2022年3月14日
おはようございます
今日もBaños de Agua Santa(バーニョス・デ・アグア・サンタ)からです
今朝もバニョスは晴れ!
夜には雨が降ることが多いけど、ここ数日は昼間の天気はなかなかいいぞ
実はこのバニョスには町から少し山の方に入るといろんなアクティビティの場所がある
それらはいかにも女の子がインスタ映えを狙いそうなポイントが多い
こんな場所とか
こんな鳥の巣みたいな場所だったり
こんなブランコとかね
あと町の夜景が見える場所もあるみたいだ
僕は写真映えポイントはどうでもいいから夜景を見たいなと思っていた
宿のオーナーに話を聞いた限りでは夜景が見える場所は一応歩いてでも行けるらしい
じゃあ、夜に一人で歩いて行こうかな?と思っていたんだけど、その会話を聞いていた欧米人が話しかけて来た
「おい、それはやめといた方がいいぞ。俺、今日昼間に途中まで登ったけど山道が急すぎて半端なくしんどいぞ。高いもんじゃないから絶対に車で行った方がいい」と助言してくれた
車か・・夜だし確かにその方がいいのかもな
そういえばこのバニョスの町にはトラックで町から山のアトラクションのあるような場所まで連れて行ってくれるサービスがある
確か町の人があのトラックは5ドルで往復してくれると言っていた
そこまでしんどい道のりならもうそのトラックに乗って夜景を見に行こう
夜まで時間があるのでバニョスの町のバスターミナルまで行ってみた
ここに来たのは次の町に行くバスの時間を調べるため
僕は次はCuenca(クエンカ)という町に行く
クエンカはエクアドル南部の街でエクアドルで唯一(?)評判が良い街だ
バニョスのバスターミナルでクエンカ行きを取り扱ってるのは一社だけ
僕がキトからこのバニョスに来るまで乗ってきたバス会社と同じ「Amazonas(アマゾナス)」というバス会社だ
クエンカ行きは夜の23時半の夜行バスのみ
今日、宿のオーナーのホセにもう1日延泊したいと言ったから明日もバニョスに泊まる
明後日の朝チェックアウトしてそのまま夜このバスに乗る事になる
3日後の朝にはクエンカの街だ
バスの時間もはっきりしたから夜まで時間を潰しにバニョスの町のベーカリーカフェにやって来た
パンが売りだけあってどれも美味しそうだ
ホットケーキのセットにシナモンロールを追加で注文した
出てきたホットケーキとシナモンロールを食べながらパソコン作業
バニョスの町は観光客向けの快適なカフェがあるから本当に助かる
そして夜19時
派手派手しいトラックの乗り場に到着
この派手なトラックはバニョスの町ではCHIVA(シヴァ)と呼ばれている
CHIVA(シヴァ)で山のアトラクションまで行って、バニョスに戻ってくるのに5ドル
これに乗れば夜景が見えるくらい高い山の上まで行けるらしい
一口に山の上のアトラクションと言っても色んな場所があるので、好きなところで降りることが出来る
でも手前のアトラクションで降りた場合は一番上のアトラクションまで行ったりすることは出来ない
手前のアトラクションで降りた場合はそこで過ごして帰りにこのトラックが迎えに来るのを待たなくてはならない
トラックは爆音で音楽を流しながらバニョスの町を出発
15分程かけてどんどん山道を登っていく
途中いくつかのアトラクションの場所で降りるかどうかを確認されたけど降りる人は少ない
やはりほとんどの人が山の一番上のアトラクションまで行くみたいだ
僕ももちろんそう
そして一番山の頂上に近いアトラクションでほぼ全員が降りた
運転手が「40分後にこのトラック前に集合だよ。それまで自由に過ごして」っと言って皆好きに動く事に
このアトラクションに入るにはトラックの料金とは別に入場料として2ドルが必要
バニョスは夜になるとただでさえ冷える
ここは山の上だから尚更寒い
観光客様に焚き火まであった
さてさて、僕の目当ての夜景は・・・
なんすか、ここ??
は?
完全にカップルが写真を撮る場所
なにここ?
こんな場所に来るって聞いてないんだけど
夜景は?
アトラクションのスタッフに「夜景が見えるって聞いたんだけどここじゃないの?」って聞いてみた
スタッフからは「この向こうは山と町だから一応見れるんだけどね。今日は霧がすごいから夜景は見えないよ」っとの返答
それにしてもここじゃなくてもっと町を見下ろす展望台とかあったと思うんだけどなぁ
もしかしてこのCHIVA(シヴァ)というトラック、車によって行くコースや場所が違うのか??
なんでここに連れて来られたんよ俺
僕が戸惑ってると3人組のエクアドル人が話しかけてきた
「いや、僕が来たかった場所本当はここじゃないんだよね」っと説明する
エクアドル人が言う
「まぁせっかく来たんだから楽しんだら?ホラ、写真撮ってあげるからあそこに行きなよ」
地獄の写真が完成
40代のオッサンが一人でハートの中に居る
悲しすぎて泣けて来る、そして最高にキモい写真がiPhoneに刻まれた
ひ、昼間に来るとこういう写真が撮れるのか・・
まだ昼間に来た方がマシだったな
もうやってられなくてその後はずっと焚き火にあたりながら他の人達の写真撮影が終わるの待ってました
寒いから温かくて甘いお茶を無料で配るサービスがあったのでお茶を2杯ほどもらう
お茶を飲み終わった後に展望台のような櫓があったので一人でそこに登ってみた
櫓の上からみんなが写真撮影している姿を見ていると、一人の女の子が櫓に上がってきた
こんな狭い櫓の上に今俺が登ってるのに、なんでこの子まで登ってくるんだろう?とこの時はちょっと不思議に思っていた
そうしたらその子がたどたどしい英語で「一緒に写真をとっても良い?」と聞いてきた
えっと、そもそも誰だっけこの子?
あ、そうだ さっき話しかけてくれたエクアドル人3人組のうちの一人だ
別に断る理由もなかったので「僕と一緒でいいの?」っと確認した
女の子が「うんうん」と言うので写真を撮ることに
女の子は既に自分の女友達にスマホを渡していて、下から女友達が「セリオー?(準備いい?)」と聞いている
その瞬間女の子が腕を組んで来た
櫓の下から女友達が「ウノ、ドス、トレス」と声をかけてシャッターを切った
撮れた写真がこれ
女の子は僕に「ありがとう」とお礼を言って櫓を降りて行った
名前も知らない同じトラックに乗り合わせただけの女の子
でも南米を旅していると5分前に会ったばかりの女の子に電話番号もらったりすることがよくある
東南アジアばかりで遊んでいる日本人のおじさん方
たまには南米に行くのもいいかもしれませんよ
とにかくこの地獄のような場所からおさらばだ
みんなでトラックに乗り込んで山を降りている最中にドラゴンボールを勝手にパクった蛇に道のアトラクションがあった
鳥山明先生、作品レイプされてますよ・・・
怒っていいと思います
ちなみに南米ではドラゴンボールと聖闘士星矢という日本のアニメはめちゃくちゃ有名
でもまさかこんなエクアドルの山奥で蛇の道を見るとは思わなかったわ
山を降りてる最中に少し霧が晴れてる部分があって夜景が見えてきた
写真を撮ろうと頑張ったんだけどトラックで走りながらだったし、さらにこのトラック派手なピンクのネオンを纏ってるからそれが写真に写り込んでもう全然ダメ
あぁ、夜景ちゃんと見たかったぁぁぁ
結局、何しに行ったか分からないような感じでバニョスの町に戻ってきた
時刻は夜の21時
まだいくつかローカル食堂が開いていたのでそこで夜飯を食べる
お馴染みのまずスープが出て来て、その後メイン料理が出て来るパターン
2.5ドルなり
それにしても今日は久々にアクティビティを外したなあ
あまりこういうのない方なんだけど
エクアドルは天気といい観光といいなかなかうまくいかない
まぁこういう時もあるよね
明日は少し山手にある温泉にでも行ってみるか
おやすみなさい