2019年6月9日
ども 再び迷路の街フェズからです
今日もフェズの旧市街の中でこの迷路のような路地や市場を楽しみたいと思う
というより今日でフェズは最終日なので今日楽しむしかない
いつものようにわざと迷路の奥に入っていく
地元民以外が10分も奥に進めば大人も子供も関係なく立派な迷子だ
まあでもフェズの旧市街ではこれがこの街の楽しみなのかもな
絨毯や食料を運ぶロバ達とすれ違いながらマーケットでスパイスを見る
僕はモロッコの後はスペインに渡る つまりヨーロッパに戻る
この色とりどりのスパイスを見るのもこの国を通り過ぎたら当分ないだろう
迷路を奥の方まで進むと地元の子供たちが遊んでいた
アフリカの中でも北部に位置しエジプトと同じように中東の雰囲気を持っているモロッコの人たち
でもここモロッコの子供達はエジプトの子供達よりアグレッシブだ
フェズは一大観光地なので外国人観光客はそう珍しくはないはず
でも入り組んだ迷路の奥の方までとことん入ってくる外国人はあまりいないのか子供たちが僕を見つけてすぐに寄ってきた
みんな元気ですんごくかわいい
結局この子達とは1時間ほどここで遊んだかな
子供達と遊び終わってお腹が減ったのでご飯を探しに再び歩き出した
レストランの前を通ると客引きが必ず「タジン、タジン!」と言ってくる
モロッコに入ってから旅行会社の前を通ると必ず「サバク!」と言って砂漠ツアーを売り込みに来る そしてレストランの前を通ると必ず「タジン」だ
もうこれは聞き慣れた というより聞き飽きた
どこで食べようかなと考えている時にたまたまこの店を見つけた
オリーブが挟まっている見たこともないような大きなソーセージのようなものを置いているお店で小さなケバブのような食事を買って食べる
そしてこの辺のお店でご飯を食べてるとミントティーを売りに来るおじさんがいるので、おじさんからミントティーを一杯買う
値段は覚えてないけどめちゃくちゃ安かった
フェズはなめし革が有名なので革細工の店が多い
皮独特の匂いを嗅ぎながらスークを歩き一旦宿まで戻り明日次の町に行くバスチケットを買いに行くことにした
モロッコについてからここまでは電車で移動してきたんだけど次に行くシャウエンという町は山の中にあるため電車は通っていない
つまりここからはバス移動だ
モロッコのバスで有名なのはCTMという会社
ただこのCTMのチケット売り場がフェズの旧市街から結構離れた場所にある
シャウエンはマラケッシュとフェズに並ぶモロッコの人気観光地なのでバスのチケットが売り切れる時があると聞く
ここは一度タクシーに乗ってでもバスチケットを買いに行かなければ
フェズのCTMのバスターミナル(チケット売り場)はこちら
これがシャウエンまでのバスチケット
値段は100ディルハム(約1100円)
出発は明日の朝10時半
これで明日の移動手段は何とか確保できたぞ
ゲストハウスの近くの旧市街の入り口に戻ってきたら多くの人が集まって小さなテーブルで何かをやっていた
置いてあるのはサイコロと数字の書いてあるマス目
どうもカジノのルーレットのようなルールみたい
ルーレットではないけどもサイコロを振ってその出目で自分が賭けていた数字が出るかどうかを競うゲームのようだ
もちろんみんなお金をかけている
こんな大きな広場で昼間っからこんなに堂々としてあがりができて賭け事やってるあたりゆるいなぁ
夕方ゲストハウスに戻ると一人の日本人がチェックインしていた
と言うかチェックインすると同時にここまで彼を案内したモロッコ人と少し揉めていた
前の記事にも書いたが僕の泊まってるこのゲストハウスは旧市街の迷路を中にあり少しややこしい場所にある
彼は途中でこのモロッコ人に話しかけられてここまで案内されたようだ
それはいいんだけどこのモロッコ人は宿に着いた途端ここまでの案内料を請求している
でもこの日本人は途中で彼に話しかけられたからそのままついてきただけで、別に自力でも壁の案内を見ながらたどり着けたと思う
事実、その日本人の青年もそのモロッコ人に対してそれを主張している
一瞬「あ、これは助けに入った方がいいかな」と思った
僕は海外で日本人が現地人と揉めてるとなるべく助けに入るようにしてる
ってか同じ日本人が揉めてるのに我関せずでいれる人の神経がわかりません
そういう奴今まで何人かいたなぁ・・もう会う事ないだろうけど
ただその日本人の青年は僕よりよっぽど英語も流暢で堂々とそのモロッコ人と渡り合っている
僕が出る間もなくそのモロッコ人はすごすごとゲストハウスから出て行った
彼の名前は通称コーディ
若いけど日常会話ぐらいならぜんぜん不自由しないぐらい英語が話せる
その英語力を生かして地元の人と距離の近い旅を続けているバックパッカーだ
この後アフリカを縦断してさらに南米にも行くらしい
ロビーで少しだけ話してコーディーがお腹が減ったというので少し早いけど一緒に夕食を旅に出た
よく考えたら日本人と一緒に食事するのは久しぶりだな
最後に日本人と一緒にご飯を食べたのはザンビアのリヴィングストンか
彼がコーディー 旅人が板についてる奴
久々に日本人とインスタグラムを交換してこの日の夜はゲストハウスのロビーでドイツ人とフランス人と僕ら合計4人で外国のトランプのゲームを教えてもらって遊んだ
僕は次の日にシャウエンに向かったのでコーディーと会ったのはこの一日だけだが、その後も彼の旅はインスタグラムで追いかけてる
相変わらず現地人と絡みまくって本当に地元密着型の良い旅をしているバックパッカーだ
ただ彼はこの後エチオピアのアジスアベバで首絞め強盗にあってしまう
強盗にあった直後や次の日はさすがに何も考えられないぐらい落ち込んでいたけど、それでも彼は安易にアフリカは危ないなどとアナウンスするのではなく、帰国せずにめげることなく現地で新しいパスポートを作り濃い旅を続けている
こういうバックパッカーとはもうちょっと絡んでいたかったな
まあ彼は僕と同じであまり日本人と絡んだり一緒に旅しないタイプのバックパッカーだけど
コーディこの先も安全に元気でいい旅続けてね