2019年5月9日
※今回の記事では中盤あたりにケープタウンで流行っているクレジットカードを狙った詐欺の手口を書いてますので南アフリカに行かれる方はここで予習して自衛に努めて頂ければと思います
前日に霧の中、ナミビアのスワコプムントからシャトルバスでウィントフックに戻った
ウィントフックに戻ったらその日の夕方のバスで南アフリカに移動する
バスはインターケープという一番メジャーなバスをネット予約した
ウィントフックから南アフリカのケープタウンまでは22時間の大移動
料金は850ランド(約6200円)
インターケープは南アフリカのバス会社なのでネット予約の際も料金は南アフリカの通貨のランド表示だった
ウィントフックでの最後の食事はふらっと入ったレストランで
なんかやけにしっかりしたレストランだなと思ってたらここマリオットホテルのレストランでした
ナミビア最後の食事はフィッシュアンドチップス
思ったより安かった
夕方になりインターケープの事務所に行くとバスに乗る前の手続きで行列が出来ていた
というのもインターケープはバスの下に入れる荷物の重量に20Kgまでという制限がある
見てるとちゃんと乗客の荷物をひとつひとつ計量している
僕のバックパックは20Kgを越えていたけど追加料金は無しでそのまま乗せてもらえました
バス自体は綺麗で快適そのもの
16:30 インターケープのバスはウィントフックを出発した
カメレオンバックパッカーズに泊まってる時によく食べてたスナック菓子
これのオリジナルチーズ味が美味い バスの中のおやつに買い込んでおきました
夜中はみんなバスの中で寝るから明るい時間に食べるの専用です
インターケープのバスが南アフリカとの国境に差し掛かったのは夜中2:40ごろだった
この国境ではまずナミビアの出国審査で結構時間のかかる荷物検査があった
バスから預け荷物も全て外に出されるので自分の荷物の前に立ってイミグレのポリスが順番に荷物を開けてチェックするのを待たないといけない
全員の荷物チェックが終わったらまた荷物をバスに積んで南アフリカの入国審査に向かう
入国審査自体は南アフリカにどのくらいの期間いるのかを聞かれただけであっさりと入国完了
夜中の3:45、南アフリカの入国審査を終えて再出発
いよいよアフリカ縦断の一応のゴールになる南アフリカに入国したぞ
その後、バスは数回の休憩を挟みながら南アフリカをどんどん南下して行く
ケープタウンは喜望峰に行く拠点の街となる事からわかるとおりアフリカ南端の街だ
ウィントフックからケープタウンは距離にして1478Km
22時間かかるのも無理ないか
途中、窓の外には霧に包まれた山の山頂が見えた
なんだかここだけ見てると雲より高いところにいるかのように錯覚してしまう
あくまでもこれは霧なんだけど霧もここまで溜まってたら雲に見えてしまうよね
そしてようやくバスの窓からケープタウンの顔とも言えるテーブルマウンテンが見えた
山の麓に見えてる街がケープタウンだ
ナミビアから22時間の移動終わり
久々に長くバスに乗ったなぁ
バスが停まったのはケープタウンのメインステーションのすぐ裏側
ここからは今日予約してる宿に歩いて行くことになる
僕は知り合いの旅仲間が2人やられていたので手口は事前に知ってました
この詐欺は場所が違えど手口がだいたい似てます
まず警備員のような服を着た男が近づいてきて「この道を通行するにはパーミットを購入しないと通れない」などと言ってきます
そこで観光客が現地通貨(ランド)を持ってなかったら近くのATMを案内されます
現地通貨を持ってる場合でもパーミットはATMの機械で購入出来るようになっていると言って近くのATMを案内されます
つまりどっちにしろ詐欺連中は自分達の操作できる特定のATMに連れて行こうとします
それに引っかかってそのATMにまんまとカードを入ると暗証番号の入力が終わったところで貴方のカードはもうATMから出てこなくなります
特定の操作でだけカードは出せるようになってます
カードが全く出てこないのでラチが開かず、あなたが一旦警察に行こうとしたりあなたが一旦宿にチェックインしてもう一度戻って来ようとしてATM前を離れた時に詐欺連中の一味の別の人間が普通にお金をおろしに来たフリをしてATMを操作してあなたのカードを出して抜いていきます
なのでもう一度そのATMの前に戻って来た時にはもうあなたのクレジットカードはATMの中にありません
だからATMの会社に電話をかけてもその会社の人達がATMを見に来てくれるまで、ずっと機械前にいない限りはクレジットカードは奪われます
そしてずっとATM前で待ちきれない状況を作るためにこの詐欺は金曜の夕方以降から日曜日の夜にかけて行われる事が多いです
そうです 金曜の営業時間が終われば次にATMの会社が対処にあたってくれるのは土日の休みが明けた後の月曜の朝だからです
さすがに月曜の朝までそのATMの前でトイレにも行かず座りっぱなしで待てる人なんていないですよね?
月曜の朝イチに来るしかないと渋々その場を一旦離れるしかないでしょう
その後すぐにあなたのカードを使って出せる限りの現金を他のATMで出されてるはずです
暗証番号はその操作のできるATM自体で読み取られているか最初にATMに案内した連中が後ろから見ているかのどちらかと思いますが、多分機械の方で何らかの方法で読み取られてると思います
そしてこの詐欺のタチが悪いところはカードと暗証番号を使って現金を引き出されてるというところ
これをされると海外旅行保険に加入しててもお金はほぼ戻ってこないでしょう
本人のカードで本人しか知らないはずの暗証番号を使って引き出された現金は例え騙し取られたとしても返金の対象として認められない事がほとんどです
実際に僕の知り合いも海外旅行保険に入ってましたが、引き出されたお金は返却されず泣き寝入りとなりました
まぁ僕の身の回りだけでもこのようなクレカ詐欺の被害者が2名いるので組織的に常日頃から行われてる詐欺だと思われますので皆さんご注意を!
僕の宿泊する宿はケープタウンでほとんどの観光客が泊まるであろうロングストリートに面してる宿だ
駅からは15〜20分ほど歩くんだけどその最中に目に入る街並みがもうアフリカのそれじゃない
高く立ち並ぶビル群にロングストリートにならぶお洒落なカフェやレストランの数々
今まで僕が通って見て来たあのアフリカは何だったんだと思ってしまう大都会ぶり
ここがあのスーダンやエチオピアと同じアフリカとは思えない変わりよう
もうここだけほぼヨーロッパだ
ただロングストリートは観光客が多い為、それにたかろうとする物乞いの数も多い
物乞いの要求の仕方も「僕に食事をするチャンスをくれないか?もう一昨日から食べてなくて・・」みたいに歩きながら語りかけてくるタイプ
だから結構付いて来てお金をくれと要求してくるので最初の段階でハッキリ断る事が大事
地元の人を見てても「ノーチャンス!」とバッサリ切り捨ててるのでそれでいいと思います
そしてロングストリートの端っこに教会が見えてきたらその向かい側にあるのが僕の予約してた宿
今回ケープタウンで泊まったのはここです
Cat and Moose Backpackers(キャット アンド ムース)というゲストハウス
Cat and Moose Backpackers(キャット アンド ムース)の場所はこちら
Cat and Moose Backpackers(キャット アンド ムース)
- ロケーション:★★★★☆
- スタッフ :★★★★☆
- 価格 :★★★★☆
- 清潔感 :★★★☆☆
- WIFI :★★★★☆
※あくまでも個人的な評価です
ここの宿の一つの利点として宿の中にATMがあります
宿には宿泊者しか入れないようになってるし、このATMは受付の真ん前にあるので誰も変な細工など出来ないようになっています
僕はケープタウンでのお金の引き出しはこの宿の中のATMしか使わないようにしていました
キッチンも広くて使いやすく、Wifiもドミの部屋のベッドまでしっかり届きました
スタッフも親切だったのでいい宿だったと思います
南アフリカでは宿の受付やトイレにコンドームが置いてあるのは普通
別に連れ込み宿とかじゃないですよ
エイズ防止なので普通のゲストハウスでもこれが普通なんです
外に出てロングストリート沿いの中東系のレストランで今日一発目の食事
チキンフライドライス
結構味も濃くて思ってたより辛い でもほぼ1日ぶりに食べる食事なんでとにかく美味い
食事の後はカフェ巡り
なんか久々に超まともなカフェに来た気がするわ
アイスラテ 最高
しばらくケープタウンには滞在するつもり
テーブルマウンテンやウォーターフロントに行くし、
ここに来たからには当然アフリカ縦断のゴールの喜望峰にも行く
それらをひとつひとつこなしたらゆっくり休憩してから次に進もう
なんせここはケープタウン
縦断のゴールが目の前にある街なのだから