2019年2月7日
ハルツームのホテルで朝、というか夜中の3:45に起床
今日はエチオピアとの国境を目指すので朝からバス移動だ
昨日ホテルのスタッフにエチオピアとの国境行きのバスが何時から出てるか確認したところ朝5時と言われたのでそれに間に合うようにバスターミナルに行かないと
こんな夜中なのでバスターミナルまではタクシーを拾う形になる
国境行きのバスが出るのはミナバリと呼ばれるハルツームの中でも大きなバスターミナル
準備を済ませ朝4:10にホテルをチェックアウトした
大通りに出てタクシーを拾おうとして待ってたんだけど何故か全然捕まらない
こんな時間なのにすでに客が乗っている
タクシーは大通りをバスターミナルの方向に走って行く
こんな時間にタクシーがいっぱいであの方向に行くって事はバスターミナルでバスに乗る人の殆どがタクシーを捕まえてるのか
これはマズイなぁ・・・・
と思ってたところで普通の乗用車が止まってくれた
乗ってるオッチャンはお金をくれたらバスターミナルまでタクシーの代わりに送るよと言ってる
時間も心配だし100スーダンポンド(約240円)で送ってもらう事にした
ミナバリバスターミナルまでは20分弱で到着
現在4時40分
バスターミナルでは数多くの客引きが声をかけまくってくる
昨日大使館でもらった情報だとハルツームからエチオピアのアジスアベバまでは
ハルツームのミナバリバスステーション出発→ガターレフ→エチオピアとの国境→ゴンダール→アジスアベバ という乗り継ぎルート
なのでとりあえずガターレフまでのバスチケットを購入しないと
ガターレフに着いたらまた国境行きのバス探しだ・・・と思っていたところに「ガラバッド!ガラバッド!」っという声が聞こえた
ガラバッドというのはスーダンとエチオピアの国境のスーダン側の町の名前
大使館の人の説明ではガターレフ→国境の町(ガラバッド)と聞いていたが、これに乗ればガターレフを飛ばして国境のガラバッドまで一気に行ける
ガラバッドに着くのが早ければ今日中にエチオピアに入国できそうだ
すぐに計画を変更しスーダン側の国境ガラバットへのバスチケットを500スーダンポンド(約1200円)で購入
ただ出発時間は朝7時らしい
今から2時間待ちか
まぁでもガターレフを飛ばしてダイレクトに国境に向かうなら2時間くらいのロスは多めに見れる
これが国境行きのバスのチケット
でね、結局バスが出発したの8:30
オイ!!
しかもこのバス他の乗客に聞くともともと行くつもりだったガターレフを経由して行くらしい
結局このバスに変更したメリットはガターレフで乗り換えしなくて済むだけになってしまった
途中お昼休憩を挟んで進んで行くんだけどまあ暑いこと
食べ物売ってるんだけど暑さからかあまり食欲がない
朝あんな時間だったから睡眠不足もあったのかも
結局スーダンコーヒーだけ注文
相変わらず生姜が効いてて美味いです
レストランの中に青い大きなタンクがあるんだけど、これは水瓶
暑い国ならではだよね 前は確かミャンマーとイランで見ました
中はこんな感じ 水をすくって飲む器がひとつ浮いている
僕も流石にこれは飲まなかった
それにしてもスーダン人ってホント気さくでみんな優しい
この優しさはなんかイランを思い出す
8時30分から走り始めて15時40分にガターレフ到着
そこで人の乗り降りがあってまたひたすら国境を目指して走って行く
ガラバッドにはまだ着かない
17時で国境が閉まるって話を聞いてたので恐らくもう今日は国境を超えるのは無理だろう
それでも何とか国境の町には着いておきたい
結局バスがスーダン側の国境のガラバットに到着したのは19時30分だった
街灯の少ない国境周辺はもう真っ暗
国境はもちろんもう閉じている
一緒にバスに乗ってた人で明日エチオピア側に行く人達にこのあたりに安い宿はないかと聞くと「一緒に来い」と言われた
その人達を信じて真っ暗な道を着いて歩いていく
そのうちもう人の姿が見えないくらい道が暗くなってきた
そしてたどり着いたのがこちら
一応建物にはなっている・・・ でもオンボロだ
ここで一晩かぁと思ってたらどうもここは宿泊の手続きをするだけの場所で泊まる所は別のようだ
手続き待ちの列に並ぶ
手続きの建物がこれって事は僕らが泊まる所はもうちょっとマシなはず
この時は当然のようにそう思ってました
だって普通に考えて泊まる宿泊施設より受付小屋の方が立派な建物な訳ないんだから
でも僕が連れてこられたのはここでした
もうね、、、ただの野戦病院
これにはさすがに僕もたじろいだ
ここはアフリカ 受付小屋の方がまともな建物って事がありうる大陸
今さら南京虫がどうとかこうとかもうそんなレベルじゃないです
このスペースは屋根があるだけであとは外
もちろんここにも青空ベッドは健在
外同然のこの宿のお値段、一泊50スーダンポンド(115円)
スーダンの国境の名もなき宿
- ロケーション:★★★★☆
- スタッフ :★★★★☆
- 価格 :★★★★☆
- 清潔感 :★☆☆☆☆
- WIFI :☆☆☆☆☆
※あくまでも個人的な評価です
駅近ならぬ国境近なのでロケーションは星4つにしてます
宿で働いてる人も言葉通じないながらも良い人達でした
宿代はこの世界一周で最安値かな?
清潔感については語るまでもないでしょう 当然ですがWifiなんてある訳ありません
This is Africaです
僕は中で寝る気になれなかったので半分外の青空ベッドを選んだ
宿の人が気を使って青空ベッドの上に薄っぺらいとはいえ布団をかけてくれた
この布団も正直虫が心配だけど気持ちはありがたい
それにしてもスゲー宿だな・・・
インドのバラナシの久美子ハウスの遥か上を越えてきたよ
この世界一周で最安値だけど、この世界一周で一番キツイ宿だ
宿の壁や天井を見ているとよくわからない細長い虫が歩き回ってる
そしてそれを食べにきたヤモリが壁を這い回ってる
上の写真はこの宿のシングルルーム なんと窓付です(笑)
そして下の写真はこの宿のトイレ 思ったより綺麗(?)です
宿の環境が “ここでマリファナ予防薬飲まずにどこで飲む?” って所だったので副作用が気になったけどさすがに飲みました
明日は朝イチバンで国境を越えてエチオピアに入ろう
エチオピアに入ったらゴンダールというそこそこ大きな町に行くバスが出てるはず
それに乗ってゴンダールに到着したらアジスアベバ行きのバスチケットを買う
それで順調に行くはずだ
でも次の日、僕は自分がこの世界一周で一番危ない地域にいる事を思い知ることになる