2020年1月9日
おはようございます
今日はホンジュラス観光の目玉、コパン遺跡を見にやって来ました
昨日は少し雨が降りそうな天気だったので1日繰り下げてコパン滞在3日目にしてようやくです
とは言っても今日もだいぶ曇り空なんですけどね
ここがコパン遺跡の入場ゲート ここでチケットを購入する
ちなみにコパンルイナスの町から入場ゲートまでは歩きで15分くらいで来れます
コパン遺跡の場所はこちら
これが料金表
僕は一番上のやつ 360レンピーニャ(約1500円)
コパン遺跡の中には地下トンネルもあるのでそこにも入りたい場合は別料金が必要です
これがチケット
このあと少し進んだところにチケット確認の為のスタッフがいるので捨てずに持っておきましょう
コパンではこれだけの野鳥が見れるそうだ
このコパン遺跡の中にはコンゴウインコが飼われてると聞いている
これはコパン遺跡の模型
マヤ遺跡に行った事がある人ならご存知だと思うがマヤ遺跡の類はすごく広い
ここもしっかり見て回るとそれなりの時間がかかってしまいそうだ
これは・・?日本がジャイカを通して何か発掘や修復に協力したのかな
多分それっぽい
しばらく進むと小さな門とブースがあった
この小屋がチケット確認のスタッフがいるブース
ここを通り抜ければコパン遺跡の敷地です
お・・・
なんだお前 あんま見ない鳥だな ニワトリの仲間か?
以前キューバのビニャーレスって田舎町でこんなの見た気がする
そして頭上にはホンジュラスの国鳥のコンゴウインコが
めっちゃいるな
ここではコンゴウインコに餌付けしてるらしく朝の早い時間に来るとちょうどエサをやってるところに出くわすかもしれません
僕は人が多くなる前に遺跡の写真を撮りたかったので入場開始30分後くらいに行くとたまたまそのタイミングに出くわしました
真横にいても悠々とエサのフルーツを食べている 全然人を怖がらない
餌付けされてるとはいえ、これだけの量のコンゴウインコを一挙に見れたのは良かったな
遺跡の敷地内には広々とした芝生の広場に階段型ピラミッドなどの遺跡と一緒に数々の遺跡内で見つかったトーテムポールのような石柱が展示されている
この石を削って作った装飾の細かさ
まだ西暦が始まったばかりの頃にこんな遺跡が作られて、こんなにも細かな彫刻があしらわれていたなんて凄いよね
コパン・ルイナスに隣接する古典期マヤの大都市コパン
ここは1980年にユネスコの世界遺産に登録されている
またこの彫刻、正面だけではなく側面や裏側にもしっかりと細かくて繊細な模様がデザインされているのだ
これだけ横や裏側にもしっかりとした模様が施されている石像はあまり見た事がない
これも石像の裏面
よくこんな保存状態で残ってたよな
これも石像の側面 めちゃくちゃ細かくないですか この彫刻
もう素晴らしいの一言
コパンは王朝が出来る前は遡ると紀元前1400年の頃から人が住み始められたと研究結果から分かってるらしい
こんなホンジュラスの端っこの遺跡がマヤ遺跡の南端だなんてマヤ文明ってあまりにも大きくて広域だったんだと再認識
またこのコパン王朝の最初に即位した王はメキシコのティオティワカンやグアテマラのティカルにも関係してた人物だと言われている
そのころはまだ国境も無かった訳だからひとつのマヤ文明の中の王国だったのだろうけどあの広いメキシコからここまでの道のりは長かった事だろう
石像のエリアをじっくり楽しんだ後、どのマヤ遺跡にも残っている球技場を見に行った
マヤ遺跡の球技場の中でもコパンのものは古典期のものとしては最大らしい
ここは地下トンネルの入り口
ここにはスタッフがいて別料金を払った人だけが中に入れるようになっている
これだけの遺跡を作る際にも事前に地下の設備を作ってたのが凄い
この写真はトンネルの出口ね
僕は今回ここには入らなかった
その後もコパン遺跡のメインどころに向けて様々な遺跡を見ながら進んでゆく
そしてたどり着いたここがこのコパン遺跡の最大の見所
「神聖文字の階段」と呼ばれてるものだ
62段の階段を構成する2000個あまりのブロックのすべてにマヤ文字が刻まれている
階段の中央には何かしらの神様か何かの彫刻が鎮座してる
この階段の文字はマヤ文明で発見されたマヤ文字による最長の文字の羅列
しかし実はこの階段一度崩壊してしまってるらしい
しかもその崩壊したブロックをまた階段状に戻す時になぜかバラバラに積み上げてしまったらしい
まぁその辺が中米の人の適当さと言えばそうなんだけど(笑)
崩壊したブロックを階段状に再構成した時代はまだマヤ文字の解読が進んでおらず、語順を無視して積み上げられたためこの階段の文字に込められたの意味は未だにわかっていない
そのことによって謎が深まった為にロマンが増えたかも知れないが解明して欲しかったなという気持ちが正直なところだ
でも世の中には知らないままの方が良い事や謎のままの方がいい事もあるかもね
今まで見て来た遺跡の中でもこの階段はちょっと別物でおもしろかった
僕は最初正直ホンジュラスは通り過ぎるぐらいの気持ちでいたのでこの移籍に立ち寄るつもりはなかった
しかし当初行こうと思っていたエルサルバドルの東の街サンミゲルという場所が思った以上に何もないということが分かって急遽予定を変更して北上してここにやって来た
あの神聖文字の階段といい最初の広場に展示されてた石像といいコパン遺跡は僕の予想を大幅に超えてくれた
この遺跡を訪れる事が出来て良かったなぁと心から思える
コパンのことを何も知らず通り過ぎようと思ってた自分が恥ずかしいぐらいだ
僕が下で神聖文字の階段などを見ている時に高台から僕らのほうを見ている観光客がいたので僕もその小高い丘に登ってみた
その丘からは下の広場が見下ろせるようになっており、高台のところに下の写真の絵が飾られてあった
この絵を見たところによるとどうも昔ここから王が下の広場の球技場で民衆が球技をしている様を見ていたようだ
王様とその一部の側近たちの特等席ってところだろう
今では木が生い茂って全部を見渡せないが毎日凄い景色をここから見てたんだろうな
これはこの遺跡の中でも結構重要な祭壇
歴代の王が描かれている
コパンでは少なくとも16代の王が即位していた事がわかっている
16代目の王の即位に際して製作されたこの祭壇のレリーフでは、各々の名前を示すマヤ文字の16人それぞれの王が刻まれている
17代目の王の噂もあるが実際には17代目の王が即位したかどうかはまだ不明
なんにせよその頃に王朝は崩壊してしまったらしい
この辺りは居住区だったんだろうか
周りには木が生い茂っていて森の中に隠れた遺跡のような雰囲気が出ている
明らかにあまり整備されてない
コパン遺跡は今でもまだ発掘中のエリアがあると聞いてるのでもしかしたらこの辺がそうなのかもね
こうして午前中から夕方前まで結構長い時間遺跡内をうろつき僕のコパン遺跡の観光は終わった
ホンジュラスではまともな観光は諦めていたんだけど、こんないい遺跡を見逃して進んでたら後々後悔したかも知れない
コパン遺跡ごちそうさまでした マジで遺跡もこの町も来て良かった
夜はコパンルイナスの町のホンジュラス料理を出しているローカルなお店に行ってみた
そこでみんなが注文してる謎料理を頼んでみる
いや、まぁ謎ってほどじゃないんだけどね
メキシコの屋台でも見た事ありますこういうの
タコスではなくトルティーヤを薄長く引き伸ばして焼いた物の中に調理された肉やチーズが入ってる食べ物
正式名称を何て言うのかは知らない
でも安くてうまいリーズナブルな晩飯だ
夜宿に戻って2階のバルコニーに出るといつものメンバーがいた
いつも夜僕にジョイントを回してくる3人組
右がクロアチア人のマティヤ
真ん中の女性はマティヤの彼女のグアテマラ人
左はフランス人バックパッカー
夜の2階のバルコニーはいつもこの3人と僕を含めた4人だった
楽しかったメンバーだけど今日で既にコパンルイナス3日目
そろそろ明日ぐらいには動かないと