たとえ明日地球が終わっても

今日は僕が夜の業界で働いている時に聞かされた話をここでしてみたいと思う

夜の業界で働いているとたまにセミナーのようなものやどこかの社長さんの講義を聞きに行かされることがある

業界の枠関係なく大きな事業で成功した人たちの成功者の話を聞いてモチベーションを上げたり考え方を勉強したりさせられるのだ

今日話す内容はそんな中でひとつ僕の中に強く刺さった話だ

その話とは「もし明日地球が終わってしまうならあなたは今日と明日をどのように過ごすだろうか」というものだった

突拍子もない話であまりそんな例え話は考えたこともなかった

これを読んでる人も普段そんなことを考えて生きてる人なんてほとんどいないと思う

では実際にもしも明日で地球が終わってしまうとしたら皆さんはどう過ごすだろうか

明日で地球が終わり全人類が死ぬとする

何かをしようとしても明日で終わりなので大きなことを出来る時間はもう無い

逃げることもできず何か大きなことを変えることもできず明日地球が終わるなら残りの時間をどう過ごすか初めてそこで考えることになると思う

そうなると人はどのような行動をするかと言うと、普段は連絡を取らない自分の親兄弟などと最後に一緒に過ごす時間を作り、家族に今まで育ててもらって生きてきた感謝の気持ちを伝えようとする傾向にあるらしいのだ

地球が終わるその前に、死ぬその前に今まで生きてきた中で関係の深かった人たちに感謝の気持ちを伝えようとするようだ

恋人同士でもそう

普段よく喧嘩をしているカップルでももう一度パートナーの重要性を再認識して自分と恋人でいてくれたことに感謝したり、普段そんな言葉を言わない人も面と向かって相手にしっかり「愛している」という言葉を伝えたりするのだ

つまり普段は心の奥底で思っていても恥ずかしくて伝えていなかったり、別に今日言わなくてもいいと思い言わないままになっていた気持ちや言葉を大事な人に最後に伝えるらしい

確かに僕も「明日で地球が滅びます」と突然宣言されたら残りの時間を誰とどう過ごそうかと考える

人としてそう考えてしまうのは当然の帰結かもしれない

最後に言っておくべき感謝の気持ちを伝えて最後は家族や恋人など自分の大事な人と一緒に最後の瞬間を迎えようとするのだ

ここまでは人間の思考や行動からなんとなくは分かる

同じような考え方で最後の時間を過ごそうとする人は多いんではないだろうか

もし家族とすぐに会えるような距離にいなくても、その場合でも最後に電話をして電話越しで涙ながらに今までの感謝の気持ちと別れの言葉を伝えるんじゃないだろうか

でも僕が聞きに行った話はここからが本題だった

名前を覚えていないその人は壇上からオーディエンスに向かってこう言った

「では地球最後の日に皆さんが家族と過ごす時間を作り感謝の気持ちを伝えられるのであれば、何故それを人は、皆さんは普段からしないのか?しようと思わないのか?」

地球最後の日になると知った時に人は我に返ったかのように残りの時間を真っ当に過ごそうとする

普段伝えてない大事な言葉を大事な人に最後に伝えようとする

でもそれは本当に地球最期の瞬間にならないと言えないことなんだろうか?

普段会ってない家族と会って一緒に過ごす時間を作るということは地球最後の日にならないと出来ない事なのだろうか?

恋人に素直になって一緒にいてくれる存在のありがたみを感謝する事は死ぬ前じゃないと伝えられないことなのだろうか?

それは本来最後を迎えなくてもその人の気持ちひとつで普段から出来ることではないだろうか?

というテーマの話だった

どうしてそれを地球最後の日にならないとやらないのか

自分の家族や恋人、仕事の同僚、親友

感謝すべき相手 一緒に過ごすべき人

そういう大事な人は普段から身の回りにいる訳だからもっと一緒に過ごす時間を作り「今までありがとう」「いつもありがとう」という言葉を普段から伝えられるんじゃないだろうか

よくよく考えてみると僕ももう5年以上自分の親と会っていない

誕生日などには毎年 Amazon でプレゼントを買って送っているが、それはお金を使って物を買ってるだけだ

一緒にいる時間を作って一緒に過ごそうとしていない 

親は自分の誕生日に子供がプレゼント買ってくれたらそれだけでも嬉しいかもしれない

でも近くに住んでいるのにこんなにも会ってないのは親からしたらもしかしたら寂しいのかもしれない

金を使って物を買ってそれを宅配業者に送り届けさせるだけではなく、高いものや大層な物など買ってあげられなくてもいいからたまに顔を出して一緒に話をして家の中でお茶をするだけで親は誕生日プレゼントを送り届けられるよりも嬉しいかもな

僕の親は今70代

日本人の平均寿命が80歳代なら早かったらあと10年ほどでこの世からいなくなるかもしれない

僕はここのところ4〜5年に1回親と会う程度だった

もしあと10年ちょっとで自分の親がこの世からいなくなるとしたらこのペースだと僕が自分の親と死ぬまでに会うのはあと2回ということ

そんな風に家族と会う頻度と残りの時間を考えると普段からもっと家族と顔を合わせて一緒に過ごす時間を作らないとなぁとこの話を聞いて思ったのを覚えている

実際独り立ちして親と離れて住みだすと一緒に過ごす時間なんて圧倒的に減る

そしてその過ごし方が当たり前化すると本当に何か用事でもない限り会うことがなくなってくる

僕もそのサイクルに入っていた

そうなってしまうと本当に親が死ぬまで一緒に過ごす時間は数日単位になってしまいかねない 

僕は今40代になっているが40代という年齢は自分が子供の時に大人だった周辺の人が年齢的に亡くなっていく頃だ

病気などを抱えていると同級生なども死んでいく年代

これから多くの自分の身の回りの人が亡くなっていくだろう

地球最後の日になったり、その人が亡くなる直前になってからではなく普段から本当に大事な自分の身の回りの人にだけでもちゃんと会って面と向かって日頃の感謝の気持ちを伝えないとな

皆さんは普段から自分の親や家族、恋人や親友に伝えるべきことを伝えられてますか?

感謝の気持ちを言葉にして口に出してますか ?

僕はどちらかと言うと普段そういうキャラクターではないので滅多にそういう言葉を簡単に口に出す方ではなかった

でもこの講義を聞いてから大事な人にはなるべくはっきり自分の気持ちを言葉にして伝えるようにしている

でも普段言わない言葉を急に顔を見て伝えるってテレというか恥ずかしさもあるとは思います

だから柄じゃないのにそんな言葉言うのが恥ずかしいなら最初はSNSのツールや電話や手紙でもいいじゃないですか

人間関係が希薄になってきてる今の時代自分の思ってることや感謝の気持ちを常に伝えられるのって素晴らしいことだと思います

なかなか会いに行く時間が作れなかったり面と向かって言うのが恥ずかしかったりするならまずは別の形からアプローチして、そのうちちゃんと会って顔を見て伝えればいいんじゃないでしょうか

地球最後の日に伝えてもいいけどそんな最後にしかそういう言葉を伝えられないのっていうのも寂しい気もする

明日で地球が終わるとしても伝えられてない言葉や思いはありませんか?

今のうちに伝えておきたい言葉はないですか?

 

伝えないうちにその人がこの世からいなくなっても後悔しませんか?

自分がこの世にいるのも、大人になるまで生きてこれたのも親のおかげ

それがあって今の自分がありこのように世界一周という好きなことも出来ている 

僕も今は世界一周をしている身なので会ったりは出来ないが、日本に帰国したら改めて親の顔を見て世界一周終了の報告と感謝の気持ちを述べ少しでも一緒に過ごす時間を増やしたい

自分の大事な周りの人に感謝の気持ちを伝え、たとえ明日で地球が終わるとしても後悔がないように好きなことをして生きていくと僕は心に決めている

にほんブログ村 旅行ブログ 世界一周へ
にほんブログ村

スポンサーリンク
simplicity2のレクタングル広告(大)
スポンサーリンク
simplicity2のレクタングル広告(大)
Translate »