オンボロバスでタイのサムイ島へ

2018年3月18日

 

朝珍しくピックアップの時間通りに迎えが来た

 

ピックアップに来たバンに乗って一路北を目指す

このバンに乗ってるメンバーは皆サムイ島かパンガン島に行く人達だ

 

僕は今日サムイ島に移動する

昔、海が綺麗でゆっくり出来る島と聞いた事があるからだ

 

バンは北東に走って行く

途中何度か休憩を挟み、イギリス人の女の子２人組みとスイス人旅行者の一行と一緒に少し話しながら5時間ほどの走行で後もう少しでフェリー乗り場という場所までやって来た

 

が、ここであと数キロで船着場なのにも関わらずわけのわからない場所で他のバスへの乗り換えと待機を促された

しかもこの変な休憩所にはガラの悪いオッサンが数人いてやたらと怪しいものをすすめてくる

 

ここで初めてこの旅に出てマリファナを買わないかと持ちかけられました

皆あと少しでフェリー乗り場なのになんでここで待たされなきゃ行けないんだと若干イライラし始めてる

 

そうして1時間半ほど待たされただろうか

別の一台のバンに乗せられたスペイン人のカップルが到着した

その途端ガラの悪いオッサンが俺たちに全員バスに乗れと言ってきた

 

どうやら俺たちは1時間半このスペイン人を待ってたようだ

バスを２回出すのは面倒でガソリン代もかかるからこいつら待たせて全員揃ったら１回で行けばいいというタイ独特の都合だ

 

しかもそこで俺たちを待ってたバスがエグかった

 

今までの人生でぶっちぎり一位のボロさ

 

 

ってかもう入り口のドア外れかかってますやん

あちこちヘコんでいてエンジン音もなんだかおかしい　今にも止まりそうだ

 

中に入ってみるとシートはボロくて汚いが何とか「人が座れる」という最低限の役目だけは果たしてくれそうだ

 

 

が、そう思ったのも束の間

 

スイス人男性が前の席に座った途端シートは変な音と共にぶっ壊れてフラットベッドのようになった

もう皆で苦笑いするしかなかった　ダメだこりゃ

 

このバス会社です　絶対やめといた方がいいです

 

ボロバスはようやくプスンプスンと音を立てながら走り出した

車内が暑い　天井の丸い送風口から風は出てるが、この風が熱風

エアコンは壊れてるようだ　いやこのバス自体がもう壊れてるようなもんだから今更何が壊れようが驚かない

 

正直ここまで詰め込まれてきたバンの方がよっぽど快適だ

でもフェリー乗り場はすぐそこ　あと少しの辛抱だ

 

 

 

ようやく到着したフェリー乗り場には何もなかった

 

今度はここでフェリーを1時間待つという　ホント効率悪いよね東南アジアの移動って

 

ノラ猫の親子は廃棄されたバスのシートの上でのんびり昼寝中

 

そして待つこと1時間、ようやくフェリーの到着だ

 

皆一斉に桟橋を歩きフェリーに乗り込みに行く

 

そして俺たちの荷物が乱雑に扱われるのはいつものこと（笑）

 

中はこんな感じ

 

グーグルマップで確認するとフェリー乗り場からサムイ島は結構近いのに思った以上に時間がかかった

なんか船の中でエジプトを題材にした映画がやっていて丸々映画一本分の2時間ちょいをかけて夕方サムイ島に到着

 

 

ここからまた別料金のバンに乗ってそれぞれのホテルに降ろされて行く

 

僕は今回あえて一番賑わうのチャウエンビーチではなく2番目のラマイビーチという所に宿を取った

ラマイビーチは人が少なくてゆっくり出来ると聞いていたからだ

 

 

宿にチェックインして部屋で荷物をといて外に出たらすっかり夜になっていた

 

 

ラマイビーチ周辺には大人しめのレストランが並びいい雰囲気を醸し出している

うるさ過ぎず、静か過ぎずという感じだ

 

このように安い屋台もある

一皿80バーツから100バーツ　ここはリピートしました

 

お腹を満たしてそのまま道路を奥に進むとまたレストランとは違う、人が賑わってる場所があった

 

 

出た　離島の夜の賑わいナイトマーケット

ここには滞在中お世話になりそうだ

 

 

 

年配のオジサンがバスキングでカントリーロードを歌っている

人だかりが出来て欧米人達があわせて歌い出す

 

この島では皆ゆっくりと離島の雰囲気を楽しんでいる

アジア人もほとんど見かけない　プーケットのあの騒がしさがウソのようだ

 

せっかくタイのこんな南部にいてネオンが散らばる街中にいちゃ駄目だ

タイ南部は離島が最高　これは僕の中で見てきた揺るぎない事実

 

ここサムイ島で数日癒されよう

 

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