2019年1月12日
パレスチナ自治区のベツレヘムの宿で朝7時30分に目を覚ました
今日は陸路でヨルダンの1番南のアカバに行ってそこから夜に出航するエジプト行きの船に乗る予定だ
一日中移動の久々にハードな日になりそうだ
特に今日は土曜日なのでイスラエルとヨルダンを繋ぐキングフセイン橋の国境が13時で閉まるらしい
なるべく早めにスムーズに移動していかないと
今日でこのパスポートに貼られたイスラエル滞在中を示す忌まわしいシールともお別れだ
こんなもの出国次第すぐに剥がそう
とりあえずまずはパレスチナ自治区を出てエルサレムに戻らなければ
昨晩ほとんど準備をしていたので8時に宿を出る
ちょうど宿の前にオーナーがいたので車でバス停に送ってもらう事に
エルサレム行きのバスに乗り込み待つ事10分、8時30分にバスは走り出した
走り出してすぐにメインの道路から外れ山あいの道を10分ほど走るとすぐにイスラエル兵が管理するチェックポイントに到着した
パスポートチェックがあっただけでここはすぐに通過
これでまずパレスチナ自治区を出た事になる
その後バスは40分ほどでエルサレムの旧市街のダマスカス門の北側のバスターミナルに到着した
そこから今度はキングフセイン橋の国境まで行くミニバンを探す
ダマスカス門から少し東に歩いたブルーバスステーションから国境行きの車が出ていると聞いていたが実際にはそこから更に東に2本目の路地を奥に入った場所にオフィスはあった
この写真の路地を左(奥)に入って行った場所に国境行きのミニバンのオフィスがある
路地を奥に入るとこんな感じになってます
一番奥のほうまで行ってください
ここがキングフセイン橋までのミニバンを出してくれる会社の事務所
オフィスで47シュケルを支払いチケット購入
オフィスの前には所狭しと車が止まってるんだけどその中に一際目立つ前半分が黄色で後ろ半分は白のミニバンが止まってる
これに乗って国境を目指す 乗客が集まり次第出発だ
9時半過ぎにミニバン出発
30分後くらいに国境手前のチェックポイント到着 ここはまだ国境ではないがイスラエル兵による車両と乗客のチェックが入る
女性のイスラエル兵が一台ずつ長い棒の付いた大きな丸い鏡で車両の下の点検をする
結構混んでいて15分ほど待って通過
ミニバンは程なくイスラエル側のイミグレに到着
大きな荷物はポーターに預けないといけないと聞いていたが70Lのバックパックを担いだまま入っても何も言われなかった
中に入って荷物チェックを受けてまずはイスラエルの出国税178シュケル(約5256円)を支払う
余計なお金は降ろしてなかったので出国税はクレジットカードで支払い
普通にビザカードで払えました
支払いが終わると証明のバーコードを貰えるのでそれを持って出国審査へ
入国の時とは色違いの赤いIDカードを貰って出国完了
イミグレを出た所にヨルダンでお世話になったJEETバスが待ってるので荷物を下の荷台に入れて乗り込む
そのバスで今度はヨルダン側のイミグレへ
この時バスの中でパスポートを集められます
イミグレ到着と共に今度はバス代を回収される
イミグレの中で荷物チェックを受けると、さっき回収されたパスポートを受け取るブースがある
自分は他の人より早くパスポート返してもらいました
パスポートを返してもらって確認するとイスラエルに入国した形跡、キングフセインの国境を通ってヨルダンに戻った形跡共になし
飛行機でヨルダンに入国した時のままの状態でパスポートは返ってきた
パスポートを返してもらったらそのままイミグレの建物から出るだけなんだけどイミグレの出口の手前左手にツーリストポリスがあるのでここでアンマン行きのミニバスがどこから出るか聞いた方がいい
よくネット情報だと乗り合いタクシーで交渉して10ディナール払ってアンマンに戻ってる人が多いけど、4ディナールで帰れるミニバンの出る場所を教えてもらえます(荷物預けの場合はプラス1ディナール)
僕はツーリストポリスに上の写真の通路を案内されました
ここを抜けたら下の写真のような広々とした場所に出ます
ここを左奥に進むと外に出れます
そこに客引きがたくさんいるのでアンマン市内(北バスターミナル)行きを選んで値段を確認してから乗ってください
さっき書いたように4ディナールです
荷物預けの場合はプラス1ディナールの計5ディナールです
僕の荷物は天井にあげられた
これも乗客がいっぱいになり次第出発
僕は30分程待っての出発だった
ミニバンは1時間ちょっと走ってアンマンの北バスターミナルに到着
この時点で13時半過ぎだった
僕が聞いていた話ではJEETバスのオフィスから14時にアカバ行きのバスが出ているらしい
一緒にミニバンに乗ってきたアルゼンチン人の夫婦とタクシーをシェアしてJEETバスのオフィスへ向かう
13時50分くらいにバスのオフィスに着いたんだけど14時のアカバ行きはすでに売り切れていた・・・
次のバスは16時らしい
仕方ないのでそのバスチケットを買って近くで時間を潰しながら遅めの昼食
エルサレムではクロワッサンが一個280円だったのにアンマンでは450円でこの食べきれない量の食事
やっぱりイスラエルの物価はパレスチナ自治区を除いてクソ高かったんだなぁ
16時前にアカバ行きのバスの乗車が始まり乗り込む
隣の席は誰もおらず一人で2シート使え、足元には充電コンセントもあって快適だった
16時に出発したバスは5時間かけてヨルダン南部のリゾート地アカバに到着した
時間は21時過ぎ
アカバからエジプトのヌエバに行く船は23時出航だ
出国審査もあるから少し急がないと
とりあえず事前に調べておいたMaita travelという旅行代理店に船のチケットを買いに行こう
Maita travelの場所はこちら
フェリーの値段ですが事前に調べてた49ディナールから55ディナールに値上がりしてた
バスがアカバに着いたのが21時過ぎ
歩いてMaita travelに着いたのが21時20分
チケット購入に要した時間は5分 なので現在21時25分
時間が心配なので通りに出てすぐにタクシーゲット
「急いでくれ」と言って4ディナールで街から10キロ以上は離れているアカバフェリーターミナルへ行ってもらう
アカバのフェリーターミナルの場所はこちら
21時45分にフェリー乗り場の入り口に着いた
まずは荷物チェック X線通してカバンの中身を開けさせられて通過
すぐに右手にヨルダンの出国税10ディナールを払う小さなブースがある
支払ったら証明をもらってイミグレへ
全然人並んでる人がいなくてすぐに出国スタンプをもらった
ヨルダンの出国スタンプカッコいい
イミグレの奥へ進んでいよいよ乗船というところで何故か扉が閉まっていて大勢の人が乗りこめずに待っている
ここで待ってればいいのかと職員に聞くと、ここで座って待てとの事だったので一旦待つ事に
でも23時出航なのに22時30分を過ぎても一向に乗船が始まる気配がないので「これいつ乗船始まるの?」と別の職員に聞きに行くと「ヌエバ側の港で問題が発生していつ出航出来るか分からない」と言われた
問題って?と再度聞くとどうもヌエバ側の港付近が高波で船を着けれないらしい
結構大きな立派な船だと聞いていたがそんな波一つで出航出来なくなるものなのか
その職員によれば2時間後になるか4時間後かはまたま明日の朝になるかわからないとの事
とりあえず待つしかない
上の写真に写ってるのは全員不法滞在か何かで捕まって国に戻される囚人
全員手錠かけられてました
結局この夜船はやって来なかった
僕はフェリーターミナルで囚人たちと一晩明かす事になってしまった
長くなったので続きは次の記事で