2018年5月20日
早朝に辿り着いて倒れるように眠ってたゲストハウスで昼前に目を覚ました
ゲストハウスからはヤンゴンの街が一望できた
今日は天気も良く暑そうだがヤンゴンは一泊の予定なので今日のうちに街を散策しよう
僕がヤンゴンで泊まったのはこちらの宿
Backpacker Bed & Breakfast
- ロケーション:★★★★☆
- スタッフ :★★★★★
- 価格 :★★★★★
- 清潔感 :★★★★★
- WIFI :★★★★★
※あくまでも個人的な評価です
ここは正直かなりサービスも良く融通のきく安いゲストハウスでした
朝の5時にチェックインさせてくれてその日宿泊して次の日チェックアウト後も夜のバスまでずっとWifiサクサクのロビーを使わせてもらいました
ミャンマーを旅して結果Wifiはここが一番でした
結局1日半以上ステイして払ったのは700円
ロビーではオレンジジュースとコーヒーが飲み放題でした
ミャンマーに入ってから男性の半数がロンジーという巻きスカートを履くようになった
この国は約7年前(2011年)まで観光客がまともに入れなかった国だ
ミャンマーの人達もまだ観光客が珍しいのか割とジロジロと見てくる
タイじゃあるまいしミャンマーに何度も行ったという人は少ないだろう
だから僕ら観光客もミャンマーに慣れてないし、ミャンマーの人も観光客に慣れてない
お互いに様子を見合ってるような感じだ
そしてこの国は信仰深い仏教徒の国
僧侶も街中でよく見かける このピンク色の装束を着てるのは女性の僧侶
列をなして歩いてるのを見てると何だか可愛らしいもんだ
宿から数百メートル北にBogyoke Aung San Marketというマーケットがあったので見学
特に面白いものがある訳ではないマーケットだったんだけど2階を歩いてる時に通路に座ってるオジサンに興味深いものを見せてもらった
これはミャンマーでよく男性が口に含んでる嗜好品の「キンマ」だ
聞こえ方によっては「ホンマ」とも聞こえます
これ発音が難しいんです 感覚的には「本屋」と「今夜」の間くらいの発音(笑)
ほぼ噛みタバコに近い用途で嗜好されている
台湾南部で見かける檳榔とほぼ一緒かな?
何かの木の皮を細かくした物を石灰と一緒にキンマというコショウ科の葉っぱに包んで口に入れます
最初2〜3回だけ軽く噛んであとは口の隅っこにそのまま入れておくと唾液で木の破片から成分が出て石灰と混ざり口の中に何とも言えない味の赤い汁が充満してくる
そして口の中に溜まった汁は飲み込まずに(飲むと胃を痛めるらしい)道端に吐き出します
ヤンゴン市内を歩いた方なら道のいたるところに下の写真のような赤い液体が落ちた痕を見たことがあると思う
これはキンマを噛んだ人が口の中の汁をツバのように吐き出してるからである
オジサンが試してみろというので僕も噛ませてもらったけど嗜好品ってコーヒーでもビールでもタバコでも最初は不味いと感じるあれと一緒で決して美味しいものではなかったです
味は少し苦味もあり、何より風味がキツイ
長いこと口の中に入れてると時折オエってなります 汁が口の中に溜まり過ぎないように小まめに吐き出した方が良いです
最初の数回はキツイけど慣れるとまた変わってくるんだろうな
街のあちこちでこのキンマを作ってる屋台を見ることが出来ます
日本には馴染みがないのでおもしろいですね
さてシュエダゴン・パゴダというヤンゴンで一番有名な黄金のパゴダがある寺院にやって来ました
この日の暑さは相当なものでした
ミャンマーでは男性もよく日傘をさしているのがわかります
靴を脱いでパゴダの入口に入ります 靴を入れるナイロン袋は無料でもらえます
ナイロン袋を配ってる子供がいてお金を要求してくることがありますが払わなくていいです
この通路からしてもう雰囲気出てるのでここは個人的に好きです
両側には仏具を売ってるお店も並んでいる
通路と階段を通り抜けると真っ白な通路に黄金のパゴダが数多く並んでいた
このパゴダを作った金は昔ミャンマーがタイのアユタヤを攻め込んだ時に奪った金で作られたなんて話も聞きます ただタイ人から聞いたので感情的なものが含まれてる可能性アリ
まぁ諸説あります
暑いのでその辺にたくさん水飲み場がある
僕も何杯も飲みましたがお腹を壊すようなことはありませんでした
ただ僕の場合、東南アジアで一度もお腹を壊した事がないので他の人が大丈夫かどうかはわかりませんのであしからず
ミャンマー人もバテてるのか少しお参りしては休憩するゆるいスタイルで回ってます
僕ら観光客も時間がない場合を除いては御堂の中でゆっくり休憩しながら見て回るのがいいと思います
観光客だけでなく多くのミャンマー人が祈りを捧げに来ている
僧侶の方々もよくパゴダを回って見ているところをみると普段他の寺院で修行してる僧侶も巡礼してるようだ
またこのパゴダではタイのパーイで出会った欧米人とも再会した
チェンマイでもミャンマービザは取れると聞いたのでタイ北部を観光した後にミャンマーにも訪れるのはパターンなのかもな
帰り際に階段で年配の女性僧侶とすれ違った
この世界一周だけでなく以前から東南アジアで仏教徒の国には数多く行ったが女性の僧侶をこれだけ街中で見かけるのはミャンマーがダントツだ
パゴダを後にし、暑かったので宿の近くで冷たい飲み物を求めて評判の高かったカフェに行ってみました
ラングーン ティーハウスという店
中は欧米人で賑わってます 見てる限り食事もドリンク系もまともな物が出てきてますね
紅茶が有名らしいです
僕もここで人気のある冷たい紅茶を頼んでみました
たしかに東南アジアで飲んだ紅茶の中ではかなり美味かったです
ただこの店、値段もそこそこします ヤンゴンでここだけほぼスタバ料金(笑)
そのあとはヤンゴンの特に観光場所でない路地を歩いてみた
この街と人を見てると思うのはここは東南アジアとインドが混じり合う場所なんだということ
街並み、空気感、食べ物、人々の顔つきなどがそれを物語っている
国境がなかった頃、大陸続きで人は移動してたんだからここにも現在のバングラデシュやインドと位置付けられてる場所の人々が常に入ってきてたのだろう
東南アジアを西に進めば東南アジアの国中でもベンガル人に近づいていくのは当然の事だ
少し足を伸ばして裏路地に入ればローカルな人々の生活も見る事ができる
気がつけば夕方まで汗だくで街を歩いていた
このゴチャっとした感があるミャンマーの首都ヤンゴン
夜は夜でまた別の顔がありそうだ
それはまた次のブログで