ナミブ砂漠最大の砂丘デューン7に登ってみよう

2019年5月7日

先日ウィントフックでヒンバ族にも会って来たのでナミビアでのミッションはナミブ砂漠のDune 7(デューン7)に行く事だけとなった

デューン7に行くときの拠点の町となるのはスワコプムントという町だ

5日間泊まったChameleon Backpackers(カメレオン バックパッカーズ)にスワコプムント行きのシャトルバスの張り紙がしてあった

Chameleon Backpackers

Chameleon Backpackers

朝の6:30に宿にピックアップに来てスワコプムントの宿の前でおろしてもらえる

ドアトゥドアってやつだ

料金は300ナミビアドル(約2200円)

安くはないけどナミビア自体がもう物価の高い国だ

前日のうちに宿でシャトルバスを予約して明日からスワコプムントに向かう事にした

早朝、Y子サンにお別れの挨拶をして30分遅刻して来たピックアップカーに乗ってスワコプムントの町に向けて出発

シャトルバスは途中2回ほどトイレ休憩を挟み順調に西へ西へと進んで行く

数時間居眠りしてる間にシャトルバスは僕の予約してた宿の前に到着していた

僕がスワコプムントで泊まったのはここ

Swakopmund Backpackers

Swakopmund Backpackers(スワコプムント バックパッカーズ)という宿

Swakopmund Backpackers(スワコプムント バックパッカーズ)の場所はここです

Swakopmund Backpackers(スワコプムント バックパッカーズ)

  • ロケーション:★★★★☆
  • スタッフ  :★★★★☆
  • 価格    :★★★☆☆
  • 清潔感   :★★★★☆
  • WIFI    :★★★★☆

※あくまでも個人的な評価です

ドイツ人夫婦が営んでるバックパッカー宿

立地がスワコプムントの町の南側にあるので僕の行きたかったデューン7に少しでも近いという理由からここを選んだ

ベッド数も多いゲストハウスだけどお客が少なくて広いドミトリーを一人で使えた

従業員達もみな礼儀正しく設備もシャワー、トイレ、wifiと全て完璧だった

砂漠が近いからか昼間は暑いのに夜は少し冷える

でもドミのベッドひとつひとつにちゃんと分厚いブランケットが用意されてるので快眠できました

Swakopmund Backpackers

一応参考までに書いておくとスワコプムントには日本人がよく利用するといわれるゲストハウスが別にある

Skeleton Beach Backpackers(スケルトンビーチバックパッカーズ)という宿でスワコプムントの町の中心に近いところにあります

ただもうこの頃には日本人と特には会いたくなかったので僕は敢えてその宿は避けた

チェックイン後、少し落ち着いてからデューン7に向かうバスを探そうとして宿の人に聞いたんだけどデューン7に行くには基本タクシーかゲストハウスなどで手配してもらった専用の車を使って行くようだ

宿のオーナーが「デューン7までタクシーで往復すると少し高いよ?良かったら近所の顔見知りの男性に安く往復させようか?」と言ってきた

僕がスワコプムントの町に滞在するのは今日1日だけだ

明日の夕方のバスで僕は南アフリカに向かう チケットはネットですでに予約済み

ナミブ砂漠に登るチャンスは今日しかない

デューン7までの往復で料金は250ナミビアドル(約1800円)

安くないけどお願いする事にした

ドライバーと顔合わせしてデューン7に登り終わった頃に夕日が見えるように14時30分か15時に出発という話になり、念のため14時30分に出る事にした

14時30分になるまでロビーで時間を潰してる時だった

ロビーの黒人の受付女性が「音楽かけるけど、どんな音楽が好き?」っと聞いて来た

「あなたの好きな曲かけるから好きな曲教えて」と言われた

Swakopmund Backpackers

一瞬回答に困った僕は「逆にお姉さんの好きな曲かけてよ」とお願いした

するとその女性はとある一曲の歌を流した

‘Cause 〜 all of me♪
Loves  〜 all of you♪

Love your curves and all your edges
All your perfect imperfections・・

聞いたことがある

これはジョン・レジェンドのAll of Meという曲だ

今まで世界一周の旅中に幾度か聞いたことのある曲

改めて聞くとバラードのいい曲だ

この受付の女性はパッ見20代後半か30代前半くらいだろうか

この曲が好きってまだまだ恋多き年頃なんだろなぁ

ジョン・レジェンドの「All of Me」 iTunesで買おうかな?

Swakopmund Backpackers

デューン7登ってる最中絶対喉渇きまくりのはずだからついにこのカッコいいペットボトルの水買ってしまった

14時30分、これとGoproを持ってデューン7に出発!

デューン7

ナミブ砂漠

すぐに窓の外にナミブ砂漠が見え始めた

今から僕が行くデューン7はナミビアの中で一番高い砂丘だ

ナミブ砂漠

デューン7の高さは1256フィート(382メートル)にも及ぶ

Tsauchab River(トソーチャブ川)を渡ってから7番目に遭遇する砂丘であることからデューン7と名付けられた

ナミブ砂漠は広大なので他にもデューン45など有名な砂丘はたくさんある

でも同じナミブ砂漠に登るなら一番高いところに登ってやろうじゃないか

そして・・・

デューン7

デューン7到着!!

高けえぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!

めちゃ上の方を人が登っている

四つん這いになって滑り落ちないように踏ん張りながら、ゆっくりヨチヨチと

時には完全に砂丘の坂の途中で座り込んで休みながら少しづつ登っている

デューン7

これを今から登るのか・・

キリマンジャロに登頂して以来、足腰なまっていたけど久々にこいつはハードそうだ

ドライバーが「登るなら素足で行った方が絶対楽だよ」と教えてくれたのでサンダルは車の中に置かせてもらって裸足で登る事にした

更に「みんなこのデューン7を登るときは両手をついて四つん這いになって登るんだ」と言ってきた

それを聞いた瞬間決めた

僕は手をつかずに足だけで登ってやろう

時々こんな意味もないチャレンジというか、縛りを設けて意地でもそれを遂行したくなります(笑)

キリマンジャロ登山の時も、登りも下りも絶対自分のリュックはガイドやポーターに持ってもらわずに最後まで自分で持ち続けるという謎の試練を自分でかせてそれを達成してました

キリマンジャロ登山の時に登りも下りも荷物を自分で持ち続けたのは僕だけだった

いや我ながらマゾだなぁって思います(笑)

そして今日はデューン7を手をつかずに両脚のみで登りきるというただしんどいだけのルールを設けていざ頂上へ

デューン7

当たり前だが砂に足を取られてなかなか思うように進めない

しかもこの急勾配が足首と太ももに悲鳴を上げさせる

太ももに乳酸が溜まってパンパンだ

正直キツイ 手をついて休みたい

デューン7

登ってる最中に撮った写真

どれだけ急な登りかわかりますかね?

しかも足場は砂なのである程度は歩を進めないと砂でズルズルと下がり始める

そうならないように皆手をついて四つん這いで踏ん張るんだけど、僕は手をつかない事にしてたのでずり落ちる前に進まないと

つまりほとんど止まって休憩が出来ない

デューン7

ある程度登ったところから自分のいた下を見下ろしてみた

自分が乗って来た乗用車があんなに小さくなっている

ちなみにこの時点でもうバテバテ

息も上がって苦しい

デューン7

相変わらずの急斜面だけどもう頂上はそこに見えている

あともうちょっとの辛抱だ

ただ砂場でこの急斜面は一歩一歩が恐ろしく疲れる

デューン7

先に登ってた人たちが頂上に着いたようだ

もうそこに見えてるので本当にあとちょっとなんだけどほんの10歩ほど歩くだけで休憩を挟みたくなるくらいキツイ

でも、もうそこなんだ

そこに見えてるのに諦めたり今更手をついたりなんで死んでも出来ない

ラストスパートだ 根性見せろ俺

そして・・・

デューン7

ついにデューン7の頂上にたどり着き稜線の上を歩く事に成功

最後の最後まで手をつかずに脚だけで登って来たぞ

しばしバテバテの体と脚を休めるために稜線の上から周辺の景色を眺めていた

デューン7

デューン7

後ろからは欧米人のグループが四つん這いで列になって次々に登って来てる

頂上まで登り終えた人たちはここから更に先に進み、自分のお気に入りの景色を見つけてそこで写真を撮ったりする

デューン7

僕も先の景色を見たくてゆっくり皆の足跡を辿るように進み始めた

デューン7

それにしてもよく手をつかずに登ってこれたなこれ・・

地元の現地人でも四つん這いで登って来てるってのに

デューン7

あと少し、頑張れよ!

それにしても暑い いや、当たり前か ここは砂漠だ

照りつける太陽がジリジリと体の水分と体力を奪っていく

デューン7

それでも自分がこのナミブ砂漠で見たかった景色を見るためにひたすら歩く

デューン7

ただただひたすらに歩け

そう自分に言い聞かせて先へと向かう

デューン7

デューン7

途中歩き疲れて休憩しながら景色を眺めてる人達も

デューン7

子供はこんな場所でも元気です(笑)

デューン7

そうして歩き続けた先に見渡す限り向こうまで続く砂丘の山々が顔を出した

デューン7

デューン7

あんな遠くにまで人が歩いて行ってる

日の当たり方で向こうで動いてる人達がまるで影絵のように見える

その時に撮った動画がこちら


ヤベェ・・・マジで凄い景色だ

アフリカやべぇ・・・ナミビアすげぇ・・・

デューン7

後ろからも頂上に登り終えた人達がどんどんこっちに向かって歩いて来てる

デューン7大人気だな

そりゃそうか なんたってナミブ砂漠で一番高い砂丘だもんな

デューン7

デューン7

デューン7

もうどこを見ても砂なんだけど、どこを撮っても様になる

誰かが残して行った足跡 それさえもがここではまるでアートだ

デューン7

デューン7

デューン7

ナミブ砂漠のデューン7最高だったわ

しかと堪能させてもらいました!

デューン7

さぁここからは来た道を戻らないと

デューン7

下からは次の登ってきてるグループがいた

僕は降りるだけなんで楽なもん

デューン7

オバサン寝そべりすぎ!(笑)

みんなこの辺はしんどいけどその先に絶景が待ってるから頑張れよ!

デューン7

ホント降りるときは一瞬

登りにかけた時の時間の何十分の一だったんだろうか

しんどかったけど楽しかったなぁナミブ砂漠 これでもうナミビアに思い残す事はないよ

デューン7

車に戻った時にはもう日が傾き出していた

ここからは夕陽とそれに照らされる砂丘を見ながらスワコプムントの町までドライブ

デューン7

明日はいよいよナミビアを出て国境を越えてアフリカ縦断の締めくくりの国、南アフリカに入国だ

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