2019年7月14日
マルセイユからバスに乗ってフランス南部のリゾート地ニースに到着した
フリックスバスを降りた場所からはどうもトラムに乗って行かないと今日予約してる宿までは行けそうにない
とりあえずトラムの駅で見よう見まねで一回ぶんだけのトラムのチケットを購入
これがトラムのチケット
値段忘れたけどたしか2〜3ユーロ
トラムに乗って今日の宿の最寄り駅のJean Médecinで降りた
どうもここはニースの街のど真ん中でかなり観光客向けのお店が多い場所のようだ
僕が今回ニースで泊まった宿はここ
Hostel Lyonnais
- ロケーション:★★★★☆
- スタッフ :★★★☆☆
- 価格 :★★★★☆
- 清潔感 :★★☆☆☆
- WIFI :★★☆☆☆
※あくまでも個人的な評価です
褒めるべきはロケーションと価格のみかなぁこの宿は
親子でやってる宿でお母さんは優しくて頑張ってくれてるんだけどメインで切り盛りしてる息子サンがちょっとクセのある人だった
僕は実害なかったけど他の欧米人とはよくケンカ(言い合い)してました
ただ安さでいうとニースでは一番安いんじゃないだろうか
部屋は綺麗とは言い難くてゴキブリが多かった
特に夜になると子供のゴキブリが活発になります
とりあえずまだチェックイン前なので宿に荷物を預かってもらってまずいつものように街歩き
例のごとく移動日は朝から何も食べないことが多いのでお腹が減っている
ただニースはかなり物価が高いと聞いていたのでとりあえず近くのスーパーに入ってみた
飲み物と軽く食べるサンドイッチとあと人だかりができてたお惣菜コーナーでこのハムみたいなの買ってみた
買ったものを持ってレジに並びに行ったんだけどスペインと同じくここも別にすごい行列ができている
ほんと何でこんなに仕事遅いんだろ
ふと横を見ると無人の自動のレジがあった
ただこれやったことないんだよな どう使うんだろう?
日本でもやったことがないのにいきなりフランスでやってみるのも心配だなぁ
ただもう僕は正直目の前の列に並ぶ気が失せていた
なので思い切って自動レジの方に行ってみました
結果楽勝
基本商品には全てバーコードが付いてるのでそれを読み取らしていくだけ
ちょっとややこしいのは量り売りのパンやフルーツの場合
それをレジに通す時はレジの特定のボタンを押してどのフルーツかを表示させレジの上で重さを測る必要がある
でもそれを理解したらもうほぼなんでも自動レジで購入できるので時間はめちゃくちゃ節約できます
ただこの変わったハムあんまり美味しくなかった・・
妙にギトギトしてて胸焼け起こした
軽い昼食も済ましたので早速目をつけていた美術館に行って見ることにした
到着したのはここ
シャガール美術館
入場料は10ユーロ
僕が珍しくお金を払って美術館にわざわざ来たのはこの人の絵が昔から好きだったから
僕はあまり絵とか詳しくないしそんなにわかる方ではないんだけどこの人の絵だけは何か昔からちょくちょく見ています
地元京都の美術館にシャガール展が来た時も見に行きました
一応こっちが本場なのでちゃんとしたところで見ておきたかったわけで
シャガールはロシア出身のフランスで活躍した画家だ
フランスで画家としての活動をしていた彼はフランス南部に永住することを決めてフランス国籍を取った
結構ものをはっきり言うタイプの画家だったらしく毒舌家でピカソと仲が悪かったらしい
彼の代表作はニューヨークからアムステルダムから本当に世界中の美術館で見ることができるが中でも一番彼の作品が集中しているのがこのシャガール美術館だ
この絵とか超有名だよね
またシャガールは妻ベラへの愛や結婚をテーマとした作品を多く製作していることから別名「愛の画家」と呼ばれている
本場でシャガールの絵をゆっくり見ることが出来て大満足だ
シャガール美術館を出た僕は続いてCastle Hill(キャッスルヒル)というニースの街とニースの有名な海岸線を展望できるという丘に向かった
30分以上かけてキャッスルヒルに向かい坂道をさらにひたすら登り、丘の上にあがるとようやくニースの街が見え始めた
ここもポルトガルのポルトのように屋根の色が統一されていて綺麗だ
ふと上を見上げると滝のようなものが流れていてどうもそちらの方にも観光客がたくさん上がって行ってる
僕も他の観光客について滝の方に上がってみた
そしてそこからはフランスを代表するリゾート地ニースの海岸線を眺めることができた
これが色々と噂に聞いてたコート・ダジュールか
スペインでは地中海の海岸線のことをコスタ・デル・ソルと呼ぶ
そしてそれがフランスに入るとコート・ダジュールという名に変わる
まだフランスにさほど興味もない時にフランス好きの同僚の女性からよくこのニースの話を聞かされていた
僕は紛れもなくその遠い世界だった話の中のコート・ダジュールに今辿り着いたんだ
そしてそれをこの丘から眺めている
真夏のコート・ダジュールのビーチにはたくさんの観光客が訪れていて昔見た日本の海水浴場のように混み合っている
僕もせっかく来たんだから明日にでも一度ビーチに出て泳いでみよう
なかなかいい景色を見せてもらったな
で、次は滝
これは自然にできた滝なのかな?
強烈に暑い日差しの中マイナスイオンをふりまいて僕らを気持ち涼しくさせてくれる
その時たまたま隣にいた欧米人の会話が聞こえてきたんだけど、どうもその会話を聞いてる限りさらにこの滝の上に登って街を眺めることができるようだ
そんな情報聞いてしまったからには行くしかない
滝の裏側にあった石段を登って滝の上に出てみた
滝の上からは少しとはいえさらに高さが上がったことでより一層綺麗にニースの街とコート・ダジュールを俯瞰する事が出来た
パノラマ写真も撮ってみた
この辺はカモメがめちゃくちゃ多い
しかもここのカモメ割と人に寄ってる 普段エサでももらってるのかな?
それにしても凄い人だ
夏真っ盛りでハイシーズンとはいえ世界中から人が集まってきてるのがわかる
別名フレンチ・リヴィエラとも呼ばれるこの風光明媚な保養地
ここに来る事が出来て本当に良かった
今度は下に降りて僕もコート・ダジュールの海岸線を歩いてみよう
コート・ダジュールの沿岸部にはこのニースだけではなく他にもカンヌやアンティーブ、モナコなどの街もある
その中でもこのニースはバカンスを過ごす観光客に大人気の地
ビーチバレーとかやってるの久々に見た(笑)
ただよく見るとこのコートダジュールのビーチ、砂浜じゃなくて小さな石なんだよね
これはちょっと残念だった
浜辺はもちろんの事、海の中も全部下は石
石とは言ってももちろん波に揉まれて石と石がぶつかり合って石の外側は削れてしまっているために全て踏んでも痛くない丸い石なんだけど、それでもやっぱりきめ細かな砂浜に比べると裸足で歩くのは若干痛い
そう考えるとここは本気で泳ぐような海ではなくて、日光浴をして後はこのコートダジュールを眺めておくような場所なのかもしれないねこの浜辺は
あと余談ですが実はここも何気にトップレスになってる女性います
もちろんスペインのマラガで見たヌーディストビーチほどではないんだけどこのコートダジュールでも脱いでる若い女性はいました
夕方になるとコートダジュールの浜辺の一番近い道路でなんかの式典が始まっていた
なぜかわからないけど僕はその町に到着した日に何かしらのイベントに出くわすことが多い
ただ何の式典かわからなかったし事前に調べてもいなかったので興味もなく人が多すぎるので早めに退散した
ニースの街の中心に戻ってきて宿に改めてチェックインしてドミトリーの部屋に入ると一人のアジア系の青年が「日本人ですか?」っと話しかけてきた
彼の名前はハヤト君
バイクと車が好きなめちゃ爽やかな超イケメン君です
宿のバルコニーからニースの裏路地を見ながら、そして夜は部屋に出て来たゴキブリ達を見ながらお互いのことを話した
話す物腰といい謙虚な姿勢といい話してるだけで育ちの良さが伝わって来る
多分ハヤト君いい所の子です(笑)
でもそんな素ぶりを微塵も見せないのがまたいい
多分本当はもっといいホテルに泊まれるんだろうけどこんな綺麗ちは言えない安宿のドミに泊まってる
きっとこれは彼なりの社会勉強なんだろな
彼は明日の朝からモナコに行く 僕もモナコには行く予定だが1日遅れ
せっかく出会えたのにたった1日しか一緒にいれないのが勿体ないくらいの人柄だった
そしてハヤト君旅立ちの朝
ここから彼はプライベートタクシーでモナコに向かう
お互い住んでる世界は全然違うかも知れないけどまた日本か世界のどこかで会えるといいね
ニース路地裏の安宿でハヤト君のような好青年に出会えたのは観光客だらけのこのニースでの唯一の収穫だよ
これからも良き旅を!