらもっともっと日本に対して気分が上がると思っていた
でも実際には逆だった
なんなんだろうなこの気持ち
ここ数日続いていてすごく気持ち悪い
とある格闘家が試合に負けて、その約1年後に同じ選手と戦ってリベンジを果たしたんだけど、その試合が終わった後に「燃え尽き症候群になって、鬱になった」 と言っていたのを思い出した
その1年間、負けた相手にやり返すことだけを考えてやり抜いて、試合でそれを達成した瞬間そこから急に鬱になったというのだ
俺も同じようなことになってるのかな
世界一周という夢に向かって生きてきて、 そして5年間かけてその夢を達成して
帰ってきたものの、今は自分が日本で何を始めたらいいのか全くわからない
そしてそのわからない日本での生活ってやつに不安を感じてる
色々考えながら歩いてるうちに僕が小学校の時に通っていた小学校にたどり着いていた
校門のところに咲く夜桜を見ながら、ふと自分が恐ろしいことを考えてるのに気づいた
日本に帰ってきてまだ5日目
今日ようやく新しい生活の新しい部屋が決まったところ
なのに僕は母校の前で胸の中でこう思っていたのだ
こんな国またすぐに飛び出してやるっと