2020年1月31日
2日滞在したコロンビア北部の港町カプルガナ
今日はカプルガナを出てコロンビア第二の都市メデジンに向かいます
このカプルガナからメデジンに行くには船で対岸の町まで行き、そこからバスに乗って行く必要がある
この場合、対岸の町とはTurbo（トゥルボ）か Necoclí（ネコクリ）という町になる
以前は基本Turbo（トゥルボ）という町が定番だったのだがこのTurbo（トゥルボ）という町は少しばかり治安が悪いと言われていた町
その対策として安全なNecoclí（ネコクリ）という町にも船を出すようにして、そこからバスでメデジンを目指せるようになった
という訳で今現在は外国人観光客はNecoclí（ネコクリ）を目指すのが一般的だ
Necoclí（ネコクリ）からメデジンはバスで約９〜１０時間
僕は宿のオーナーと話した結果対岸の町で夜行バスまで待つのならNecoclí（ネコクリ）がいいと強く言われNecoclí（ネコクリ）までの船のチケットを取ることにした
Necoclí（ネコクリ）の場所はここ
これがCapurgana（カプルガナ）からNecoclí（ネコクリ）までの船のチケット
75000コロンビアペソ（約2200円）
そしてこちらがNecoclí（ネコクリ）からMedellin（メデジン）までの夜行バスのチケット
73000コロンビアペソ（約2150円）
まずは朝10:30の船に乗る為に10時前に船着場の事務所に行って自分の荷物の重さを測ってもらう
その時にまたゴミ袋を配られる
船に乗る際にこのゴミ袋を配られるって事は・・・？
そうです またズブ濡れになるあの手の船です（笑）
ホント最近船ばっかり乗ってるな
ゴミ袋（自分の荷物）にシールを貼られて控えをもらったらそろそろ乗船する為に桟橋前で待機
これが荷物の控えのタグ
桟橋で自分の名前が呼ばれたら桟橋を進んで乗船という流れ
因みに荷物の計量が終わると下の写真の船着場の桟橋のふもとの小屋でこの船着場の使用料を払うように言われます
これは正規で2000コロンビアペソ（約60円）払いますがここから船で旅立つ観光客全員が払うものなのでちゃんと払いましょう
船に乗る前に港の使用料を払ったかどうか確認されます
これがが払った証明書 船に乗るまでは無くさないように持っておきましょう
さぁゴミ扱いの俺らの荷物と共に乗船です
Capurgana（カプルガナ）からNecoclí（ネコクリ）までは船で約１時間
またあの荒波襲いかかるカリブ海に出るのか
またバンバン跳ねてビショビショになるんだろうなぁ・・
早く終わってくれないかなこの移動（笑）
現地人たちもね、最初は元気なんですよ 最初はね
大声で話して嬉しそうに写真や自分たちが波で跳ねるところとか動画に撮ってます
最初はね
これが20分後のボートの中
30分後
40分後・・・
もうね、見る見る周りの人が弱っていきます
やっぱりこういう乗り物は大人しく乗っておくのが一番（笑）
約1時間後にNecoclí（ネコクリ）に到着
まずはこの町で今晩僕が乗るバス会社の事務所を見つけないと
チケットはカプルガナの宿で手配してもらったのですでに持ってるのだけど直前に探すのではなく今のうちに探して場所を把握しておきたい
もうひとつはバス会社で背中に背負ってる20キロのバックパックを預かってもらいたい
バス会社を探す為にNecoclí（ネコクリ）の中心地へと向かった
途中喉が乾いたのでアイスミロを注文
ミニバケツのような容器にたっぷり入って出て来た
さらに途中の飯屋でタイのぶっかけ飯みたいに好きなものを選んでご飯の横に添えてもらえる飯屋を見つけて昼食を取る
これで確か300円くらいだったかな
メキシコほど安くはないけど観光客向けのレストランに行かなかったらまだまだ安く済ませられる
そしてその飯屋のすぐ側でバス発見
ここが僕が乗るバスの事務所だ UROCCIDENTEという会社
ネコクリのUROCCIDENTEのバス事務所の場所はこちら
僕は今晩の最終21時の夜行バスでメデジンに向かうのでそれまではこのネコクリの町をブラついてみることにした
海が近いのでこの町の浜辺でも見に行くか
でもホントこれといって何も無い町だなぁ
それでも大都会よりはマシだけど
浜辺に出てみるとちらほらと観光客が泳いでいる
でも見た感じヨーロピアンなどではなく、ラテン系の人たちだったからコロンビア人が遊びに来てるのかも
このあたりはいかにもってお店が並んでいた
南国の海辺って感じの雰囲気を出した藁葺きのパラソルに藁葺きの屋根のバーやレストラン
中には一軒だけ日本料理屋もあった
お店の人の勧誘がすごかったけどここは食べずに退散
ローカル達が犬を連れて夕方の砂浜を散歩する
犬が嬉しそうに海に入ってズブ濡れの体を左右に振り水を僕らにかける
なんだか普通の平和な田舎の海に来た感覚
海が綺麗かと言われればメキシコやベリーズで見て来た海には叶わない
でも居場所のないネコクリで僕を十二分に癒して落ち着かせてくれた
夕日が沈むまで海辺で過ごして夜バス会社の事務所の前に戻った
バスの事務所でバスを待っている時、待合室のテレビでコロナウイルスの速報が流れていた
中国からウイルスが漏れたとニュースが散々報道している
僕の後ろの席にコロンビア人の親子がいて子供が心配そうに僕を見ながらお母さんに小声で言う
「ママ、チーノがいるよ・・コロナ持ってたらどうしよう」
そっか、こっちの人には日本人と中国人の違いなんて見分けがつかないよな
僕は後ろを振り返って拙いスペイン語で「僕は中国人じゃないよ。日本人だから安心してね」と子供に伝えた
子供が本当かな？って顔でお母さんを見上げる
子供の母親も内心は心配だったようで胸をなでおろす
そっか これから僕は中国人と間違えられコロナウイルスを持ってると思われ嫌厭される事もあるって事だ
なんだか旅しにくくなってしまうな
そう この頃の僕はまだ「旅がしにくくなってしまう」 そんなレベルでものを考えていた
そんな風にしか考えることができなかった
僕の乗る夜行バスが事務所の前にやって来た
これに乗れば明日の朝にはメデジンだ
待ち疲れた身体をバスのリクライニングシートに投げ出したくて一番に乗り込んだ
この先このコロナウイルス騒動が僕の世界一周に大きな打撃を与えることになるとも知らずに
